京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

ART MON ZEN KYOTO 「京焼を知る ふれる」

2024年07月08日 06時48分00秒 | 日記
 7月3日は、京都古門通にある「ART MON ZEN KYOTO 」へ。



郵送で届いた「京焼を知る ふれる」に関心が沸き応募しました。







美術館に宿泊する」をコンセプトにしたホテルは、鴨川にほど近い祇園の北部、京都随一の古美術街として知られる古門前通りに位置しています。お客様を迎えるのは、風格のあるオールドバカラのシャンデリアと、季節、時間そして時には人に合わせて設える美術品の数々。玄関はもとより容室、廊下に至るまで今では手に入らない木材や石材を使った本物の京数寄屋建築の技を随所に施しました。

趣の異なる15の客室もそれぞれが美術品です。


集合時間が11時半と言う事もあり、一階で「懐石祇園松むろ」さんの大徳寺縁高御膳を頂きました。

祇園の北側、古門前通の趣溢れる街並に佇む「祇園松むろ」。京都屈指の名料亭で腕を磨いた店主の松室治隆さわんが、自ら厳選した旬の食材でつくるおまかせ懐石が人気です。














ご主人も来店され、料理の内容を詳しく説明して頂きました。

こちらのご主人、、、有名料亭「飄亭」で長年にわたり腕を磨かれた料理人です。



数年前に独立され、祇園からは少し外れた古門通に店を出されました。

あくまで正統な京料理で出汁の美味しさといい、食材の吟味といい、全てに満足の行く縁高御膳です。











小磯良平の絵



梅原龍三郎の書



ホント、アートを感じるお気に入りのホテルです。







照明全体に優しい光が均等に放たれ、じっと見ているだけでも心が落ち着きます。

高価な美術品がホント、さり気なく使われているのがこのホテルの特長で、開店以来、多くの美術関係者だけではなく建築関係も含めて多くの見学依頼があるそうです。





京都祇園・古門前に店を構える美術茶道具商で、明治40年(1907年)創業以来、千家流の茶道具を中心とする国内の新古美術の逸品を販売しています。近年では中国をはじめ海外美術も数多く取り扱っています。




一階の中央には樂雅臣さんが作られた水琴窟が置かれています。


食事を終え、ホテルの西側にある中西松豊軒の一階で中西輝之社長の「京焼きを知る ふれる」の講演が約1時間ありました。

内容は①京焼の歴史、その探求と特質についてでした。

中には業界の内輪話や"そこまで言っていいの?とこちらがひやひやする内容まで、聞いていて飽きが来ない内容ばかりでした。

その後、二階に上がり「樂」・「仁清」・「古清水」・「幕末や現代の陶工作品」について説明を受け、実際に触れる体験をしました。


銹絵(さびえ)小色紙詩画向付 尾形乾山
写真では五客ですが、実際は十客です。





鶏擿七宝透香炉 野々村仁清

このような貴重な美術品を実際に手に取って鑑賞させて頂きました。
美術館や博物館でガラスケース越しでは決して体験出来ない事です。