名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

名古屋城本丸御殿「対面所・下御膳所」の公開

2016年06月01日 | 遊び

↑本丸御殿玄関
戦災で焼失した本丸御殿が、平成30年の完成に向けて復元工事が進められている。


↑表書院の障壁画
すでに完成して公開されている玄関と表書院に続き、今日から対面所と下御膳所が公開された。


↑対面所(奥が上段之間、手前が次之間)

↑御膳所屋根の煙だし
対面所は藩主と家臣などとの私的な対面や宴席に使われ、上段之間と次之間、
納戸之間などで構成され、障壁画や襖絵がきらびやかに復元されている。


↑次之間

↑下御膳所の囲炉裏
特に天井は意匠が凝らされ、漆塗りや金箔が押され見応えがある。




↑道具研ぎ場
本丸御殿の裏方の仕事場である、材料加工場・原寸場などを見学した。
手道具と電動工具を使い分けながら、効率のいい作業の様子がよく見える。


西北隅櫓が公開中だったので見学してきた。




↑清州城当時の柱や梁

↑最上階からの眺望
清州城の天守閣を移築したと言われ、三層からなる規模の大きさは全国随一である。




この近くの「乃木倉庫」は、乃木希典が名古屋鎮台在任中に建てららた有形重要文化財である。
煉瓦作りの堅牢な建物は旧陸軍の弾薬庫として使われていたが、戦時中は本丸御殿の襖や障壁画、
天井絵の大半を取り外し、ここに保管して焼失を免れた。


金ぴかの本丸御殿と対照的に、歴史の重みを感じる西北隅櫓と、漆喰で塗り固められた
乃木倉庫は、天守閣の隅でひっそりと佇んでいる。
コメント (4)
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