京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

高台寺「朝の坐禅と法話」

2019年06月09日 16時30分27秒 | 日記
久しぶりの更新になります。6月8日は、高台寺の「朝の坐禅と法話」に参加しました。





6時30前に着きましたが既に4名の方が来られていました。僕を含めて7名の参加です。通常は閉められている唐門から入り方丈へ。東の間が坐禅会の会場です。



ご指導頂くのは高台寺執事の寺前浄因さまです。
初体験の方もいらっしゃるので、脚の組み方、呼吸法などを教わり、線香一本が終わる約15分の坐禅が2回行われます。

呼吸は鼻から吸って、同じく鼻から吐きます。ポイントは吐く時はゆっくりと出来るだけ長く吐きます。このサイクルを10回繰り返して再び1から始めます。息を長く吐く事は自然と腹式呼吸になります。
しかし、これがなかなか難しいのです。いろいろな雑念が邪魔をし、数がわからなくなったり、脚が痛くなって来たりと、呼吸に集中できなくなります。

1回目は、ただただ坐禅、呼吸を整える事に集中して終わりです。
2回目は、警策を持たれ、集中できない時には打って下さいます。

その時の作法は、両手を合わせ礼をします。左右の肩に2回ずつ警策を打って頂きます。
終わると、再び両手を合わせ礼をします。
礼に始まり、礼に終わる、、日本古来の武道に通じる精神を感じます。



坐禅を終えて湖月菴に移動し、朝食を頂きます。
なんと「矢尾治」さんの精進料理です。京都には禅寺の本山が多く、妙心寺は「阿じろ」、大徳寺は「泉仙」建仁寺は「矢尾治」さんが料理の御用達を務めておられます。
いずれも精進料理の名店ですが、「阿じろ」さんは、ミシュランガイドで星を獲得されている名店です。











今回、特別に湖月菴と繋がっている、もうひとつの茶室の鬼瓦席にも入れて頂きました。





茶室の軒下にあるのはレプリカで、こちら室内にあるのがオリジナルです。鬼瓦と言うより獅子瓦ですね!

これで解散となり、一般拝観が始まる9時まで境内を巡りました。人のいない高台寺!本来の禅寺の雰囲気を味わいました。