10月29日、正倉院展を鑑賞後に博物館南側に広がる日本庭園を鑑賞しながら呈茶を頂きました。
① 茶室・八窓席
③ 国東塔・南北朝時代
コロナの影響で永らく中止されて来ましたが、3年ぶりに再開されていました。
鑑賞した宝物を思い出しながら、また、紅葉の始まった日本庭園を眺めながらのお抹茶は"ほっと一服"の感があります。
① 茶室・八窓席
もとは興福寺の大乗院門跡の中にあった茶室で江戸時代中期頃に建てられました。
古田織部好みの多窓式で内部は四畳台目です。
近年、傷みが激しくなりクラウドファンディングで集めた資金で修復されました。
② 利休型石燈籠
③ 国東塔・南北朝時代
大分県国東半島だけに見られる特異な石塔です。
上部にお経等を納める孔(あな)が空いているのが特徴的です。
④ 宝篋印塔・南北朝時代
⑤ 心字池
日本庭園にはよくある池の形です。
上から眺めると草書体の「心」の字をしています。
⑥般若寺型石燈籠
奈良・般若寺の石燈籠を基本とし、火袋に唐獅子と牡丹が、火袋の下・竿には十二支の動物、基礎石には雌雄の鹿が刻まれています。
⑦ 腰掛待合
京都・藪内家の茶室「燕庵」の腰掛を写したもので貴人席を設けL字型に造られています。