京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

京の夏の旅④(旧湯本家住宅)

2019年09月19日 05時53分02秒 | 日記
藤野家住宅に続いて「旧湯本家住宅」を見学しました。場所は相国寺の総門の近くです。
今まで、その存在すら知りませんでした。



平安京の復元研究を生涯のライフワークとされ「平安通史」を編纂された江戸末期から大正時代にかけ活躍された湯本文彦氏の住まいです。





現在、千本丸太町交差点北西にある大極殿跡も彼の研究の結果、導き出された場所です。

話は変わりますが、つい先日の新聞にも羅城の跡が発掘調査され平安京の南辺が特定され、平安京全体の規模が「延喜式」通りであるとの発見となりました。

京都新聞のweb記事から転載します。





旧湯本家住宅に話は戻ります。
住宅は非常に凝った造りで彼の数寄者ぶりが伺えます。
床柱は南山城にある浄瑠璃寺の古材が使われており、茶室は大徳寺真珠庵にある金森宗和ゆかりの「庭玉軒」の写しだそうです。







また、平安神宮創建の際に参考資料とされた朝堂院の絵図や彼が使った筆記具も展示されていました。



建物内部は撮影禁止だったので一部、「京の夏の旅」パンフレットから転載されて頂きました。