山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

新見英語サロン祝10周年(2005年2月12日~2015年2月12日)

2015-02-15 22:55:44 | 日記
「10周年」というのが、10年目に入った時を言うのか、それとも丸10年がたった時に言うのか、正確なことはわかりませんが、2005年2月12日に第1回新見英語サロンを開催して、2015年2月12日で10年となりました。

10年間で247回の開催、平均すると、14.7日に一回、つまり2週間に1回のペースでの開催となります。
(*この部分、年数の計算が違っていましたので、書き換えました。)

この新見英語サロン、公立大学の英語教員という立場にある僕の社会貢献の一つとして位置づけられています。

細々と行っている活動ではありますが、多少の社会への貢献にはなっているかもしれません。

市民の方々とALTなどの外国出身者、そして本学の学生が参加するこの英語サロン、まずは英語や外国に関心のある人たちの交流の場になっていると思います。

学生たちが海外研修等の報告をさせてもらった時には、社会人の方々の熱心な質問やアドバイスをいただき、それは、学生たちにとって良い勉強になっています。

この英語サロンを通じて、ALTの方々が日本の友達を増やし、仲良くなって一緒に遊んだり、中にはカップルが誕生したり、ALTの家族が新見に来られた時には英語サロンで歓迎会を行ったり、ALTが帰国後にまた遊びに来てくれたり、文通やSNSでつながっていたり、いろいろな交流の場になっています。

英語サロンでお子さんと参加してくださったり、高校時代に参加してくれた人が大学で英語方面の学部に進学したり、在学中に英語サロンに参加してくれていた学生が海外に出かけたり、卒業生たちが海外に行った後に英語サロンで報告をしてくれたり、英語学習を趣味とする社会人の方々が多数来てくださったり、そんな場にもなっています。

先ほど、社会貢献と書きましたが、これは僕が社会にささやかな貢献をしているというベクトルだけではなく、実は何と、社会が僕の英語力維持に貢献してくれているというような逆のベクトルの意味合いもあります。

僕にとっての外国語である英語の力を維持するためには、実際に英語を使う機会が必要なことは言うまでもありません。

英語サロンは、そんな機会も僕に与えてくれるのです。

普通学生に授業で英語を教えているだけでは、通訳をする場面というのはほとんどないのですが、英語サロンでは、通訳をすることも多々あります。

英語サロンは、僕の通訳経験の場数を与えてくれているのです。

大学の教員、特に公立大学の教員は、江戸時代でいうと藩のおかかえの武士のようなもので、その武士を食わせて剣の腕を高めさせれば、それはもちろんその武士自身を高めることにもなりますが、同時に藩のためにもなるという構図が、私たち公立大学の教員にも当てはまると思っています。

つまり、自治体におかかえで雇っていただいている僕(現在は、本学は公立大学法人になっているので、厳密な意味では地方自治体に雇われているのではありませんが)が、英語力を磨けばもちろんそれは自分自身のためにもなりますが、僕の英語力が上がれば、授業を受ける学生たちのためにもなりますし、同僚教職員にも多少の恩恵を与えることもできますし、自分の英語の力を地域に還元することもできるわけです。

というような気持で英語サロンを継続しております。

これからもよろしくお願いします。

これまでの活動については、こちらをご覧ください。
新見英語サロン活動実績
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