京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

六角堂頂法寺

2020年08月24日 05時53分00秒 | 日記
 六角堂頂法寺は因幡薬師堂平等寺と同様、平安遷都以前から存在し、広く民衆の信仰を集めている町堂です。
また、西国三十三所観音霊場の18番札所でもあります。




 
用明天皇の御代587年、聖徳太子を開基に創建されたと伝わります。

ご本尊は聖徳太子の護持仏と言われる如意輪観音菩薩で全高が約5.5cmの小さな仏様です。
西国三十三所観音霊場の草創1300年記念事業だったと思いますが一度、お詣りした事があります。



現在、京都国立博物館で開催中の特別展「聖地をたずねて〜西国三十三所の信仰とと寺宝」でご本尊のお前立が公開されています。





有名な"へそ石"です。
平安遷都の際、通りが六角堂にあたってしまい、天皇が使者をたてて南北どちらかに移動して頂くよう祈願されると、お堂の礎石ひとつを残して、北へ5丈(約15m)移動した話は有名です。







また、親鸞聖人とも縁が深く、聖人が比叡山で長年修行しても満足できるものを得ることが出来ず、ある日から毎夜比叡山からここ六角堂に百日参籠され、夢告によって浄土真宗を開かれるきっかけとなったと言われています。

境内に立つ親鸞聖人像は百日参籠で通われた遠く比叡山の方角を見ているのでしょうか。





また、親鸞聖人像の手前には可愛らしい"一言願い地蔵"が居られます。

また、六角堂は、いけばな発祥の地としても知られ、池坊専応、専好を始めに代々の家元により受け継がれて来ました。
現在でも池坊家元が六角形頂法寺の住職を兼務されています。



六角堂の西側には11階建ての池坊会館があり、上から六角堂を眺める事が出来ます。

最後に御朱印を授与して頂きました。



本来なら草創1300年の記念スタンプを押して頂けるのが、この8月までの予定でしたが2022年3月末まで延長されました。