京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

京料理 はり清

2019年12月23日 07時27分00秒 | 日記
 12月21日は、東山五条にある江戸時代初期万治2年(1650)創業の"京料理 はり清"さんに昼の京懐石を頂きに来ました。
今年一年、自分なりに頑張ってきたご褒美ですね!






約30分、12代目女将の森本良子さんから"はり清"に嫁いできた経緯や今までの仕事や女将業と子育ての両立の苦労話などをお話し下さいました。




湯のみ茶碗も百人一首にちなんだもので僕のは大海人皇子(後の天武天皇)が額田王(ぬかたの大君)への返歌「紫野にほへる妹を憎くあらば人妻ゆゑにわれ恋ひめやも」でした。

①八寸




来年の干支子(ねずみ)が米俵の上に乗っています。ねずみは多産なので子孫繁栄を意味しているのでしょうね。
八寸は懐石の香。次にどんなお料理がでるのか楽しみにしてくれる存在ですね。

②煮物






白味噌のバター仕立てでコクがあり、飛龍頭の具材も帆立貝柱をはじめ数種類の具材が入り汁が滲みて美味しかったです。

③造里




牡丹海老、鰤、烏賊と鮪の市松巻き

④凌ぎ








温かい蟹味噌豆腐に蟹の身が入った餡をかけたものです。蟹味噌のコクと蟹の身の甘さ 同時に味わえて美味しかったです。
器も五条大橋での義経と弁慶との出会いをイメージしていますね。

⑤焼物
懐石でグラタンが出るのは以外でしたが生クリームではなく豆乳を使っているので食べやすいです。海老芋の美味しさも味わえました。






⑥強肴
和牛だけあり柔らかくて肉の旨みを味わえ、アンコウの肝のコクも楽しめました。
ソースも和食らしくバルサミコ酢の山椒入りソースでお肉によく合っていました。


⑦御飯⑧香物
御飯はお品書きではかやく御飯になっていましたが自家製のちりめん山椒の御飯に変更になっていました。
柔らかタイプのちりめん山椒で山椒の風味も効いていて非常に美味しかったです。
人によって好みは分かれるところですが僕はしっとりソフトなちりめん山椒がいいです。
お漬物は蕪の千枚漬け
もう少し、酢が効いた方がいいですね。
碗物は粕汁です。
冬は体が温まり、ちりめん山椒の御飯との組み合わせは素晴らしいです。
これだけで御飯を三杯くらいはいけそうですね。日本人に生まれて良かったと思える瞬間です。






⑨水物
最後のデザートは柚子のティラミスケーキとラフランスのコンポートです。
ココアパウダーの代わりに柚子のパウダーを使っているところが和食店らしいアレンジです。しかし、あまり柚子の風味を感じなかったです。
ラフランスのコンポートは砂糖の甘味を抑えているので洋梨の風味を楽しめる一品で、そのままラフランスを頂くより遥かに美味しいです。
ヨーグルトに添えたら美味しいと思う一品です。




老舗の京料理を美味しく堪能させて頂き最後にお部屋の調度品やお庭を拝見しました。










この後、相国寺の承天閣美術館へと向かいます。

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1 コメント

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Unknown (taipiro)
2019-12-23 08:08:37
たいぴろです。良いですね〜京料理。
何度も京都には行ってますが、今まで2回しか食べた事ないんです。(泉仙と阪急ホテルの店)
たまにはゆっくり上品なお料理食べたいな。
女将が着物姿の店って良いですね。
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