京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

新緑の比叡山延暦寺② 西塔エリア

2019年06月04日 05時38分13秒 | 日記
横川エリアを後にし、西塔エリアへ。

まずは、にない堂(重文)です。







ご覧のように2つのお堂が渡り廊下で繋がっています。向かって左側が常行堂、右側が法華堂で同じ形をしています。
延暦寺の僧であった武蔵坊弁慶が渡り廊下を天秤棒に見立てて担いだという伝説が残っています。
こちら2つのお堂では、現在も延暦寺のお坊さまが修行をされています。
また、期間限定で一般の方の坐禅体験も行われています。







西塔エリアの中心となるお堂が釈迦堂(重文)です。
織田信長の比叡山焼き討ち後、秀吉が近江の園城寺(三井寺)の本堂を移築したもので、延暦寺山内では最も古い建物です。
ご本尊さまは伝教大師最澄作と伝わる釈迦如来立像で二年前の平成29年に千日回峰行の祖、僧応和尚の千百年御遠忌を記念して秘仏釈迦如来立像と内陣が特別公開されました。釈迦如来立像の公開は実に33年ぶりの公開でした。









浄土院(重文)は、伝教大師最澄の御廟で延暦寺山内で最も清浄なところです。弘仁13年(822)に入寂された伝教大師は、弟子の慈覚大師円仁によってこの地に埋蔵されました。
浄土院では十二年籠山行を行う侍真僧(じしんそう)は、食事の給仕など、生前同様に伝教大師にお仕えされています。
勅使門があり、他のお堂とは雰囲気が違います。

駐車場まで戻り、比叡山延暦寺の中心的な東塔エリアに向かます。