京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

奈良大和路⑬長谷寺

2020年05月10日 09時09分00秒 | 日記
 長谷寺は奈良県桜井市にある真言宗豊山派の総本山です。
また、西国三十三ヶ所観音巡礼の第八番札所としても名高い寺院です。






 
威風堂々と建つ仁王門の「長谷寺」の額字は後陽成天皇の宸筆です。






登廊(のぼりろう)
仁王門を潜ると本堂まで長い登廊が繋がっています。上・中・下の三廊に分かれ108間、399段もの長さがあります。










登廊の両側には有名な牡丹が、また、花の色が緑色の御衣黄桜が咲いていました。
また、脇道を進むと平安時代の歌人藤原定家・俊成の碑が建っています。


 




本堂は江戸時代建立の入母屋造で国宝に指定されています。
京都清水寺と同じく断崖絶壁に懸造です。
ご本尊は身の丈が三丈三尺(約10m)もある大きな十一面観音立像です。
丁度、ご開帳の時で特別拝観料を志納し、間近でご縁をいただきました。
御御足は信者の方々が御利益を得ようとピカピカになっています。



大黒天をお祀りしている大黒堂です。
元は外来の神でしたが仏教に取り込まれ結縁財宝の仏さまとなっています。







昭和29年に建立された五重塔です。
その前にはかって存在していた三重塔の礎石が残っています。



開山の徳道上人をお祀りする開山堂です。
また、西国三十三ヶ所観音霊場のご本尊もこちらにお祀りされています。





新緑が眩い季節になってきました。





石畳と白い築地塀、奥に見えるのは登廊、、、紫陽花の一種でしょうか、、、美しい景色です。