1970年代のVICTORは'70年のvideosphearをはじめユニークな製品が多かったが5T-22、5T-24、5T-26はお一人さま用の5 inch小型白黒テレビ。5T-22は'73年製造というシールが貼ってるのを見たことがあるので数字の順に改良が進んだのかもしれない。
5T-22(V) (V)はVHF専用機
5T-26V
ブラウン管を破損してしまって復帰の目処が立たない。他機種のを移植しようとしたのだがうまくいかなかった。5T-26(V)は電源が内蔵されていて「フリフリ5」という呼び名があったらしい。(videosphearはフリフリQ)
5T-24(V)は手持ちの'76回路図集に掲載されていた。
電源は内蔵されていないので外部のアダプターもしくは底部にある電池ボックスから。しかし電源を繋いでも通電しない。(DC電源ジャックは通常と逆で中心はマイナスなので注意が必要)
調べてみるとボリュームに付いている電源スイッチの不良とわかった。基板から外して分解できないか見てみると
不具合の原因は基板とスイッチを繋ぐ金具部分の接触不良だった。金具を磨いてハンダを盛って修復しこれで稼働するようになった。全体を極細のコンパウンドで磨いたが傷は少なく外観は良好。
5T-26は横に長く、5T-24は縦に長い。なんとなくバランスが悪く垢抜けない気がするが一周回ってちょっと魅力的かも。背面に専用電源アダプターが引っ掛けられる(のだと思う)。本体のDC電源ジャックの配線を一般的な中心プラスに変更しようかと思ったが将来専用電源アダプターが入手できた時のためにそのままにしておきます。
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