名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

飛騨特産のほうれん草

2009年08月30日 | セカンドルーム

 

飛騨地方の今日は、曇り時々晴れのまずまずのお天気だった。
稲もお天気に支えられて実が詰まり、お辞儀をする稲穂が毎日増えていくようだ。

 
飛騨のほうれん草は、今が収穫の最盛期で栽培農家は猫の手も借りたいほどの忙しさだ。
ほうれん草はどこのスーパーでも年中見かけるが、もともと冬の野菜なので、夏の暑さには弱く栽培も難しい。
平地の栽培が終わった今は、夏でも涼しい飛騨の高地で、夏取りほうれん草の収穫が盛んに行われている。


岩滝地区でも、山を切り開いた農地にハウスが建ち並び、10月まで栽培が行われる。


夏は虫の活動も盛んなので、ハウスの出入り口は防虫ネットで覆い、ゴルフ練習場のように高いネットで囲むところもある。
殺虫剤の使用を減らすため、様々な工夫をして飛騨産ほうれん草の評価を高める努力をしている。
収穫したほうれん草は、麓の作業場まで運び、そこで選別して束ねられ、卸市場を通して翌日には都会のスーパーなどの店頭で販売される。


作業場での仕事は早朝から始まり、すべて集落の「もと飛騨のあねさ」たちによって支えられている。
ほうれん草やトマトの選果が終わると、ほう葉拾いやこけ(きのこ)採りに励み、雪が来ると内職のさるぼぼ作りが始まる。
夏の仕事が終わる間もなく、次の仕事はすぐにやってくる。

コメント (4)
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