シヴィライゼーション5の新情報

2010-03-04 19:46:10 | 新作情報

欧州のゲーム雑誌にCiv5の情報が掲載
http://blog.stack-style.org/2010-03-04-01/欧州のゲーム雑誌にCiv5の情報が満載


Civilization V(Civ5) の新情報です。
前回の情報 よりもさらに具体的な新仕様がたくさん出てきました。
個人的に特に気になる点を以下に列挙。


・戦闘象30体を1タイルにスタックできた前作とは異なり、1タイルに配置できるユニットは1体のみ。
 野外だけでなく、都市でも同じである。この変更により、戦争はより戦略的かつ広範囲なものになる。
 敵首都と隣接する丘の間だけで繰り広げられていた戦争は終わった。
・すべての距離ユニット(カタパルト・弓兵・マスケット兵など)は、1タイル離れた場所にあるなにかを攻撃する能力を持つ
・この変更により、丘陵や森林、湖は、(地形がお飾りに過ぎなかった)以前のシリーズと比べて、もっとずっと重要な存在になる


やはり大方の予想通り、スタックが廃止されたことで戦闘はより広い範囲で展開されるようになったとのこと。
Civ3やCiv4では都市の上かその周囲でしか主たる戦闘は行われなかった点が改善された。
今作からのスタック廃止により、戦争時は国境にユニットを並べた戦線(Frontline)が形成され、
野戦において敵戦線の突破に成功した側が後背の無防備な都市を蹂躙できるといった形になるようです。

遠距離砲撃システムはCiv3であった仕様が復活したもの。
離れたヘックスの敵ユニットを砲撃しあらかじめ漸減できるもので、
丘陵の上に砲兵ユニットを配置すると砲撃能力が強化されるらしい。
(射程距離が伸びる?)


・ヘックスの支配は、いつも不必要な土地が大量に存在した以前のシリーズより、もっとずっと難しく、重要である。
 Civ5では、プレイヤーは1度につき1枚のタイルしか接収できない。
 ただし、そのエリアに金銭を投資することにより、スピードを速めることは可能である。
・(森林や山岳のような)険しい地形のヘックスを征服するには、長い時間がかかる。
 たとえば、沼地 (swamp) エリアを征服するには、周囲のほとんどすべてのタイルを所有する必要がある。


別の情報と照らし合わせれば、文化などによる領土拡大速度が緩やかなものとなるらしい。
Civ3やCiv4などでは一度の文化拡張で都市圏がぐわっと周囲マスに広がっていたのを廃止し、
1マスずつ緩やかに広がり、そして金銭を投じることで速度を早めることができる。
また、険しい地形を支配下に置くには時間がかかるというのも今までには無かった概念。


・州政府?/都市国家? (State Governments) は、外交におけるホットスポットとなる。
 州政府がプレイヤーの望むエリアに存在しており、他のプレイヤーから支援を受けていたとする。
 プレイヤーがその都市を攻撃したら、AIは怒り狂うだろう。
 しかし、その地域には、文明の生存に欠かせない重要な資源が眠っているかもしれない。


MAP上には都市国家文明がいくつか点在するようになる模様。
これは勝利を目指さない小規模なAI文明であり、外交や貿易などで利用して利益を得てもいいし軍事力で征服しても良いという。
バチカンやシンガポールのようなものだろうけど、具体的にどのような利益をもたらすのか、
どのような規模で存在してるのかがまだわからない為なんともいえないなぁ。
自文明の領土内に存在してて邪魔な位置だったら征服しちゃいそう。


・技術交換はまったく存在しない!これは、技術で遅れた文明が、
 一夜(あるいは、1ターン)にして強力な軍事国家に変貌するのを防止するため。


今回発表された情報の中で一番大きな変更点がここだろう。
技術交換の廃止である。
まぁ確かに、圧倒的後進国が先進国の援助によりあっという間に
先進国並の技術水準となるのは不自然ではあったけども、大胆に変えてきたなぁ。

当ブログのCivマルチレポート を見て頂いてもわかる通り、
マルチ対戦の外交において技術交換による駆け引きってのは主たるものだったので、
これが廃止されたことでどう変わるのか、どのような駆け引きが行われるようになるのか、楽しみ。

また、以前までの技術交換に取って変わって、新しく技術共同研究みたいな外交コマンドが実装されるようです。
これにより一気に未知の最新技術が広まるのではなく、ゆるやかに技術開発が進展していくようになるのかな。
他の情報を見ても、どうやらCiv5では国家間の同盟や外交によるメリットを拡張していく方向性のようです。


以上が個人的に気になった、変更・追加の影響が大きいと思った部分。
他にも様々な変更点や新仕様が発表されてます。
今回の新情報の中で発表された新しいコンセプトである「社会方針」については、
まだ具体的な内容が出ていないのでここではコメント無し!