京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

白州正子が愛した十一面観音像を訪ねて⑤盛安寺

2019年09月25日 08時03分07秒 | 日記
次にやって来たのが盛安寺です。





盛安寺は、文明年間(1469-1487)に越前の朝倉貞景の家臣 杉若盛安により建立された真盛天台宗の寺院です。

本堂の拝観の前に今日の主目的の十一面観音立像にお祀りします。





崇福寺伝来の平安時代初期造立の四臂の十一面観音立像でヒノキの一木造、漆箔。像高180.5cm、国指定の重要文化財です。かって白州正子は「地蔵菩薩の持ち物である錫杖を手にした姿は、藤原時代の雅を感じさせる。しかし、この像は、大津京ゆかりの崇福寺の栄華を伝える数少ない遺物なのである」と述べています。

安置されている収蔵庫は5月、6月、10月の毎週土曜日、正月三が日、5月の連休期間中に開扉、公開されています。