きたネット★環境情報Blog

北海道の環境を守り育てる活動を支援する、「北海道市民環境ネットワーク」事務局から、北海道の環境活動情報を発信しています。

北大植物園 自然観察会レポート

2006-06-02 | ボランティアレポート
今回の春の活動交換会では、多くのボランティアスタッフのご協力をいただきました。
その中のひとり、北海道学生環境ネットワーク「えこふぉっかいDO」のメンバー"けよちゃん"こと西田佳世さんの、春の自然観察会「帰化植物の現状を知る」の参加レポートをご紹介します。

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北大の植物園の近くは何度か通ったことがありました。
しかし、以前から興味はあったものの、実際に植物園の中に入るのは始めてで、とてもわくわくしながら向かいました。
お天気も晴れていて気温も暖かく、観察会には絶好の日でした。
植物園の中は期待以上にすばらしく、ツツジや桜の仲間も満開で、とても都心の中にいるとは思えない所でした。



この日は塩田惇先生がガイド役として一緒に植物園を回ってくださり、北海道の帰化植物について教えてもらいました。

私が知っている帰化植物と言えば、「セイヨウタンポポ」くらいで、今まで意識して、これは帰化植物なのか、もともといた植物なのかなどを考えて見たことはあまりなかったので、塩田先生と植物園の中を歩きながら、いろいろな帰化植物を教えてもらい、新しく知ることがたくさんありました。


小さいころよく観ていた「ヒメオドリコソウ」も帰化植物であったことには、驚きました。
帰化植物は、道のふちなど端の方に生えることが多いそうです。
それを聞いたときは植物にも生存競争があり、植物の生きる力を改めて感じました。

自然を守るためには外から入ってきた外来種は駆除しなければなりませんが、人間の手によって連れてこられ、この土地に生きようと根を生やした帰化植物にとっては、とても気の毒なことだなと思いました。

塩田先生に帰化植物のことを教えてもらってから、大学に行く途中や、家の周りを歩くときに、ふっと帰化植物が目に着くようになりました。
意外とたくさんの帰化植物が私の家の近くにも生息しています。
小さいころ観ていた「ヒメオドリコソウ」も集団で咲いていました。
「帰化植物だけど、やっぱり憎めないな、そもそも私たち人間が勝手に連れてきてしまったわけだし」と「ヒメオドリコソウ」を観るといつも思います。


<text by 西田佳世>

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