名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

イノシシとの攻防戦

2009年08月19日 | セカンドルーム

 

ここ数日の好天で、山里の稲田も日に日に成長をしている。
それを狙ってイノシシの動きも活発になってきた。

 
彼らの通り道には何ヶ所も罠が仕掛けてあるが、他にうまい餌があるので寄り付かない。


先日も囲いがしていなかった田にイノシシが入って、稲を踏み倒し穂先を食べられていた。
未熟な籾でも水分がたっぷりで、甘くておいしいので、子連れでやって来て離乳食がわりに食べさせているのかも知れない。
稲が実ると穂を口でしごき取って、籾殻だけを吐き出す器用な食べ方をする。
まるで稲刈り機と脱穀機の機能を備え、ミミズを掘る時は重機並みの威力を発揮する強敵だ。
まだ囲いがしていなかった田も急いで作り、集落にある田はほぼ全部囲われた。

 

手間が掛からない電気柵が主流になりつつあるが、補助金が出てもまだ高額なので、トタンや網を使っているところが多い。

 
柵の作り方もいろいろあって、トタンや網だけのものから、併用型や地面に敷いたり垂らしたりとさまざまな形がある。


イノシシのジャンプ力は短足にもかかわらず、1m以上も跳ぶので2段に柵を作っているところも多い。
イノシシが嫌がると云うことで、トタンや網、木の枝などを地面に置いたりしている。


人の姿を見れば驚くだろうと、案山子が睨みを利かせているが、効果のほどは分からない。
先日は大きなイノシシが、こちらを一瞥して堂々と前を横切っていった。


わが田んぼも様子見に来たイノシシに畦を壊され、数株を倒されたので、古トタンで柵を作り地面にもすべて敷き詰めた。
この集落でも最も古い形の柵だが、今のところ被害は無い。
これからの1ヶ月間は、イノシシと知恵比べをしながら、警戒を怠ることは出来ない。

コメント
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