京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

京の夏の旅⑤ 下鴨神社(賀茂御祖神社) 大炊殿

2024年08月23日 06時38分00秒 | 日記
 8月11日は"京の夏の旅"で公開されている下鴨神社ご本殿参拝と大炊殿見学へ。











いつもはパスしてしまいますが、今回は三カ所拝観出来るのが大きなメリットです。










神服殿(重要文化財)開けずの間と「玉座」

神服殿は、平安時代から天皇陛下の緊急時の御座所があり、その部屋は昔から「開けずの間」と呼ばれ、平常の使用を禁じられてきました。

殿内の玉座(平成6年に御参拝でご使用された、天皇皇后両陛下のお着きになる御椅子)を見学することが出来、また、事前に予約しておけば解説をして頂けるようです。



御祭神:東殿:玉依媛命(たまよりひめのみこと) 西殿:賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)

ご由緒については、神武天皇の御代に御蔭山に祭神が降臨したと伝えられています。

また、崇神天皇7年(紀元前90年)に神社の瑞垣の修造が行われたとの記録があり、この頃の創建ではないかとの説があるそうです。

また、一説には、天平の頃に上賀茂神社から分置されたともされる。上賀茂神社とともに奈良時代以前から朝廷の崇敬を受けた。平安遷都の後はより一層の崇敬を受けるようになり、大同2年(807年)には最高位である正一位の神階を受け、賀茂祭は勅祭とされました。

『延喜式神名帳』では名神大社に列し、名神・月次・相嘗・新嘗の各祭の幣帛に預ると記載されている。

弘仁元年(810年)以降約400年にわたり、斎院が置かれ、皇女が斎王として賀茂社に奉仕した事が記録に残る古社です。





(上の写真の左手が西本殿、右手が東本殿です。)

今回の特別公開ではご本殿に最も近い"御本殿参拝場所の西側からふたつある御本殿を拝する事が出来ます。





さらに西に進むと"三井神社が鎮座されています。(重要文化財)





さらに西に進むとかって神さまにお供えする食事を造っていた「大炊殿(おおいどの」があります。







神社建築としては珍しい神さまのお台所・大炊殿(重文)も拝観することが出来ます。
現在は神さまにお供えする神饌の見本やそのための台所道具が展示されています。









神様のお供えもの(神饌)を調理していた、大炊殿(神様の台所)・井戸屋形が公開されています。

葵祭の特殊神饌等、古代より伝わるお供えのレプリカや調理器具等を特別展示されています。











別棟の御車舎では、古くから伝わる葵祭関係資料等を展示しております。(定期的に展示替)







なかなか見所の多い下鴨神社三カ所拝観でした。



撮影禁止エリアの写真はネットからお借りしました。