京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

祇王寺の新緑

2021年05月22日 08時42分00秒 | 日記
 宝筐院の美しい新緑を楽しみその後、奥嵯峨にある祇王寺を訪ねました。





「平家物語」にも登場するお寺です。
四季を通して楽しめるお寺ですが、やはり春の新緑、秋の紅葉は見応えがあります。





受付を終えた境内に入ると地面には苔の緑が、視線を上げるともみじの新緑がまばゆいばかりです。









陽当たりなどの環境で違う種類の苔が自生しています。
苑路には代表的な苔の鉢植えや案内板があり参考になります。



ユキノシタです。





苔むした手水鉢にも風情を感じます。







祇王寺は明治初年に廃寺となりました。
その後、大覚寺による再建計画を知った第三代京都府知事だった北垣国道が明治28年に嵯峨にあった別荘の一棟を寄付されたのが今の祇王寺の建物です。





"吉野窓"から見える新緑も魅力的です。
仏間にはご本尊の大日如来を挟み、平清盛、祇王、祇女、ふたりの母親・刀自、仏御前の像が寄り添うようにお祀りされています。
なんだか不思議な気持ちになりますね。





近くには平清盛の供養塔と祇王、祇女、刀自の墓が並んで建っています。



いつも御朱印を授与して頂くのは、ご本尊さまにお祀りした証になるのは無論ですが、お寺や神社の維持費のほんの一部にでもなれば、、、との想いがあるからです。





帰りに"竹林の小径"を通りましたが、途中数人の方とすれ違った以外は無人でした。
嵯峨野の"顔"だけに寂しさを感じます。