名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

沼津の一夜干で燻製を作った

2012年05月16日 | セカンドルーム

 

ようやく五月晴れが戻り、森の木々は瑞々しく陽射しも暖かくなった。
霜や氷で震えたのが、つい4日前とはとても信じられない。
田んぼの水が長靴を通して冷たく感じていたが、これからは心地よく感じるだろう。
長時間田畑で過ごすことが多くなるので、水分の補給と紫外線対策が欠かせなくなった。


話は変わるが、頂き物の干物で燻製を作った。
沼津の一夜干はそのまま軽く炙って食べてもおいしいが、煙で燻すと断然味が良くなり、身をほぐしてあつあつのご飯に乗せて食べれば、他におかずはいらない。
アジ、カマス、キンメ鯛、エボ鯛の中から、比較的身の厚いキンメ鯛2匹で作ってみた。

干物は風乾や塩漬けをする必要が無いので、燻製器に入れて楢のチップを1時間ほど燻せば出来上がる。
桜色のキンメ鯛が、艶やかなあめ色に変わり、ふっくらと仕上がった。
夕食は出来たての燻製を食べたが、身がしっとりとし、食欲をそそるフレーバーは魚特有の生臭さを消し、干物と思えない旨さだった。


もう1尾は翌日の昼に食べたが、煙の香りがなじみ、味もまろやかになっていた。
燻製はしばらく熟成することで、余分な水分も飛び風味も増すようだ。
自家製の燻製器に、スモークチップは楢材を玉切りにする時に出たおが屑を使っている。
気温が低く冷たい風が吹く冬の間は、ロースハムやベーコンを作っていたが、これからの季節は短時間で出来る魚の燻製が向いているようだ。

コメント (2)
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