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2019 京の冬の旅(建仁寺 霊源院)と禅居案

2019年01月30日 12時02分22秒 | 日記
1月28日は京の冬の旅で公開中の建仁寺塔頭霊源院を訪ねました。過去に何度か訪れていますが、京狩野の祖、山楽の「布袋図」が初公開されるので再訪した次第です。







公式ガイドマップによると霊源院の歴史は、応永年間(1394〜1428)、龍山徳見(りゅうざんとっけん)和尚を勧請開山として、その弟子・一庵一麟(いちあんいちりん)が創建した建仁寺の塔頭寺院です。
鎌倉末期から室町時代にかけて禅宗寺院で栄えた漢文学「五山文学」の最高峰の寺院のひとつとされ、「建仁寺の学問面(がくもんづら)」の中核を担いました。





方丈には、「也足軒(やそくけん)「妙喜庵(みょうきあん)」のふたつの茶室があり、また方丈の南と西には、甘茶を植栽した枯山水庭園「甘露庭」があります。

寺宝には、湛慶作と伝わる毘沙門天立像、今川義元の書状、千利休の書状、初公開の狩野山楽筆の「布袋像」の水墨画が公開されています。





霊源院に向かう途中に、建仁寺の専門道場の霊洞院の表門が雲水さんの作務で開いており、お声を掛けて写真を撮らせていただきました。中にある庭園が素晴らしいそうですが、見学できる機会がないのが残念です。

続いて建仁寺境内の塔頭寺院 禅居庵です。







禅居庵のご本尊様は摩利支尊天で、秘仏です。開運・勝利の御利益があり、信仰されています。こちらの摩利支尊天は7頭のイノシシの上におられます。また、摩利支尊がイノシシを眷属として従え天いるためにイノシシゆかりのお寺として知られています。境内には3対の「あ・うん」の狛イノシシがいます。






今年は、亥年のため、ご本尊の摩利支尊天像が1月いっぱい公開されています。



上のイノシシの絵馬は、建仁寺法堂の「双龍図」を描かれた小泉淳作氏の作品です。
参拝記念に御朱印(書置き)も頂きました。




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