一昨日の話である。 足元から鳥が飛び立つような話だったが急遽御常連で『ヘボサミット』を遣る事になった・・・
Oさんとの電話連絡でOさんが急遽帰郷することになり、土曜日時間が取れるので「遊ぼうか?」と言う話になった・・・ 今年の信州は何処を歩いてもヘボちゃんが超超薄過ぎてヘボ追いにはならない。 そこはやや遠いが昨年来から一度探検して見たいという場所だった。 標高が超高くもしかすると『キイジス』に出会えるかも?と言う余り期待も出来ない新天地でもある? 一度は其処の地形を知り尽くしておきたい!!!という願望が強かった。そして、その日は前日に決まった!!!
何処でどうインスピレーションが通じたか?時同じくして遠隔地の遠隔地:足助のBUNさんから前日電話があり出来たら遠征したい!!!という申し入れだった。先ずは、Oさんと連絡を取らねばならない が、翌日でないと連絡の取りようもない。ギリギリのギリギリ!!!!!「来て貰ったら!!!」と言う話になった。 金曜日の晩、遅くになったが、BUNさんに電話を入れ時間と落ち合う場所まで決めた・・・
そして、当日…
今年初めての御面会!!! 足助からは御常連のBUNさんと、面さんが来てくれた。4人揃ってOさん銘探索インスピレーションの場所へ高速を飛ばす・・・
其処は流石に土曜日とあって先客登山家達がワンサカ押し掛けていた・・・
老い耄れが描いていた土地柄よりは狭い地籍だったが念願だった場所で遣る事になる・・・ 念願かなってスリーポイント:キイジスに出会えるかもしれない? 道中も含めかなり広い場所に点々と餌を撒くも反応は薄い。車は小さかったが4人さんが乗っても未だ楽チン!!!軽だが搭載能力は高い!!! BUNさんが運転してくれた。漸く、ヘボちゃんが付き、何と何と一発で落ちる光景に出会った!!! 丁度その時、、頭の上を『ハチクマ』が過(よぎ)っていた・・・ この地も野郎さん達かなり居るな!!!と瞬間思った。遥か北にある、我々の秘蔵の地にも『ハチクマ』がピ~~ヒョロロ!!!鳴いている事数週間前から知っていた。信州の山、連山このような雰囲気!!! 天敵だらけだ!!! 見付けた巣は小さいようで目の肥えたOさんでも入り口がよく確認できない!!!と話していた。が、とりあえず1巣ゲット!!!
下側の道路沿いは蜂が居なくお話にならない!!! 車を止めた場所界隈にチラホラと付いていた・・・ 色付けしてからかうが、帰還までに時間が掛かる!!! 飛ばしを始めるが中々思うようにいかない!!! 瞬間感じた。餌を移し替えた方がイイかな? 老い耄れ爺常套手段で暫しよく遣る!!! そう思いながら少々、悪いパターンの蜂を皆でからかい出していた。 山の手に高くしかも遠方飛行する・・・帰還時間も10分近く、しかもかなりの急坂を上る。 老い耄れの脚では太刀打ちできなかった!!! 『お仕置箱』で運ぶ手法がイイのだが、急坂でしかも遠いため流石のOさんもこの術は余り乗り気でない。 時々帰るこのヘボを面さんがからかうが高所に泊まり糸を切る!!! 老い耄れ爺は同じ餌でピンクを追う・・・ 高く良く飛ぶが顔付はピンちゃんモドキだ!!! 高く上がって降りる場所を確認した。が、深い笹薮で且つ足場が超悪い。 持ち込んだ際何度も躓いて転びそうになった・・・ 応援団が居た方が良い・・・
其処から2方向に飛ぶヘボを老い耄れがからかう。2匹とも遠方だ!!! ピンクちゃんは何となくピンちゃんポイ? その後、これは暫くしてBUNさんがお仕置箱で見つけた!!! 下に飛ぶ『青』の蜂は高所飛行で質がイイ!!! この地で一番のヘボちゃんだった!!! これを皆でからかうが更に下に下る。が、どうしても見付けねばならないヘボだった。偶々、爺が下に撒いた餌に来ていたヘボがこの方向に下り、しかも帰還がメッチャ早い!!! 『青』と同じ巣らしい!!! 私はそう直感した!!! これをからかい出し3回目に仕留めた!!!
何と何と道端の枕木の下から通っている・・・ 通いは上々・・・ 時計を見ると2時近い・・・帰りの時間も考えねばならない… ここでOさんが決断した!!!丁度大小含め3巣見付けた・・・BUNさん、面さんにお土産を進めたがもう満タンで持ち帰る気は更々ない!!!と言う・・・ 老い耄れ爺は未だ山の飼育場に空き家が10数個もあるが門限の関係で持ち帰ることはやや難しい。どちらかと言うとNOサンキュウ!!! 遠隔地で遊んだ場合このようなマイナス要因が付くのでこれも、また、問題だ?
急遽、私が山の飼育場に入れることになった・・・今掘り始めれば時間的には大丈夫そうだが、山の飼育場は門限がありこれとの勝負だ・・・
軽い生掘り!!!を想定していたが実はかなりの難所で幾ら掘り下げても巣が出て来ない!!!私とBUNさんが懸命に掘り下げ、患部を広げるがかなりの時間を要した。 そして、巣の在処が解った時は、奴デカい石の裏下でかなり難航した!!!大石を除けながら掘り出せるだろうか? 飛び出した攻撃蜂の回収が大問題!!! 倍以上の時間が掛かった!!! しかもこの巣は見込み通り超デカ!!!私の骨箱では入れられそうもない!!! 下の棚2枚を犠牲にし、無理して押し込んだ… 噴き出したヘボちゃんは尋常ではなかったが、どうにか収め、堀跡も修復した。。。1.5時間もかかる大工事となってしまった!!! 時計を見ると4時半を回っていた・・・
さて、今度は、これを山まで運ばねばならない!!! 忙しい別れになってが、現地解散とし、高速を使って一路北上!!!!!!
山の飼育場に活け終わったのは6時を回っていた・・・
時間の関係でペットボトルに入れ込んだ働き蜂を飼育箱に移したもののこの数が尋常ではなくかなり騒いでいた・・・ 家の庭だったら完璧に入れる手法を取るのだが明朝又出掛けて来るのも大変だし荒療治手法を講じた為に・・・ これもやむを得ない!!! 昨今、帰還蜂が50匹、100匹いようが完璧に収める手法を取っているが今回は荒療治をした。 門限時間までにゲートを通過せねばならない!!! 残りの餌をしこたま枝に吊るし、門限前にはこの地を離れた・・・
終盤、営巣場所が超超難波だった故時間が掛かり難航したが実に記憶に残るヘボサミットとなった・・・ また見付けた残り2巣はその儘にし、運が良ければ来年の種蜂となる・・・ Oさんと遠隔地で遣る場合このようなケースが毎年5~10巣位ある!!! これまで見つけても掘り上げなく残した巣が毎年数多くあった。チェックを入れるが晩秋まで残っているケースは極めて少ない。その多くはハチクマ、鼬や貂等の小動物の餌食になるケースが圧倒的に多い!!! ヘボ追いで人間や餌の臭い付けをしこれ等の動物達に教えているケースが多いと考える・・・
実は、飼い蜂を持ち帰ること等考えても居なかったので解散時バタバタになったが思い出残る素晴らしいサミットとなった・・・ この地の地形も頭に入ったので来年はもっと効率の良いスガレ追ひになるだろう・・・
今年の信州は、ヘボが超超少なく蜂追いの場所を探すのに苦戦している・・・と言うより、ヘボちゃん子蜂が居ないと蜂追いにならない!!! 原因は色々考えられるが昨年暮の種が超少なかったことに加え、天候異変、そして、昨今の猛暑がそうさせ、その上、ハチクマを始め、小動物達の食害、そして人間様の乱獲等がそうさせているのだろう?と・・・推測する。
正直、人生晩年になりこんな想定をしたことも無いかったので今後が思いやられる・・・この所の猛暑も実に悪い影響を及ぼしている。日中の通いは超少なくこれも大問題だ!!!この状態は数年否長期に亘り続くだろう・・・老い耄れの寿命に何となく合わせているように思えてならない!!!
山の飼育場は私の道楽?、此処で50数年に亘り飼い蜂の自然放蜂をしてきた。貴重な資源になり得る『へボ』ちゃんの種蜂達だ!!!折を見て餌もやっている・・・故これから山へ餌を持ってやって来よう・・・
セカセカしたヘボサミットの顛末でした・・・