その昔、江戸~明治初期に掛け鉢伏山を頂点とする牛伏寺川は大雨が降る度大暴れ!!!この下流住民は都度大洪水に襲われ難儀して来た!!!と言い伝えられてきた・・・
この渓谷を歩いて見ると所々にこの言い伝えやこの対処としてフランス式洪水対策の苦戦工事の歴史的構造物が拝見できる!!!
それは牛伏川砂防工事の歴史的大産物として拝見出来る・・・
老い耄れ爺はもう彼是この松本平に来てこの渓谷が大好きで入山してきた・・・ 振り返って見るともう50年以上も経つ・・・
そして山歩きなどしながら何時かこの谷をヘボちゃんがワンワンと居る渓谷にしてやりたいという野心を抱いてきた。
ヘボちゃんの交尾蜂を採集するようになって早いもので40年が過ぎようとしている・・・
老い耄れが入山した頃にもこの渓谷には何がしかのヘボちゃんの子孫は住み着いていた。が、超渓谷故誰も入山できない場所にモットもっとその住人を増やしたいという野心があった・・・
こういうカキコネット故その場所近傍は書けないが念願は適いつつあった・・・
その頃はまだ若く脚も健在?結構奥深く入山して鉢伏山近傍まで歩き回っていた。
ある年の事この荒れ狂った山の手入れが始まっていた・・・作業者凡そ5~6人!!! 近在に住む内田地区の牛伏寺川を守る有志さんだという・・・
その当時の責任者さんと1時間近く歓談したこともありこの暴れ渓谷の由来などお聞きしこの渓谷温存の話を聞くにつけ頭が下がった・・・
聞く所によるとこの暴れ渓谷は時折大氾濫し手に負えず明治初期時代、内務省が大掛かりなテコ入れをしてくれ延々何㎞にも及ぶ岩組のフランス式階段工法でこの暴れ川の「張石水路工」が完成したという・・・
当時、土木工事も儘ならない時代こうした石組みの護岸工事をした!!!!という事に正直拍手を送りたい!!!!!
それはそれは見事なものでこれが延々と続いているから恐れ入る・・・
しかし、その後、この渓谷のメインテナンスがドドコウリ荒れ狂い出していた・・・
老い耄れがこの地に住み着くようになって間もなかったと記憶している・・・
この渓谷に入るようになり或時先のようにこの渓谷を守る会有志が手入れをし始めていたのだった・・・
まるでこのブログでも時々登場する豊田市のBUNさん御一行様方が黍生山のメンテナンスをされているが発想は同じと言えよう・・・ 本当の篤志家の賜物と考える。
しかし、ここ数年、この篤志家達の活動も鈍くなったのか?それともメインは終焉を迎えたのか?見掛けなくなっていた・・・
先一昨日の事である・・・
久し振りにこの渓谷の写真を撮りながらヘボちゃん生息を探検して見よう!!!と出掛けた。
途中までは当時のメンテナンスのお陰でとてもきれいになって居た・・・
更に奥に入ると一人の年老いた爺様がこの延長路線の谷川の整備をしていた・・・
見るからに「これは遣った!!!!」と言う程の手入れ様でそれはそれはお見事に整備され今まで見た事も無かった岩組の沢が燦然と輝き残木や藪が切り払われ見違えるような生きた渓谷の変貌していた・・・
お爺さんが何やら作業しているので声を掛ける・・・ 『お爺さん、御苦労様!!!』『見違えるように奇麗になってねェ~~~』
30分ほど雑談をしてその近くでムスビを齧り出す。 ムスビを齧りながらもヘボちゃんの餌付けは忘れない!!!
直ぐ足元へおじさんが上がって来て階段の工事を始め出した・・・ 持ってきたチョコレートなど差し上げ工事の雑談に入った・・・
まるで庭園のようだ!!!
暫くすると、おじさんのホームポジションから2人の山ガールの呼ぶ声が聞こえてきた・・・
どうやらおじさんの応援団らしい?
おじさんは下りて行き何やら接待の準備をしているようだ?
老い耄れも餌を見ながら降りて行き合流する・・・ 山で飲むコーヒーは格別だった・・・
おじさんの作業現場!!! 道具も超一流!!! 何でも揃っている・・・
二人の山ガールさんはお爺さんの応援団で陣中見舞いに来た!!!と・・・
凄い応援者を抱えているお爺さんだ!!!
それからこんな渓谷山中でこの爺さんの奉仕活動:渓谷の手入れ!!!一部始終の説明と二人の山ガールさん達の応援ぶりをお聞きした・・・
因みにおじいさんは三沢さんと言いよく新聞でも報道されていて有名な篤志家である!!! 週5~6日も此処に通って居るという・・・
コロナ等で荒れ狂っているこの日本社会にこんな美しい奉仕の精神が生き残っていてしかもまたこのような応援団まで出来上がっている事に日本人も捨てたもんじゃァ~無いな!!!と、元気を貰った・・・
彼是2時間近い楽しい、美しい会話がこの渓谷に流れていた
この近くに吊るしたヘボちゃんの餌に餌取が数匹ついていた・・・
それからヘボちゃん「スガレ追ひ」の講義が始まる・・・ 初めて見る手法に山ガールやおじさんたちは吃驚!!! 暫く飛ばし術を披露・・・
昨今で一番充実した日となった・・・ {/hiyob_en/
おじいちゃん、これからも頑張ってね!!!
そして最後に思った!!!
この世の中、文化勲章、政府機関やこの世の中に貢献があったとされる人を褒賞する数々の褒章にはウンザリする!!! 馬鹿の一つ覚えこんな特定種族を讃えるより名も知れず裏方で頑張り続けている無名人の褒章の方が遥かに価値が高い!!!
80歳に近いこの年老いた山を守る防人(さきもり?)?さんの褒章の方が遥かに卓越している!!!
昨今、温暖化が原因とされる集中豪雨被害には目に余るものがある!!! この整備された山を見た瞬間「これがポイントだな!!!」と思った・・・
明治初期多くの犠牲者を払って作られたこのフランス式工法、急峻を守る渓谷石畳防護堤を再度掘り起こし見違えるような渓谷美を再現してくれている三沢おじいちゃん、本当に底辺の底辺の重要な作業を無給、寧ろ自己出費で毎日御遣りになって居る!!! こういう人たちの方が遥かに国の為になって居ると思った。
菅総理さん、阿部知事さんそして蒲生松本市長さん原点に帰り物事の本質を見直す時が来ているのでは?
世の中の為政者達、欲に眩んだ発想から今立ち直すべき時が来ているのでは???と・・・
三沢さんの応援に駆け付けた山ガール2姉妹さんもそう思って時折応援にはせ参じているという・・・
実は・・・
昨日も此処へ出掛けた・・・
老い耄れが着き、暫くすると3人組の山ガールさんが同様応援に馳せ参じて呉れた!!!
またまた、新たな応援団!!! 一人は常連さんで二人の仲間を連れて来て呉れた・・・こうして三沢さんのサポーターは増える一方!!!
老い耄れ爺同様、応援の皆さん、三沢さんには賛同するモノが強くこうして毎日のように応援団が馳せ参じている!!!
この世の中捨てたもんじゃァ~無いと!!!
それにしても三沢さんはこの渓谷を一人でよく整備された!!!
山が生き生きとし出し樹木も枝を張り出した!!!という・・・雨水の流れはより正確に順調に流この暴れ渓谷を安泰の状態へと齎している・・・
応援しているよ~~~「三沢おじいちゃん!!!」
嬉しかったのは何時出会ったかは判らないがこの老い耄れ爺を三沢さんはご承知の様で「蜂の先生!!!」と持ち揚げて呉れていた・・・
10数年前のあの時仲間に居た中の出会いだったのだろうか?