8月11日、下鴨神社旧社家で現在鴨社資料館として使われている「秀穂舎」を見学し、次に最近に整備復元された鴨社神宮寺旧跡を訪ねました。
下鴨神社は京の夏の旅、京の冬の旅や古文化保存協会主催の春期・秋期京都非公開文化財特別公開での常連組ですが、今回は下鴨神社の大炊殿(おおいどの)、旧社家鴨社資料館「秀穂舎」、鴨社神宮寺旧跡の三カ所の共通券で同じ800円なので、なかりの"お得感"があります。
河合神社の北側に大きな窪地があります。ここは平安時代嵯峨天皇の勅願寺として建立された神宮寺跡と伝えられています。
平成3年に行われた発掘調査で神宮寺の堂塔の一部が発見されています、更にこの窪地はかつて池があり池の流路跡も見つかっています。この窪地は大正末期から昭和初期に改修され、下鴨神社本殿横のみたらしの池に対して、この池を「新糺池」と呼びました。
しかし、明治政府による神仏分離令により、ご本尊や仏具など一切を比叡山塔頭渓広院(後に、廃寺)に引き渡されましたが、その御寺も廃寺となってしまいました。