こんばんは、ゆっきぃです。
今日のテーマは、我が国が誇る陸上自衛隊の最新装備である、
10式戦車と機動戦闘車について。
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90式戦車 | 10式戦車 |
10式戦車とは、老朽化した陸自の74式戦車を代替する新型戦車である。
2010年から調達が開始されたばかりで、現在のところ13輌分が取得されており、
また中期防整備計画の発表によると、2011年~2015年の間にさらに68輌を調達することが決定されている。
現在の主力戦車である90式戦車は50tという重量ゆえに、本土での架橋や高速道路での走行に問題がある為、
北海道での運用が主となっており、本土防衛には旧式の74式戦車が配備されている。
この点で10式戦車は90式戦車よりも軽量化し、重量を44tに押さえ本土での戦略機動性を高め、
同時に火力・装甲・機動性の全てが90式戦車よりも上回るか同等以上を目指した戦車である。
また統合的な戦術情報・指揮システムであるC4Iシステムを搭載することにより、
結果的に10式戦車の作戦能力は90式戦車を凌駕することと思われる。
外観上も90式戦車に比べ丸く小さくかわいくなった。
これから先は本土の74式戦車は全て退役し、北海道は90式戦車、
本土は10式戦車という配備態勢になっていくだろう。
尚、日本の戦車の寿命は概ね25年から30年前後と認識されており、これに従うなら、
2015年以降から90式戦車の順次退役が進行する可能性があり、
それも10式戦車で代替するかもしれないが、まだ未定である。
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機動戦闘車のイメージ図 | M1128ストライカーMGS |
機動戦闘車とは、現在陸自向けに開発中の装輪装甲車。
搭載予定の105mm砲は軽戦車や装甲車、歩兵陣地や建造物などを撃破する火力を有し、
加えて装輪方式により舗装された道路などでは時速100kmで機動できるものとし、
また戦車に比べ重量が軽いので輸送機による空輸も視野に入れている為に
侵攻を受けた際の即応展開能力に優れるが、
その分装甲は機関砲などに対する抗堪性を有する程度とされる。
これらの特徴により、歩兵の直接火力支援、または機甲部隊の偵察任務などの任務が想定されており、
第二次世界大戦時の突撃砲や対戦車自走砲の現代版といったイメージ。
同様の兵器としてはアメリカ軍のストライカーMGS、イタリア軍のチェンタウロ戦闘偵察車がある。
しかし機動戦闘車のような兵器には性能のバランスから、欠点もいくらか存在する。
105mm級の砲は前世代の戦車や軽戦車なら撃破できる可能性があるが、
第一線級の現代主力戦車に対しては明らかな力不足であり、
想定されている対戦車戦闘任務に充てるには危険が大きい。
あくまでも歩兵支援の為の陣地や装甲車への砲撃がメインといったところ。
また装輪式というのは、装軌式に比べ接地面積が小さい為に「踏ん張る」ことができず、
自分の砲撃時の車体の動揺を抑えるのに時間がかかり、
よってその場合には速射性能と命中精度に不安がある面で、
同級武装の装軌式装甲車よりも攻撃力が低下すると思われる。
もっとも、10式戦車の開発で得られた技術成果を導入することで、
ある程度車体の動揺を抑制できるとの発表もあり、実車の登場待ちといったところ。
もっとも重要なのが、財務省的には機動戦闘車を戦車と同種の兵器と認識していることだ。
つまり財務省は陸自の戦車の保有総数を一旦は600輌と定めたが、
これは90式戦車や10式戦車と機動戦闘車を合わせた数字ということになる。
機動戦闘車はあくまで装甲車であり、決して戦車ではなく、
火力・装甲・路外機動性の各性能を見ても、戦車の任務を代替することは到底できない。
もしも機動戦闘車を100輌生産すれば戦車は500輌しか保有できないことになり、
これでは陸上戦力の低下は明らかなので、この認識が改定されなければ、
せっかく開発された機動戦闘車は「いらない子」扱いとなるかもしれない。
しかも12月17日に発表された新しい防衛大綱では、さらに戦車を400輌まで削減するという。
この400輌というのが機動戦闘車も含まれた数字なのかどうかは記載されていないが、
もしも含んでの数字なら、尚更せっかく開発した機動戦闘車は不憫に思える。
10式戦車よりも機動戦闘車を優先する理由は思い当たらないので。
現在、陸自には341輌の90式戦車と、約550輌の74式戦車があり、戦車は合計900輌ほどである。
74式戦車は順次10式戦車に置換されるものとして、ここからどういった配備模様となっていくのか。
平和ボケからそろそろ抜け出さないといけないような時期なのに
そうだね、少ないと思う。
南西諸島重視の為の動的防衛力に転換といいつつ、
戦車の削減は矛盾してると思うな。
その分海上戦力を増強するみたいだけど、
戦車は必要だ!
7Dか2Dの戦車連隊削減して本土にまわすつもりなのかな。
市街戦にも有効という戦訓もあり、価格も抑えた10式の配備数が経るのは残念だなあ…。
戦車よりも火砲削減のほうがより深刻だけど。
今回は全体的に陸自がかなり割を食ってるね。隊員数も1000名減数だし。
海自の潜水艦が16隻から22隻への増強は最初飛ばし記事かと思ってたけど実現できてなにより。
ゆっきょん
Bloodline Championsとかどうだい?
http://www.bloodlinechampions.com/
http://www.negitaku.org/news/14048/
自分も余り知らないけど
「ゲームの基となったのは、現在メジャーな eSports タイトルである『World of Warcraft(以下 WoW)』のアリーナと言われており、コアなゲームモードとなるのが 3 対 3 のアリーナモードであることや、キャラクターの役割が Healer(回復役)、Ranged(遠距離攻撃)、Melee(近接攻撃)、Tank(タンク、硬い前衛)に分かれているのも類似している点だ。」
UOのPVPと似ていると良いのだけれど
因みにレベル上げとかは無いょ
HDDがクラッシュしました
ARMA2再インストール中ですorz
中国はまだ日本の海自に勝る能力は無いと思いますが、近い将来追い抜きそうですね。
潜水艦もまだまだ22隻じゃ少なく感じるけど、
まあ増えてよかった。
日本の自衛隊は一度純減しちゃうと、定数増は難しいから、
今回の400輌が定着してしまえば戦車の定数増はしばらく難しいだろうね。
>>さざん
見た限りUOとはぜんぜん違うかな。
あんまり興味ないかも。
面白いのかな?
Arma2で待ってるよ!
>>海自を増強してものUnknown
そうだね。
それに過去にブログに書いたけど、陸上の重火器を増やすことによって、敵にそれを上回る規模の海上部隊を進出を強制させることにより、それが抑止力となるのにね。
日本は世界的に見て最も複雑な地形と道路網をもつために、地上戦が起こるとすれば常にゲリラ戦的なものになるでしょう。
それならば規模を縮小して兵器を最新に保つことを優先したほうがよさそうです。
そう考えても400輌は少ないでしょうか?
有事の際に撃破や損傷などで稼働台数が減った場合、搭乗員も含めた戦力の回復力にも影響するんだろうな
ものすごく面白いテーマを持ってきたね。
今日のブログ記事にしようと思うので、
あなたへの回答は更新する次の記事を御覧ください。
>>保有数を減らせばのUnknown
長い目で見ればそういう部分の低下もあるかもしれない。
しかし現在はとりあえず10式戦車の生産を開始しており、
最大保有数が400輌に定められようと、生産ペースは今までと同じく年間10輌ちょいの一定ペースで持続します。
なので74式戦車を置き換える今の段階では、生産分野ではそう影響はなく、
まあ十数年後に10式戦車が保有台数に達したときにまだ400輌と定められているなら生産基盤の縮小はあるかもしれないね。
歩兵戦闘車としてはいい性能だろうに・・・
どうせ採用されないんだろうな。
それを戦車と一緒に区別するなよ!!
もう諦めました。
日本の平和ボケは戦争がおきない限り直りません。
もういずれ警察予備隊程度になるのでは?
F-Xの新型戦闘機だって決まってもいなし、どうせ削減だろうし・・