もう40数年も前のことになる・・・ Oregon州 に長居していた時の衝撃!、思い出である・・・
余り天気は良くなかったが、Portland から Sunset Wy.26号を西に採り西海岸に出た。 有名なCanon ビーチが広がる。 もう夏場を過ぎていたので海水客は誰も居なかった。実に寂しい海岸端である。秋口ともなるとアメリカ西海岸は荒れだしおきな波が岩にブツカリ大飛沫を巻き上げていた・・・ 遥か彼方に眼を遣りこの向こうには日本があるんだ!!!と・・・一人孤独になり郷愁を誘う・・・其処から101号線を南下一路カルフォニヤ州方面向かう。 道中、海岸端を離れると大きな牧場などが広がり牛の放牧が展開されていた。その道端で天然の蜂蜜の蜜球を売っているおじさんが居た。$5~6払って蜜球をしゃぶった。こんな人通りもない所で商いをしていて商売になるのだろうか?と・・・ 一言二言話すが別に商売に専念しているようでもなかった。西海岸には小さな漁村が多く点在している・・・ Bay Cityを経て Lincoln City に出た。小さな漁船が魚から帰って来たのか?盛んに収穫物:魚を水揚げしていた・・・ 何となく『鮭』のようにも見えた。一人のんびりとこうした光景を眺めているのもお気に入りでこの周辺の人達は魚を食べるんだ!!!と、また、知識を得た。 遡る事20数年も前カリブの島に居た時そこの土着民ですら魚には目も触れていなかった記憶がある。
街をブラブラ歩いていると小さなアート品:(みやげ物屋さんか?)を売っている店があった。覗き込むと木彫り品を売っていた。昔からこういうものには人一倍関心がある・・・ 入り込んで眺めるが何とも奇妙な作品ばかりで関心度が上がり出す・・・ ウインドウから出して貰い手にとって眺める・・・中々の景色だ!!!!!この店は商売気があるのか?無いのか知らないがほんの20点ほどしか置いてない!!! それでも皆絶品で涎が出てきそうな雰囲気だった? 小品モノだが皆$10~50位していた・・・その中で確か20数ドル払った記憶があるが絶品を手に入れた。色合いと言い、形と言い、そしてどうしてこういう作品が作れるのか?寧ろこちらに興味が湧いた!!!
これは今日でも老い耄れ爺のお宝の一つで洋間に鎮座しているが実に奇怪な『飾り壺」である!!!!!形と言い、色合いと言い、そして何よりこうしたものをどうやって造れ寧ろこちらの方に関心が向く!!!!! 旋盤を回しているのだろうが?どういうプロセスで造り上げて行くのだろう? 謎の謎????? 解が得られることなく時は過ぎて言った・・・
今考えるとこのチャンスに恵まれそれからも2~3度訪れている・・・ 住んでいる街 Porland 市内にも 『 Mather goos 』と言う似た様な品を並べている店を後に発見するが こういう物件を求めノメリ込んで行く・・・
手に入れたこれ等、旋盤作品だろうがどうやったワークを取り付け、挽き出し、そして切断、切り離しと仕上げをしていくのだろう?長い間解が得られぬまま月日は流れ去っていた・・・そして、こういう小品モノとはオサラバしていく事になりつつあった。
時は流れ流れ…、終焉を迎えつつある・・・
最近、You Tube を見る機会が多い・・・ どういう訳か材木の輸送や伐採の動画が潜り込んできた・・・見ていると親父さんの商売とも繋がっているようにも思えてきた????? 不思議だ!不思議だ!!! 製材の画像が飛び込んでくる・・・ これは少し前にもカキコした叔父さんが経営していた製材工場の光景ソックリで思い出しながら見ていると工芸品造り『旋盤作業』の動画に替わって入った・・・ その中にこれ等を挽く解に近いものが飛び込んできた!!! 成保!!!!!と思った。。。。
この世の中には頭の良い人間様が沢山居るなァ~~~!!! ワークを挽き出し、チャックで加え、反対側を挽く!!! こうした作業の繰り返しを試み造り上げているのでは?と正解ではないが "解” が徐々にではあるが何となく解けつつあるこの頃である!!! 『蓋付きの骨壺』?モドキや『一輪挿し』等は判るが、まだ変形物や角形『壺』には解が見つかっていない…
これは陶芸の世界でも同じように解を見付けてきたが、中々難解だ!!!生涯が勉強だと思っている。それにしてもこの世の中凄い達人達が居るんだなァ~~~