京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

奈良大和路⑭二上山

2020年05月11日 07時06分00秒 | 日記
 自宅から車で約40分の所に二上山(にじょうざん・古代ではふたかみやま)があります。天武天皇の皇子の大津皇子の陵墓がある事でも知られています。




近くには"道の駅"もあり新鮮な野菜が安く販売されていて前回に立ち寄った時には筍を買い求めました。

"二上山万葉の森"には無料の駐車場、軽食もある喫茶も併設されています。

子供が小さな時にはバッタ、トカゲや沢蟹、また、オニヤンマを獲りによく訪れていた馴染み深い場所です。







ご覧のように奈良時代の遺跡も良く残っています。





まずは雌岳の山頂から東方向(奈良盆地)の眺めです。僕の脚で40分くらいで登れます。(京都では大文字山に登るくらいの工程です。)
正面に見えるのは大和三山のひとつ畝傍山です。
快晴の日には若草山や飛鳥も見渡せます。





向かいに見えるのは雄岳でふたつの岳の間(窪んだ所)は"馬の背"と呼ばれています。

案内板にあるように二上山はかっては火山でした。近畿地方の遺跡から発掘されるサヌカイト(石の矢尻や石包丁など)はほとんどがここ二上山から産出された物です。









雄岳の山頂には悲劇の皇子、大津皇子が眠られています。





万葉集にある大伯皇女の歌はあまりにも有名です。
大津皇子を慰めるかの様に八重桜の一種"普賢象桜🌸"が咲いていました。







石切場跡です。
世紀の大発見と言われた明日香村の高松塚古墳の石室もここから切り出されました。









鹿谷寺跡。
保存状態も良く、石窟内には磨崖仏が残っていて肉眼でも確認することが出来ます。



明日香と難波(なにわ)とを結ぶ最古の官道"竹ノ内街道"の一部です。





お気に入りの風景。(奈良県側)
場所は当麻小学校の隣りです。