山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

大学教員の夏休み

2009-08-03 23:19:08 | 日記
教員という職業は、夏休みなどの長期休暇があるからいいですねえと時々言われます。

でも、実は教員は教える以外にもすることがたくさんあるのです。

長期休暇には授業がないので、普段授業の準備にかなりの時間を割いている僕にとっては確かに少し楽にはなります。

授業が翌日ある場合には、大体その前夜に眠い目をこすって、授業準備をしていますので…。

学校にいる空き時間に授業準備をすればいいのですが、空き時間は学生や来客への対応や事務的な仕事などでほとんどつぶれてしまいます。

毎年、この時期、僕の空き時間は、進学を目指す学生達の英語の個別指導で一杯となります。

僕が勤めているのは短大ですので、4年制大学への編入を目指す学生がかなりいます。

地域福祉学科、幼児教育学科にも編入希望の学生はいますが、看護学科の学生が現在、最も4年制大学志向が高く、かなりの学生が4年制大学の編入試験に向けて勉強しています。また、保健師学校や助産師学校への進学を目指す学生もいます。

編入試験では多くの大学で英語を課します。

ということで、学内で唯一の英語の専任教員である僕のところには、英語の指導をしてくださいという依頼が多く寄せられます。

僕としても自分を頼ってきてくれる学生達にはできるだけ協力したいと思っていますので、物理的に可能な限りは個別指導に応じるようにしています。

明日からは、それに加えて進学希望者用の補習も開講する予定です。

あとは、夏休みなどまとまった時間のあるときには研究を進め論文もまとめなければなりません。

教育の他に研究というのも大学教員の大きな責務なのです。

今日、幼児教育学科の授業が終わり、あとは木曜日の地域福祉学科の授業で前期の授業すべてが終わります。

授業は終わりますが、上に書いたように毎日忙しい日々が続きます。

ですから、教員は夏休みがあるのでいいですねえなどと言わないようにしてくださいね。


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