ヘボのアルバム (続編)

四季折々の戯言を・・・
そこから何が読めて来るか?

     『 ヘボ紀行・・・⑫ 』

2016-08-04 16:09:15 | 日記

             


yには幼馴染の無二の親友でHiromu君と言う蜂狂が居る!!!
コイツ、中々の働き者でツイツイこの間まで建築会社の社長をしていた・・・
一時は従業員20人位使い諏訪の南:南諏界隈で羽振りを利かせていた・・・ 羽振りを利かせて居と言ってもそんじゃ其処らの成り上がり者の社長と違い威張る訳でもなく悪餓鬼仲間の同級会では中々の人気者だった。
俺らは80歳の声を聞き悪餓鬼の同級会を毎年生まれ故郷の八峰苑で遣ることが決まっている・・・

八峰苑と言えば八ヶ岳山麓のリゾート地で此処には葉百合園があり、天然風呂があり、また冬にはスケールこそ劣るがスキー場もある・・・
80歳を超える爺婆の悪餓鬼が40人近く集まるからモノである!!!
この悪餓鬼軍団の同級会はそんなに飲む訳でもなく同級生故人を忍んで後追いしないよう念願して故人達を供養する習わしになっていた・・・
ついつい2~3年前だったかHIromu君がオモロイ企画を企てた。
11月初旬だったが同級会の翌日爺婆で「スガレ追いひ」をしよう!!!と・・・
こういう話は1年先からの企画で集まった半分の爺婆20人ほどが決意した結果だった・・・
婆の先方を走るのはSonoさんとshigekoさんだった・・・
Shigekoさんは大きな病院の看護婦長まで遣って来た大物でこういう大物が加わると「スガレ追ひ」大会は盛り上がる・・・
企画団長は言わずと知れたHIromu君だ!
師匠には極楽蜻蛉爺が付いている!!!
が、しかし、11月初旬ともなると八ヶ岳山麓は気候の変化が激しく当日は朝から小雨が降り注いでいた・・・
ガッカリした女衆:SonoさんとShigekoさんの顔が今でも忘れられない!!!

そのHiromu君が正月明け防護服を買いたい!!! 紹介してくれないか?と・・・
蜂狂仲間のモノを入れ2着の注文だった!
岐阜の親友Ootaさんに電話を入れ2日後には届いた・・・
そして、シーズンになったらこれを着て生掘りを教授してくれないか?と・・・
その教授の依頼がついつい半月ほど前になった!!!
唯、八ヶ岳山麓は今年不作で巣があってもピンポン玉!、ピンコロさんの巣等でHiromuの奴ショ気ていた!!!
そして、巣を見付けたら電話するから着て生掘り講習をしてくれないか?と・・・
二つ返事で引き受けた!!!
しかし、幾ら経っても電話が来ない!!!
八ヶ岳山麓は不作という情報は聞いていたので此方でも近場で巣を見付けだしていた・・・
Hiromuにプレゼントした巣が早々に見つかり声を掛けていた・・・
しかし、Hiromuの奴一向に乗り気にならない!!!
高速で来て40分、現場まで10分、生掘りに1時間だぜ~~~~というが、奥方の病状が・・・とか仲間の小池がどうとか・・・
走行している内に生掘り適期が過ぎて行く・・・
人懐こいHiromu,遠慮しているように見受けられた・・・
場所が場所で道端超1級の「コバクロ」故この儘にして置くのは勿体無い!!!
そこで思いついたのは、貸してある飼育箱、今年は不要!!!と知り、これで飼うことにした・・・

昨日、飼育箱の回収、そして、今日、生掘りを決意した・・・
昨今8月に入り生掘りした経験も薄くなり大丈夫かな?と内申不安を抱く・・・
我が家の飼い蜂経ち、ブンブン丸で多分デカ過ぎではないか?と・・・

この所降り続く大夕立!!!
土目はしっかりとべチャベチャの水気を吸いこんでいた・・・
足場はやや急坂でとてもじゃァ~ないがイイとはいえない!!!
デッカイ通い穴が真下に向かい開いていた!!! 余りにも良過ぎる通い穴だ!!!
通い蜂はひっきりなしに帰ってくる・・・
超デカ!!!と判断した!!!

それからが墓場行きの難工事に・・・
深さ50cm、盤面50平方cm、幾ら掘っても巣盤に当らない!!!
デカイ土竜の穴が縦横に走っていてどうやらこれを使っているらしい?1時間近く制すっている内に攻撃蜂が2匹出て来た!!!
「シメタ!!!」
と同時に攻撃蜂が200~300匹吹き出て来た・・・
今年、こんな難工事は初めて!!!
ハタと考えた・・・
この攻撃蜂を何とかしないと生掘りにならない!!!
タモで掬い出した・・・
タモは見る間に重くなる!!!100匹近くはいただろうか?
そして、巣は出て来たもののどう収めるか?考えながらの土掘り・・・
其処は地表から60~70cmも深い静寂の世界で今年初めての難工事だった!!!
近場に檜林や唐松林があるのでやや赤黒い今年初めての赤巣だった!!!
ワヤがやや壊れたが、18cm角の大物で働き蜂の数凡そ400~500匹!!!
偉い騒ぎだった・・・
昨今はこういう代物でも動じなくなったので風呂敷の力を借り完璧に収められた・・・
しかし、同時に腰の力が入らなくなり、超クタクタ!!! 腑抜け状態になってしまった!!!
生掘りを開始した6/中~7/上とは打って変わって超難工事に!!!
今時の巣は巧く行く場合もあるが得てして悪戦苦闘する!!!
Hiromu君が見ていたらどんな反応を示したであろうか? 思うに恐ろしくなり放り出すのでは?
始めて生掘りを見る人は恐ろしくなり放り出したくなる!!!という・・・

三宅式の初期の飼育箱にセットしてやった!!!
当然土入れ!!! 山の飼育場、大木で覆われた涼しい場所故完璧に過っ着するだろう・・・
移籍お祝いに鶏肝を吊るして遣った・・・
8月初旬の難工事生掘りでした・・・    今日は無いのする気にもならない!!!
この巣、Hiromu君にプレゼントして上げたかった!!! どうして拒んでいたのだろう? 遠慮深さか?、彼らしい!!!
今も腑抜け状態が続いている・・・ 回復にどれくらいかかるのだろう? こんな疲れ方は初めてだ!!! 熱中症と言うやつかもしれない?


真昼間だったのか?、山の飼育場の飼い蜂、通いは思いの外よくなくこの糞暑さが利いていると感じた!!!
しかし、どの箱も通い穴が超デカクなっていて、朝夕の交通ラッシュを想像できる水準だった・・・埋め込んであるティッシュペーパーの量で判る。

5時20分になるが物凄い夕立に!!!この所毎日天候が不安定で夕立の連荘、3連荘が続く・・・
山野飼育箱は屋根:波トタンが付いているので心配無用だ!!!!! 
コロニーの拡大はこれからが勝負どころとなる・・・!!!!!
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«      『 集中豪雨!!... | トップ |      『 情けない日本... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (村夫子BUN)
2016-08-05 07:00:13
私が8/3に高橋会長の所で掘ったのも同じ状況でした。
巣は浅かったのですが、ガレ場の矢竹の藪で時間が掛かり集中力が落ちていたのか、
底を見誤り1番下の棚を切り落としてしまいました。
返信する
Unknown (極楽蜻蛉)
2016-08-05 09:44:40
イヤァ~、昨日の生掘りはおまけのオマケ!!!
トックノトンマに生掘りは終えていたのだが悪餓鬼のHiromu君が都合が悪い!!!を理由に生掘り見学、お土産持参を断ってきたので急遽掘り上げることになった。

大きな土竜の穴に巣食っていてそれが通い穴より遠く且つ深く難工事だった!
そして、所謂「コバクロ種」だったので働き蜂の数半端じゃァ~なく400~500匹が噴き出たからどう収めようが若干ウロタエタ!!!
今年初めての大工事だった!
8月に入ると働き蜂の数も半端じゃァーなく当然のことながら難儀する!!!
タモのお陰で巧く治められた!!!

今時の生掘りは5~7段は軽くあるので一番下の空棚を1枚や2枚落とすのはそれ程大問題ではない!
寧ろこういう柔らかな巣盤は外し新たに造らせた方が成績は上がる!!!
何故か?それは柔らか巣盤は自重が付いてきた上部の重棚で座屈:潰れを防げるからである・・・

昨日から日中症の所為か?体が重く今日も調子が悪い!!! 
返信する

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事