Civ3(1) - 世界の幕開け

2006-11-18 01:43:33 | Civilization

今日は4人でCiv3をプレイ。
なぜ最新作のCiv4じゃなくCiv3かというと、全員持ってるのがCiv3だったから。
地球によく似た惑星で、それぞれの文明(国家)を大きくしていくゲーム。
過程には内政・外交があり、科学技術を研究して文明の利器を発明したり軍事力を高めたり、
時には他国と軍事同盟を結んで戦争したりすることもある。
とても面白いゲームですので、興味ある人は読んでみてください。


今回のそれぞれの担当国家。

ロシアyukky(俺)
イギリスpoco
バビロニアNoeLiam
ヒッタイトMiranda

参加者は全員UOプレイヤーです。
担当国は全てランダムで選んだもの。
で、ゲーム開始。


少し歩いて、首都のモスクワを沿岸&川沿いに建てる。
沿岸に建てたことで港湾都市にでき、川沿いに建てたことで人口の繁栄が期待できる。
周囲は砂漠が多いが、生産力のある地形もまずまずあるので、ここから、俺の野望がスタートだ。

戦士ユニットを動かし、南を探索すると、そっこうヒッタイトと遭遇。



どうやらお互いの首都が近かったようで、首都同士の国境線が見える。
早すぎる接触だ。
とりあえずお互いの手持ちの科学技術を交換し合い、
さっそく赤い円で囲まれた土地の領有権についての協議を始める。

ヒッタイト 「すまないのだけれど、ぶどう(の土地)はもらいますよ。」
ロシア(俺) 「じゃあ、ぶどうはとらないでおく。そっちの首都のほうが近いからな、正当な領有権だ。
そんかわり、こっちの丘陵に要塞建てるよ。」

ヒッタイト 「了解」


協議での合意の結果、俺はヒッタイトに対しての前線都市のセントペテルブルグを丘陵に、
ヒッタイトはぶどう収穫都市タルソを建設。
ぶどうは国民の不満を取り除くためには重要な資源なのだが、
あまり序盤に隣国を刺激して争ってもなんなので、ここは譲歩。
これにより最序盤なのにさっそくヒッタイトと国境線を接することになる。

また、ヒッタイト領内には河川が流れてないため、モスクワの川からヒッタイト領内まで淡水を引いて欲しいとお願いしてきた。
ロシアとしては淡水を引く代わりにぶどうを輸出してくれと条件を出し、ヒッタイトはこれを承諾。
こちらが淡水を使用させる代わりにあちらはぶどうを輸出、これが両国間で取り交わされた最初の協定となった。
領土で譲歩しても、結局ぶどうゲット!
このしばらく後、ヒッタイトが労働者をロシアに派遣してきて自ら淡水を引く工事をしていった。


この後、少し世界チャットでみんなが雑談をするのだが、それぞれの出だしを語り合った。
イギリスはバビロニアを脅威と感じていること、バビロニアは我がロシアを脅威と感じていること。
そして隣国ヒッタイトは、なんと初期地点が半島だったらしく、
ロシア領に出口をふさがれてるのでこれ以上領土拡張ができない状態らしい。

これはやばい。 ヒッタイトもやばいだろうが、俺としてもプレッシャーがかかる。
なぜかというと、こう初期に追い詰められた国家がやることといえば、
やけになっての軍事力増強>戦争か、他国と組んでロシアへの包囲網だと相場が決まっている。


そして、ロシアのはるか北東に、真っ赤な国境線がみえる。
これはまさしくバビロニアの領土で、つまりロシアはヒッタイトとバビロニアに挟まれている。
ってことで、ヒッタイトはバビロニアに助けを求めるものと推測し、
いつかきたる二正面作戦に向け、二国同時に相手にしても負けない巨大な軍事力がロシアには求められる。

が、そうならないためにも外交的手段は尽くすわけで、ヒッタイトに対しては割と寛容な態度で臨む。
飴さえあげとけば戦争なんてことは起こさないだろうと。
ヒッタイトも「ロシアの属国となろうかな」などと言ってるがあまり信用できないため、
飴を与えつつも、謀反なんてことができぬように制限するとこはしていくようにする。
ただセントペテルブルグより南の半島全域においてはヒッタイト領とすることを認めた。
まあ正当だろう。

とりあえず表面上はほとんどロシアの属国と化したヒッタイトは、
ロシアとこの後長らく研究技術の共同開発を続けることになり、資源の貿易も活発に行うことになる。
これは軍拡によってほぼ経済が破綻していたロシアにとって、大きな助けとなった。


ロシアの科学力で鉄器技術を世界で一番乗りで開発。
MAP上にある「鉄」資源は、この技術を開発することによって初めてどこに存在するかを視認することができ、
この鉄は強力な兵器生産には欠かせないものなので、保有してるだけで大きなアドバンテージになる。
誰よりも早くこの鉄資源がどこにあるかを割り出せたロシアは、自国領付近を見回る・・・と、なんと!
モスクワより南東に一つ・・・北東に一つ・・・北に一つ・・・
なんとロシア近郊に3つも鉄が産出されている。
ロシアが二国相手に軍事力で勝つためには、これらの鉄の独占が必須条件!


地図で見るとこの位置でそれぞれ産出されている。
誰にも気づかれないうちに、誰よりも早く、これらの領土は手中におさめなければ・・・。

ここで、バビロニアから技術交換の申し出があるが、
あくまでも鉄器技術は持ってないふりをして、他の技術を交換する。
属国ヒッタイトとも頻繁に技術交換をしているが、ずっと鉄器は持ってない素振りをみせる。
両国とも鉄器技術はまだ持ってないので、俺の鉄資源独占計画はばれてはいない・・・。



北東の一番遠い鉄産出地に、まずはノヴゴロドを建設し、(バビロニアには一番近いので)
次にモスクワの南東のほうの二つ目の鉄のとこにロストフを建設する。
と、ここでなんとヒッタイトから

ヒッタイト 「今戦士がいる位置の一つ右上(赤丸で囲んだとこ)に都市を建てさせてください。
染料資源には触れませんから。」

怪しい・・・。
こいつ、まさか鉄がどこにあるか知ってやがんのか? ロストフの目と鼻の先とは。
裏切られるとすれば、ここを奇襲される可能性がある場所だ。
しかも資源にはわざわざ触れない位置に建てるって、それならそこはジャングルしかない、開拓しなければ不毛の地だ。
余計に軍事的意味合いが強いようにしか見えない。
ぶっちゃけロシアとしてもそこに都市を建てられるのは冷や汗ものだが、
あまり制限しすぎるとそれこそ反抗するかもしれないし、面倒なジャングルを開拓してくれるかもしれないので・・・

ロシア 「半島から出ることは許容しがたいな・・・しかもそこはこちらとしても戦略的要衝だ。
しかし、そこに一切の軍事ユニットを配備しないのなら都市の建設を認める。」

ヒッタイト 「了解、ただし、他国の侵入はさせないようお願いします。」
ロシア 「了解、そこはロシア軍が保護しよう。」

ということで折り合いをつける。 まだヒッタイトは鉄器技術を持っていないので鉄の産出は見えてない。
ロストフ奇襲作戦のものではないと信じ、軍備がおけないのなら奇襲もとりあえずはできないだろう。

またこの後もこの領土についての協議を行い、
ヒッタイトにここの都市に弱小戦士ユニットを置くことだけは認め、(そうしないと内政面で辛い面が出てくるので)
それ以上の攻撃的軍事ユニットの配備は一切認めない。
ついでに染料資源もヒッタイトが確保する代わりにジャングルを開拓し、
産出された染料資源の一つをロシアへ上納するということで決議された。
めんどい管理やジャングル掃除は他人任せだぜ。
ロシアは広い国土を整備するのに忙しい。


またこの頃、さすがにそろそろ鉄器技術開発の素振りを見せないといい加減怪しいので、
本当ははるか初期に開発が終わってるのに、ヒッタイトへ「鉄器開発@11ターンで完成」と伝える。
ぶっちゃけ信じられてないこと前提だが、表向きはとりあえずこう言っとかないと仕方ない・・・。
11ターン中には最後の鉄資源もロシア領内に入れることができるだろう。

ヒッタイト 「どうやらロシア領に鉄が出てるとの情報が・・・」
ロシア 「へぇ。」

と、どこから手にしてきたかわからない情報とやらで鉄確保してることがばれる。
俺はさも鉄器はまだ開発してませんよ、偶然領内に沸いたんですよと言いたげな返事を返す。
認めることも否定もはっきりとはせず、またヒッタイトもそれ以上は追求してこなかった。
しかしどこからその情報を入手してきたんだか、ヒッタイトのただの鎌かけかなとも思った。



モスクワの北方に、最後の鉄産出都市を建てる。
これで、3箇所の鉄産出地を全て独占するという計画が成功。
同時に、交渉で鉄器技術をヒッタイトに渡し、ヒッタイトも鉄の産出状況が見れる状態になる。



サーセンwwwww
ひねりもなにもないコメントだw

しかし、これにて圧倒的に軍備の質では他国を出し抜けたものの、
反対に軍事力と国力が突出しすぎて世界情勢においての外交的包囲網を食らう可能性が高まってきた。
軍事的優位には立ったが、ぶっちゃけロシアとしてもかなりプレッシャーがかかる情勢。
ここで属国ヒッタイトに謀反を謀らせないように上手く操らなければ、裏切られ、
世界中を敵に回してしまい、完全に孤立してしまう。
ヒッタイトに対しては逆らいたくても逆らえない、逆らってもどうしようもない、
そんな状態を作り出さなければ。

一見、外交上は大人しくしつつも、ロシアの軍事力を確実に国内で高めていき、
対ヒッタイト前線のセントペテルブルグを要塞化させ、軍事ユニットを第2軍として大量に配備する。
一方で主力はバビロニア戦線、こちらのほうにはさらにたくさんの軍事ユニットを第1軍として配備する。

ぶっちゃけ財政はかなり破綻していて、科学技術開発はほとんどヒッタイト任せ。
ロシアは内政ほっぽりだして軍拡に全力を注いでいるが、ヒッタイトはロシア軍に守られた半島でぬくぬくとシムシティしてるので、
領土は小さいながらもヒッタイトの経済力・技術開発力は世界でも1位となる。


~ 続く ~