
玄海原子力発電所が稼働する2年前の昭和48年に九電から唐松医師会に「玄海原発周辺3㌔の住民に血液を含む検診を要請され。玄海町と旧鎮西町の委託費を受け、佐賀県も加わった独自の長期研究調査」として毎年実施してきました。
その検診結果の公開することに戸惑っています。
医師会は「市には伝えても良いが、それを公開することで被る責任は市が負うべき」と主張しています。
唐津市は「情報を公開することでどんな影響が及ぶか判らない」と消極的です。
玄海町及び唐津市は「白血病が多い」という厚労省がおこなっている調査で明らかです。それが、原発によるものかどうかは不明ですが、医師会が実施した調査研究には「血液を含む」という事は「ガンの発症を想定したもの」と思われます。加えて、この話を医師会に持ち込んだのが九電であるところに注目しなければなりません。
市の担当者は「検診結果は、他の地域との差異はないと聞いている」と説明しています。
問題がないのであれば「公開」しても良さそうですが、責任の所在をどうするかで医師会と唐津市でキャッチボールしています。
隠せば隠すほど、なにか重大な秘密が隠されているのではと疑惑は増大します。
唐津市は、市民の不安や知る権利の観点から情報開示に踏み出して欲しいものです。
写真は、議会報の配布中に見かけたお地蔵さんです。
