法輪寺は推古30年(622)に聖徳太子の病院平癒を願い山背大兄王により建立されたと伝わる古刹です。
"三井の里"にある法輪寺には貴重な飛鳥仏と昭和50年(1950)に西岡棟梁により再建された三重塔が残ります。
法輪寺の地は斑鳩の里の北方にあり、三井の地名は聖徳太子が飛鳥の地から三つの井戸をお移しになったことからそう呼ばれています。
法輪寺の西北には太子が掘られたと言う国史跡の井戸が遺されています。
"斑鳩三塔"のひとつで国宝だった三重塔は昭和19年(1944)7月21日に落雷により焼失していまいます。
全焼であった為、国宝指定は取り消され、再建事業は全くの独力となりました。
二代にわたるご住職の全国勧進や地元の方々や作家・幸田文さん始め、多くの方々の支援で昭和50(1975)に設計は竹島卓一博士、木工事は宮大工西岡常一棟梁のもと、往時の姿を取り戻しています。
五重塔もいいですが、ここ斑鳩の地には優美な三重塔が似合っているように感じます。
また、講堂(兼収蔵品)には飛鳥時代から平安時代までの仏像が安置されています。
仏さまの写真はHPから転載させて頂きました。