ヘボのアルバム (続編)

四季折々の戯言を・・・
そこから何が読めて来るか?

     『 時計師の業!!!  ③ 』

2014-01-31 08:54:58 | 日記

               


ツールビヨンには調速系が回転し動くと言う面白さが有る!!!
メカ好きな御仁ならツイツイ飛び付きたくなる! だが1000万円以上もする超芸術品で並の御仁ならそう易々と飛びつけられない。
だが面白い!!! 興味を誘う!  
老い耄れ爺、マー君位の収入が有ればもうトックに手に入れているだろう・・・  アハハ!!!!!

この「ツールビヨン」は、取りも直さず機械式調速系の姿勢差誤差を解消するという目的で発明されたものと思う・・・
調速系を回転させるという工夫で姿勢差を相殺させるという論法だ!!!
精度の事を抜きにしても「ツールビヨン」のスケルトンウォッチは、見ていて楽しい!!! ここにも魅力を感じる。

老い耄れ爺が時計を担当していた時代は、専らゼンマイの均一出力提供、脱進機誤差の解消、調速系「テンプ」の重り取りの追求、「ヒゲゼンマイ」の偏心補正及び温度計数の選別化等で姿勢差除去を企てていた・・・
この走りが Lord Marvel という時計で一世を風靡した銘機種だった。 日差1~2秒!!!
これを流れ作業で量産していたから流石だァ~~~  
この流れを汲んだのがのちの Grannd Seiko になる。
Grand Seiko はムーブメントも大きく、当然、テンプ等の調速系も大きいので精度は出し易かった。
この流れが延々と続き今日のスプリング・ドライブ・Grand Seikoへと進化して来た。
スプリングドライブの卓越した所は、これにクォーツを導入、制度を飛躍的に上げ、且つ動力源にゼンマイを自動巻で巻き上げ電池レスにしたと言えよう!!!
凄い発明だと思う!!!  
惜しむらくは、デザインがややゴツク、若者好みになって居る事だ。
もっとバラエティーに富んだデザインを採用すれば客層も広がるだろう・・・と、思う。

更に驚いた事に、これに「ソリヌ」をコンバイン!!!
京都のお寺の鐘の音が設定時リンリンと鳴るようにした クレドール ミニッツリピーター ソリヌを開発した事だ!!!

今日の究極の腕時計と言えよう! 精度は申し分なく正確この上ない!!! スケルトンはツールビヨンにも負けない風格を持っている!!!
先ずは、此処を突いて見て欲しい!!! ソヌリの美しい音色が心に響き渡る!!!

http://www.youtube.com/watch?v=mjaI3wENrJA
この時計で欠点はただ一つ、 超破格値段と言う事だ!      
これでは大衆受けしない! 何でも年間2~3個の生産らしい?  
こんなんじゃァ~商いになりまへん!!!!! 
先の市中時計師が造り上げている「ツールビヨン」と何ら変わらない! 商い(あきない)が下手だと思った!!! 

老い耄れ爺の基本理念は、面白いモノ’(商品)を大勢の人に喜んで使って貰える!と、いう思想だ!!!
世が世で爺がこの分野の責任者でいたならばもっと違った警衛を支持していたであろうに?  
yは、Sonyの経営思想が好きだ!!!!! どんな商品でも消費者志向で商品化を進めている・・・

こんな動向と重ね合わせて一昨晩のTVを見ていた・・・ 
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     『 時計師の業!!! ② 』 

2014-01-30 21:25:20 | 日記

             


時計と言っても色々ある!
大は柱時計から置時計、懐中時、腕時計、腕時計の中でも御婦人用の腕時計は、二回りも小さい!!!
これ等の時計で精度を出すのに結構苦労して来た・・・
取り分け携帯用の腕時計は、常時、時計の位置が変わり、これを日差1~2秒の精度に収めるのは至難の技だった。
携帯条件にも依るし、春、夏、秋、冬等外気温の影響も加味しなければならないので並の心構えでは実現が困難だった。
このような時間制度を確保する事を「等時性」等と呼んでいた。

今日、色々は諸技術が飛躍的に向上しているのでそれ程の難易度はないと思われるが、当時は大変な技術開発が要求された。
歯車の精度は勿論のこと、動力源の「ゼンマイ」の出力均一化、一定方向の力を交互に分離駆動させる「脱進機」:雁木車とアンクルの精度:脱進機誤差、そして、一定往復回転させる調整機:「テンプ」、テンプには「ヒゲゼンマイ」が付いていて、この捩じり回転力を利用して往復回転力を得ていた・・・
時間精度は、この「テンプ」の片重り、つまりアンバランスが一番精度維持に関与していてこの重り取りの善し悪しで、制度がかなり影響された。そして、そして、この「テンプ」についている「ヒゲゼンマイ」の偏心、ヒゲの巻き込み角等も微妙に寄与していたので結構厄介な理論時計学が要求された。
こんな事書いていると50年前の若かりし頃の向学心が思い出される・・・
グロスマンの「理論時計学」は、こういう精度の分析、解析を微分方程式を使って解読していた。

一時的なブームで電子式腕時計、クォーツが流行りメカ時計は葬り去られた時期もあったようだが、昨今では、逆にメカ式時計が脚光を浴び、珍重がられている!!!
スイスのメカウォッチ復活!!!
Omega、Lorex、Longin等のメカ式超高級時計が高値で取引されている。
Seikoでもグランド・セイコーの復刻版が脚光を浴びているようだ!
後に触れたいと思うが、このグランドセイコーに超ハイテク技術を使ったメカ・エレキ混交のスーパー時計:スプリングドライブが有る!!!!!

これはメカ機構を使った時計では世界最高級の精度を持っている時計だ!!!

話を元に戻そう・・・
腕時計の等時性を得るのに時計設計者や技術者は、死ぬ思いで日夜精度向上研究に没頭していた。
其処には脱進機や調整機構テンプ~ヒゲ周りからくる厄介な、また、手に負えない誤差要因の因子が存在していた!
老い耄れ爺もその一員だった。
これ等を取り除く為に開発された非常に複雑な時計:「ツールビヨン」という時計がある。
調速系の姿勢差を取り除くメカ機構で惚れ惚れする機構を採用している。
大昔、スイスのピゲという時計師が発明したものでメカ好きの老い耄れ爺等は惚れ惚れする!!!
昨夜の番組で日本の若き時計師がこの「ツールビヨン」メカ時計を手造りで造り上げ趣味家に提供販売すると言う話を聞いた・・・
正直、凄ゲ~~~!!!!!! と、思った。
ピゲの「ツールビヨン」より優れた機構を取っているように見えた・・・
因みに価格は1000万円で、年間2個しか出来ないと言う・・・
価格は兎も角、時計師個人が誰の助けも借りず造り上げるという事実にを送りたくなった!
この御仁、和時計の試作品も、既に、造り上げていて、近々、手造り化したいと話されていた・・・  

大分前だったが、「満年時計」の話をカキコした事があったが、これも卓越した技術でである。
その機構たるや想像を絶するメカ機構を持っている。

そう言えばSeikoにミニッツリピーター:「ソヌリ」という腕時計がある!!!
設定した時間に京都のお寺の鐘のような音がリンリンと鳴る仕組みでスイスのバーゼルで一躍有名になった。
これも想像を絶するメカ機構を採用していて、趣味家の注目を集めている。
因みの金時計とはいえ1500万円すると言う・・・

昨今、多くの著名人がこのような超高級時計を使うようになり、世界中で注目を浴びるようになった。
昨夜の番組はメカ好きな老い耄れ爺の好奇心を擽った・・・ 
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     『 時計師の業!!!  ① 』

2014-01-30 09:57:11 | 日記

             


昨夜 NHK で10時から「腕時計の魅力徹底解剖」という番組があった。
時計好きの老い耄れ爺、昔を思い出しながら興味深く見た!

子供の頃から機械イジリが大好きで家にある時計を片っ端から分解駄目にしていた。 元に戻せなかったのである!!!
親父さんの Longins 懐中時計も眺め込んでいた・・・
カチカチと言う心地イイ音に酔いしれていた。。。
国民学校1~2年の頃何処で覚えたのかブリキを切り刻みエナメルコイル線を撒きモーター造りに嵌っていた時代があった。 このモーターを動力源に色んな玩具を造ったもんだ!
こんな工作は中学生になっても続けていた。
高校時代は卒業したが大学は工学部の機械科を考えていた。 親父さんの友人は、土木科を奨めていたが土木に行く気はなかった。
大学時代の教授で怖い谷口先生という恩師に出会い色々な面で扱かれた。
何時も、教養学部の数学や物理の先生の教育がなっておらん!!!と、小言を言い専門の自動制御の時間にCGS単位のゴチャ混ぜコンガリ知識の修正をさせられたものだ!!!
先生は時計が大好きで当時の服部時計店や第二精工舎の幹部役員を行き来があるらしく自動制御の時間でも時計学の一部を引用して興味深く抗議してくれた。
テンプだとか脱進機だとかの話は興味深かった。

4年生になり就職の時期を迎えた。
今の時代と違い学問は4年の前期までビッシリと学び夏休みが過ぎてから就職活動勃々と言った時代で今日の3年生になると就職活動!という何処で学るのか判らない変梃りんな制度とは違う良き時代だった。
一寸出来が良かった事もあり狙いは東芝か新三菱重工を考えていた。
母親は家に近くに居て欲しい様子でセイコー舎はどうか?等とよく話していた・・・
9月に入り就職活動は、愈々、本格化する。
面白制度で親と就職担当の教授先生の面談が持たれた。
教授先生は谷口教授で母親に第二精工舎を進めていたと言う・・・これは後に会社を決める間近になって判った事だった。
第二精工舎の初任給は他の電機や重工業に比べ抜群に高かった。 
学生の間では結構人気有る企業で、チョッカイを出したがる奴が何人かいた!

人間の成り行きというモノは変なモノで、結局、自分の好きだった機械イジリと腕時計:セイコーという組み合わせの道を選ぶ事となった。
今考えると谷口教授が居られた事が帰路の分かれ目だったような気がしてならない。
それからというモノ会社から送られてくる社内報に「時計学入門」という連載物が有り、これに見入るようになる!!!
腕時計は、実に、複雑怪奇な構造をしていて見るモノ学るモノすべてが新鮮で卒業するまで時計学入門を自分のモノにして行った・・・

卒論は谷口先生ではなかったが、後々考えて、また、卒業してからも谷口先生には、時々、声を掛けられ影響力が大きかった恩師の一人だった。

さて、第二精工舎に入社すると、運も味方!!! 技術部の組立技術課という部門に配属され時計と、毎日、会話が出来るようになって行く。
毎日が新鮮で社内報の時計学入門講座を座右に勉強を重ねる・・・
この頃購入した「理論時計学」:グロスマン、も良く愛読した。
時計学に関しては兄貴分の亀戸工場に蒼々たる人材がいて、此方から学ぶ事の方が多かった。
今、こうした先輩達はどうしておられるのだろうか? 懐かしい人達ばかりだ。

当社の設計部門には優秀な技術者が居た!!!
彼等の設計した腕時計は毎月のように新製品として世の中に出て行く・・・
yの仕事は、これ等の時計を精度良く、止まること無く安定させて量産化する組立外装の生産技術者。
手巻き時計、自動巻時計:(5・フアィブ、マチック)、べルマチック、クロノグラフ等等手塩に掛けて来た。
時計が一巡すると精度の高い時計に注目が!!!
時計の生命線は等時性!!! 
如何にしたら如何なる持ち方でも時間制度が保てるか?という究極の原点との戦いであった。
ゼンマイの出力、テンプのアンバランスとの戦い、ヒゲゼンマイの巻き込み角と温度計数、脱進機の構造等々その要因は計り知れない。

この頃から電波時計、水晶時計、音叉時計、高振動(ハイビート)時計の研究は並行して進められていた!!!
これ等の総てでセイコーは世界の先端を走っていたと言っても過言ではあるマイ?
そのイイ例が水晶(クォーツ)時計!!!
第二精工舎:諏訪工場技術陣の発明だった!!!

一方、メカ時計では、等時性の研究は果てしなく続いていた。
老い耄れ爺は、寧ろ、この方面で悪戦苦闘した。
ゼンマイの出力平準化、ヒゲゼンマイの温度計数向上、ヒゲゼンマイの巻き込み角、 テンプの重り取り、これ等は腕時計の基本中の基本!!!
この研究なくして並時計の精度向上は考えられなかった。
これ等の研究のお陰で日差いや月差1~2秒の精度時計が確立されて行った!!!

一方、昨夜の放送内容でも話題になっていたツールビヨン腕時計も興味深い!!!
これは時間を精度良く維持する為にテンプという調速機構を回転させると言う超難易技の機構を有した時計で超高級時計として君臨していた・・・

此処まで延々と経過説明して来たのはこのツールビヨンを説明したかったからだ・・・
機械好きな老い耄れ爺、このツールビヨンには前々から興味を持っていた!!!


< つづく >



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     『 新品種!!! 』

2014-01-29 23:54:04 | 日記

             


先週頼んでおいた「イワチドリ」の新品種が届いた!
今回は、行く先短い爺故ポット苗を中心にオーダー!

朝配達してくれたのだが、行き違いで持ち帰られてしまった!!!
慌てて電話を入れるが午後一の配達になると言う・・・
昼ご飯を食べ終わると持って来てくれた。
慌ててボトル苗1本を水道水に浸し開ける。
カタログで判ってはいたが数が少ない! 難発芽で種が十分取れないのだろう!
既出の雑誌で見た「(仮)揚羽蝶」という血が父親。 母親は「大麒麟」だ。
難発芽で且つ、育ちが難しいのだろうか?芋ちゃんは小さかった!!!

ポット苗もあける!!!
こちらは育ちがイイと見えかなりの球根に! 1/3位は開花期待が出来そう!
ただ、お芋ちゃんの数が少ないので確率的に美女が咲くかどうかは判らない!!! 
奮発して3ポット買った。 特殊なラベルが付いていたので別嬪さんが期待出来るかも? 
何となくそんな予感がした。 

半日掛けて植え付けた。
紀州の春は早いと見え、お芋ちゃんの芽がやや動き出していた!!!
ジャストタイミングだった!!!!! 
早く花を見たいなァ~~~!
トレイのレイアウトを替えボイラーの近くにセットすることにした。
他より1週間は早く咲く筈だ?

これで準備万端、総て、整ったので後は消毒を遣りながら開花を待つのみとなった。
そうそう・・・、別嬪さんの開花を予測して手捻り鉢をもう少し作らねばならない!
3月に入ったら5~6日陶芸館に通う事になる・・・
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     『 春だァ~~~! 』

2014-01-28 22:39:05 | 日記

             


先週オーダーした「イワチドリ」のポット/ボトル苗を待っている!!!
何時もだと入金すると直ちに送られてくるのだが、今回は時間が掛かり過ぎる!
注文が集中しているのかも知れない?

これを待って昨年末購入したボトル苗と一緒に鉢に降ろそう・・・と。。。。。
午前中待ってい他が来る気配はなかった。
致し方なく先行植え替えをしよう!と、ボトル苗の瓶出しをし始めた。
極寒が続いていたので、まだ、大丈夫だろうと思っていたが、既に芽が動き出している瓶があった!  
瞬間、ヤバイ!!!と、思った。 
だが、丁度動き出したばかり! 巧い時期に植え替えを思い付いた!!!
サービス品も含め6便。
瓶出した至って簡単で、ボッチョを外し、水道水を入れ、箸で寒天を十字に切り、篩に開け、水道水を掛ければ寒天と球根が分離する!
1時間ばかりで瓶出しを終え、サテアンに入る。
腰かけにドカッと座りゴミ取りをする・・・ ゴミは、敏な中での茎柄である。

思っていたより球根が小さかったり、数が少なかったり、瓶によっては、ジャミを入れて30球程も入っているモノもある。 所詮この世界アバウトの世界!!!
数が有っても駄花ばかりではどうしようもない!
咲いてからたりだりする世界なのだ!!! 言うなれば宝くじを買っているようなもんだ!!!
でも、最近は、この宝くじから特賞が良く出るようになった!!! その昔は、駄花ばかりで、また、1年と持たない品種が多かった!!!
こんな事から欲掻きをして僅かなチャンスを楽しんで居る。

ゴミ取りをすると球根の善し悪しが判明する!
最近、ブリーダー屋さんの技術が飛躍的に向上し、芋:球根がが大きくなっている!!! これは、画期的な出来事と言えよう!!!  
栽培技術が飛躍的に向上した! そして、芋の生命維持も飛躍的に向上!!! 
多分、5~6年前の水準ならもうトックに止めていただろう!!!
そして、先の短い老い耄れ爺だが、僅かな喜びを求めて、周りの静止ウィ降り切って、未だ、続けようとしている・・・ アハハ!!!!!! 
病気だから致し方ない!   

ウチョウラン土を振るい、ジーフィーポットに植え替えた・・・
数え上げたら130球近くあった。
既に芽が動き出しているので部屋に入れ込み、例年のようにこれから2ヵ月間管理しなければならない!
サテアン管理だと、多分、これからの凍みを考えれば凍みて駄目になるだろう!!!
それ程鄭重に可愛がって初期管理に努める!!!

そうそう、報告しなくちゃァ~~~!!!!!
最低温度を3℃に設定してあるサテアンで早くもバイカオーレンが咲き出し、多分、早生種だと思われる「イワチドリ」の一部が芽を出した!!! 

この種は、もう、5~6本芽を出しているので寒さに強く、早生種なのだろう?
このように結構好みの花なので期待している・・・ 
お彼岸頃には咲き出すかも知れない? 

こんな観察をしながら春の到来を待ち侘びている・・・  
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