戦争システム感想

2008-04-24 15:04:11 | Pandora Saga

昨日、パンドラサーガで初めて戦争に参加してきた。
いつも未開で殺し合う戦争ではなく、戦争システムのほうの戦争。
人数制限があり、クラン員と一緒に出撃できる確証がないため、
今までは興味なくスルーしてたけど、友人に誘われたので一緒にいってきました。
無事に正規兵登録できた。


最初の疑問は、砦を守らなくても敵国兵を殺せばポイント勝ちできるという仕様。
これによって、砦を守らずにあくまで固まって、敵兵を殺すことだけに集中するのが有効という状況が発生してる。
その為に、運営が開発日記で書いてたような、少数兵力での防衛とか、兵力を分散させる判断とか、
そういうのは損害を増大させる要因にしかなってなく、砦を放棄してでも全軍固めることが有効とされてる。

そもそも何の為に戦ってるんだろうか。
一般常識的に、戦争は敵兵士を殺すために行われるもんじゃなく、
何かの目的を達成させる外交手段の一つとして行われ、
敵兵を殺すのもその為の一手段に過ぎない、というのが定説。

これは政治戦略レベルの話に見えても、作戦・戦術レベルでも全く同じである。
前線でのある目標を達成させる手段として、敵兵を殺すというものがある。
その目標は強固な陣地を除去することとか、占領地帯を奪取することとか、包囲網を破ることだったりとか、
とにかく敵の戦力を削ぐというのは何か目的があっての行為であり、それ自体が目的にはなりえない。
よくあるジェノサイドや民族浄化さえ、敵に抵抗戦力が残っていては起こりえようがない。
これも戦闘が終結した地域などで起こりえるもんである。

パンドラサーガでいうなら、砦を死守するまたは奪取するというのが作戦上の目標ならば、
それのみによってポイントを上下させるべきであり、砦を捨てても敵兵を殺すことで勝てるルールならば、
敵兵を殺すこと自体が目標となり得てしまう状況なのではないだろうか。
何の為に戦うのか、なんてのはプレイヤー一人一人には重要じゃない事柄に見えても、
現実にこの仕様の為に、砦ルールが死んでいるという状況が目の前にある。


まぁルールなどは改善されるべき点があると思うけど、大規模に戦っている感は出てた。
ただやっぱり、上記のキルポイントが大きいせいで、各軍とも戦力を固める運用が多く、
結果的に本隊同士の衝突ばかりで、大味な戦闘となっていたのも否めない。
やはり兵力の分散、小規模な小競り合いなども誘引し戦闘のバリエーションを増やすならば、
一人一人が死ぬことでチームにもたらされるマイナスを低くし、砦の重要性を高める必要があるとは思う。

まぁ個人的な事情を言わせてもらえば、ルールとか以前に、
クラン員で固まって出撃できる可能性がすごく低い時点で戦争に対しての興味は喪失されるので、
ルールが改善されても結局そう多く戦争に参加することはなさそうな気もするけど。