山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

カリフォルニア訪問記(2016年5月6日)

2016-05-09 22:33:00 | 旅行
5月6日(金)は、サンノゼ州立大学での国際スタインベック学会3日目であるとともに、スタインベックの生誕地サリナスにあるナショナル・スタインベック・センターではスタインベック・フェスティバルが始まります。サンノゼの学会を終えてからサリナスに向かう選択もできたのですが、サリナスのフェスティバルでは、前回フェスティバルに参加して以来親交のあるZeiglerさんが制作された映画上映が午前中にあるので、朝、サンノゼからサリナスに移動することにしました。

何と幸運なことに、著名なスタインベック研究者であるRobert DeMottさんがレンタカーで移動する車に同乗させていただくことになりました。



1時間あまりの旅でしたが、気さくにいろいろ話していただき、とてもよかったです。

せっかくなので御著書にサインもしていただきました。



スタインベック・センターには、2010年のフェスティバルに参加して以来の訪問でしたが、サンノゼ州立大学のスタインベック研究所とともにスタインベック研究の聖地です。







Zeiglerさんの上映会にも無事間に合ってよかったです。





この日は、発表やパネルディスカッション聴講の他に、センターのスタインベック展示も見ました。















この展示は、スタインベックの人生と作品を縦軸にして、そこから関連する地理や歴史、生物学や戦争など幅広い分野の横軸が広がっているイメージのものです。

この展示を見た人は、総合学習的にいろいろなことを学べるとともに、スタインベックの作品を読んでみたくなるような展示になっています。

このように展開できるのは、もちろんスタインベック文学の幅と奥行きの深さのおかげです。

この日は、サリナスの日系アメリカ人の会(Salinas Valley JACL)の方々が、日本からフェスティバルに参加した我々を招いて歓迎会を開いてくださいました。


1994年にこのフェスティバルに初参加した際には、サリナス市と姉妹都市になっている串木野市との交流の中心となる串木野会の方々が歓迎会を開いてくださいました。


2010年同様ホリデーイン・エクスプレスに宿泊しました。


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カリフォルニア訪問記(2016年5月5日)

2016-05-09 17:38:46 | 旅行
国際スタインベック学会2日目、午前中のDoctors, Writers, and Scientistsというシンポジウムの中でSteinbeck in Sickと題して発表をしました。


ごく簡単にまとめると、スタインベックが高校時代に肺炎で命を落としそうになりながらも医師たちの懸命な努力によって一命をとりとめたという経験が、その後の彼の人生や作品に与えた影響を彼の手紙や日記などを手がかりにみるものです。




研究発表には、28年前の大学時代に短期語学研修で、このサンノゼに滞在した時にホストファミリーとしてホームステイさせていただいたバロウズ夫妻も来てくれました。


当時、スタインベックゆかりの町モントレーに連れて行ってくれ、スタインベックの話を聞かせてもらったことがきっかけで、スタインベックに興味を持ち、大学院でスタインベックの研究を始めました。

お二人に出会ってなかったら、おそらく今、スタインベックの研究者になっていなかったと思います。

国際学会の最大のメリットは、他国の研究者たちと知り合えることです。 




この日は、学会終了後、バロウズ夫妻に加え、学生時代の語学研修の恩師ランディ先生夫妻が集まり、夕食会を開いてくださいました。


とても幸せな一日でした。
スタインベックの作品名になぞらえると、まさに『楽しい木曜日』(Sweet Thursday)でした!
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カリフォルニア訪問記(2016年5月4日)

2016-05-05 18:18:52 | 旅行
カリフォルニア滞在3日目、いよいよ国際スタインベック学会が始まりました。

会場はサンノゼ州立大学内のマーティン・ルーサー・キング図書館で3年前と同じ会場です。








スタインベックの国際学会には何度も参加しているので、顔見知りもある程度いて、再会を喜び、近況報告などをします。

また、初めてお会いする方もいて、研究者のネットワークが国際学会に参加することにより、少しずつ広がります。

今日はご自身が日系3世であることからスタインベックの日本における人気について関心を持たれ、それをサンノゼ州立大学のスタインベック・センターに質問したら、僕を紹介され、それ以降、手紙やメールやFacebookでやり取りをしているガイ・タカマツさんにも初めてお会いしました。




日本から学会に参加している中垣先生、大須賀先生も一緒に写真を撮りました。

今日の学会後は、1997年の国際学会で初めてお会いして以来、親交のあるルーチェン・リー国際スタインベック学会会長に夕食に誘っていただきました。




そこでも多くのスタインベック研究者と情報交換することができ、有意義な時を過ごしました。

明日は自分が登壇するパネルディスカッション(実はもう今日ですが)、頑張ります!


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映画紹介:『杉原千畝』(2015)

2016-05-05 00:30:04 | 日記


今回のアメリカ行きの機内で見た映画です。

この映画は、公開時に忙しく時間が取れずに見逃した映画だったので、機内で見ることができてよかったです。

映画の英語タイトルは、Persona Non Grata、これは派遣される国にとって「好まれざる人物」という意味です。

杉原千畝という人物については、アメリカのPBSで制作された彼についてのドキュメンタリー番組を見た、姉妹都市ニューパルツの友人であった故ジョージ・ダンスキンさんが、手配して送ってくれた同ドキュメンタリー番組によってでした。

人道的な活動をした日本人外交官、杉原千畝について、国際交流に関わっている僕にぜひ知ってもらいたいと思ってくれたことがとても嬉しかったです。

この映画も、千畝の人生がうまく描かれていました。

特に妻との出会いからから結婚、そして外交官の妻としての覚悟などが描かれないことによって描かれていて、その手法に感服しました。

日本語音声英語字幕で観賞したのですが、
「君は派手にやりすぎた」が、You went too far. と訳されていたり、
「人のお世話にならぬよう」が
Never be a burden to others.と訳されていて、なるほどと思った次第です。

「世界は車輪です」という言葉も印象的でした。

お薦めの映画です。

備忘録として書いておきますが、杉原千畝が日本の通過ビザを発行することによって救ったユダヤ人の数は2,139だったそうです。
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カリフォルニア訪問記(2016年5月3日)

2016-05-04 12:58:00 | 旅行
カリフォルニア滞在2日目となりました。

時差ボケで昨夜はかなり早く就寝し、夜中に一度目を覚ましましたが、また寝て、早朝に起床しました。

ホテルの朝食サービスが始まるのを待って、朝食をとりました。


今日は、明後日の研究発表の準備を部屋にこもって進めました。

合間につけたテレビでは、インディアナ州での共和党の予備選挙について報じられていました。



Ted Cruz候補がDonald Trump候補のことをpathological liar(病的な嘘つき)であると評していました。

また、映画Back to the Future2のビフ・タネンはトランプ氏をモデルにしたものだと脚本家が認めているとのエピソードを紹介していました。

なるほど映画で(つい先日の休日、息子がDVDでこの映画を観ていた)高層ビルに住んでいますが、あれはトランプ・タワーの風刺だったのだと納得しました。

ただ、予備選に敗れたクルーズ氏は、大統領候補の選挙からの撤退を表明しました。

これで、共和党からはトランプ氏が指名されることが濃厚となりました。

一方の民主党では、Sanders氏がClinton氏を破り、まだまだどちらが指名されるのかわからない状態です。

お昼頃、一応の準備が終わりましたので、少し街を散策。

散策のミッションは、
1 サンノゼでの学会後、スタインベックの故郷サリナスで開かれるスタインベック・フェスティバルに移動するための手段の確認

2 明後日の研究発表は、実はパネルディスカッションの形式で、他の研究者が発表する内容に関する書を購入

3 妻からの土産リクエスト品(日常品が多い)の購入

です。


まずは駅に行き、サリナスへの行き方を確認。

そこから古本屋を検索すると徒歩圏内に一軒あることがわかり行ってみることにしました。

なかなか大きな古本屋でした。



古本屋巡りが好きな僕は買いたい本が他にも何冊かありましたが、運よくお目当ての書を見つけることができたので、その書のみを購入しました(結構いい値段でした)。


古本屋に行く途中、Whole Foods Marketを見つけていたので、そこで妻からのリクエスト品をいくつか購入。



今日のミッションは、大体クリアできました。

そして部屋に帰り、購入した本を読んでいます。

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カリフォルニア訪問記(2016年5月2日)

2016-05-04 00:17:59 | 旅行
ゴールデンウィークではありますが、カリフォルニア州サンノゼ州立大学で開催されるジョン・スタインベック国際学会で研究発表をするためにアメリカに出張です。

朝、新見駅を出発し、


今回は成田サンノゼ直行便を利用しました。







サンノゼは、大学生の頃語学研修で、初めての海外渡航として
来た街。
大学生時代のホストファミリー参照

今回、記念すべき通算50回目の海外渡航となりましたが、その目的地もサンノゼだったことに何かの縁を感じます。



(これまでの渡航歴については、山内 圭の業績内をご参照ください(これを書いている今、まだ記録が追い付いておりませんが…)

この街に来るといつも、初の海外でわくわくした学生時代のあの気持ちがよみがえって来ます。

機内で映画を3本も見てしまいあまり寝なかったのと時差ボケで、この日は昼食はホテル近くのレストランで、



その後、会場となるサンノゼ州立大学に立ち寄り、

夕食は、寿司屋でレインボーすしを持ち帰って、ホテルの部屋で食べました。



明日は時差ボケの調整をしながら発表準備に励みます。

ちなみに、学会会場となるサンノゼ州立大学のマーティン・ルーサー・キングJr.図書館については、新見公立大学・短期大学とサンノゼ州立大学との共通点(または新見市とサンノゼ市の共通点)をご覧ください。
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山内農園二人農業報告記 キュウリ夏すずみ

2016-05-02 15:56:13 | 日記
山内農園二人農業報告記です。

妻のリクエストと息子の希望で、キュウリの夏すずみの種をプランターに植えました。

しばらくして、発芽してきましたのでよかったなと思ったのですが、何とナメクジにやられたようです。




妻のアイディアでローズマリーを防虫のため(ナメクジは虫ではないですが)、周りに起きました。

現在、1本のみ、無事生き残りました。


元気に双葉を開いている状態です。大きく育ってほしいです。
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山内農園二人農業報告記 2016年4月11日

2016-05-02 12:22:42 | 日記
山内農園二人農業報告記、2016年4月11日の様子です。

3月29日に植えたジャガイモは発芽し、




4月5日に植えたアスパラガスも順調に育っています。



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山内農園二人農業報告記 2016年4月5日

2016-05-02 12:13:37 | 日記
山内農園二人農業報告記です。

2016年4月5日、息子の畑にアスパラガスを植えました。

収穫は来年になるようですが、気長に頑張ります。

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山内農園二人農業報告記 2016年4月2日

2016-05-02 09:55:29 | 日記
山内農園二人農業報告記です。

今年は新しいジャガイモにも挑戦し、2016年4月2日、インカのめざめを植えました。







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山内農園二人農業報告記 2016年3月29日

2016-05-02 09:29:10 | 日記
山内農園報告記です。

2016年3月29日にジャガイモの植え付けをしました。




昨年、山内農園で採れたジャガイモを種芋にしています。

今年もたくさん収穫できたら嬉しいです。

昨年のジャガイモの土づくりについては、

二人農業記(土づくり)(2015年3月15日)

種イモ準備については、
二人農業記(種イモの準備)(2015年4月4日)
植え付け作業については、
二人農業記(ジャガイモの植えつけ)(2015年4月9日)

をご覧ください。
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加藤勝信 一億総活躍担当大臣による特別講演「一億総活躍社会と地方創生」開催

2016-05-01 13:30:50 | 日記

5月14日(土)、新見公立大学・新見孤立短期大学の鳴滝祭に合わせ、地方創生にいみカレッジ鳴滝塾では、加藤勝信 一億総活躍大臣をお招きし、講演会および学生代表との座談会を開催させていただきます。

会場は、新見公立大学・短期大学体育館で、13時開場、講演は13時30分から14時45分、座談会は15時から16時15分の予定です。

新見公立大学・新見公立短期大学の大学祭に大臣をお招きするのは、本学の歴史では初めてのことです。

今回の公職選挙法の改正により選挙権開始年齢が18歳に引き下げられ、学生の皆さんも投票権を有します。

政治や選挙や社会に興味を持ついい機会です。

是非、参加してください。

また、一般の方もご参加していただくことが可能です。

電話・Faxまたはホームページからの事前申し込みが必要となります。 

地方創生にいみカレッジ 鳴滝塾をご覧ください。 

どうぞご参加ください。
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