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森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

時には冒険少女のように

2011-07-09 03:16:30 | 梢は歌う(日記)

「ように」とちゃんと付けましたからね、「ように」と。

 

※    ※     ※

ある時、夫と車を走らせていましたら、家の近くの動物病院が閉鎖されて売りに出されていました。
夫曰く、
「ここは場所も悪かったから、もっと場所の良い所に移転したのかなあ。」

なんと善意の解釈でしょう。

場所の悪いところで20年以上もやっているわけないと思いますよと、私は夫に言いました。

私の推理は、もっとろくでもないものです。

この世知辛い世の中、とうとう立ち行かなくなったのだと言う解釈。この病院は治療代が高いと噂があったのです。あくまでも噂ですが、私も以前飼っていた猫のピピちゃんをこの病院で亡くしてから、此処には来た事がありませんでした。丁寧で優しい良い先生でしたが、助からなかったと言う悲しい思い出の病院になってしまいました。だからその後飼ったワンコのココちゃんの時には病院を変えました。だけど病院を変えて分かった事ですが、やっぱり前の診療代は高かったなと感じてしまったのです。故にどんなに腕が良くても、リピーター率が低いのでは・・・・・

動物病院の値段設定は良く分かりません。でもその後の病院の繁盛具合に影響があるとすれば、その兼ね合いは難しいものかもしれませんね。だけど、それにしたって20年以上もやってきたのに、今更、「とうとう」もないか・・・

謎のまま、車はその場所から離れていきました。

※    ※      ※

本当に、毎日が暑い。

私は家の中でフウフウと猫を巻き込んで我慢大会をしている事が多くて、時々ぼんやりしてしまいます。これは危ない兆候ですよね。節電も気をつけてやらないと危ないですよ。

だけどふと、この暑さに負けて、心も閉じこもりがちになっている自分に気がつきました。心は閉じこもりがちと言っても、主婦の生活は早々は引きこもってはいられないでしょう。買い物行ったり銀行に行ったり・・・

だけど友人に電話するでもお茶を飲もうなどとも思えない私。

なんかイヤだな、そんな私。

夏はなんか心が燃えていなくちゃ。

あっ、そうだ。

ずっと前に出来たのに、行った事がない喫茶店に行ってみようと急に思いたちました。

出来たばかりの頃、先に行った友人たちの評判が余り良くなくて、行く機会がなかった喫茶店。自分の目で確かめたいと思いました。だって今、町に喫茶店って少なくなったと思いませんか。ドトールとかはあるけれど、昔ながらの喫茶店ってあまりないのです。だからそこが私の思っていた喫茶店だったら良いなと思いました。

銀行とちょっとした買い物をしたついでに行きました。着いた時には、もう喉がカラカラでした。

そう言えば、喫茶店の「おひとりさま」出来ますか?

私はずっと昔から平気です。

もちろん最初はドキドキしました。でも頑張ってチャレンジしたのですよ。
「それって、頑張ってチャレンジするものなの?」って、思いましたか。
私的には、そうです。
なぜなら、喫茶店でやることは美味しいお茶を飲む事だけではなくて、友人とのおしゃべりが大切な要素でしたから。そのおしゃべりがなくて、喫茶店に一人で入って一人でお茶を楽しむのは、ちょっとハードルも高かったのです。

でもそのチャレンジは、いつの頃かと言うと、はるか昔の学生時代の事なんですね。その頃、いろいろ頑張りました。「おひとりさま映画館」に「おひとりさまラーメン屋」・・・・

「おひとりさまお芝居」はお芝居自体が滅多に行かなかったからですが、一昨年チャレンジして、これも平気。幽霊が怖くてひとり旅が出来なかったけれど、食事なしのビジネスホテルなら結構行けると気がついて、これも平気になりました。

そそっかしいので海外旅行のおひとり様は、この先もないと思います。不安要素が多すぎて・・・

バスパックも、私的にはちょっと勇気が出ません。だってバスが分からなくなっちゃいそうで怖い←私の場合ありえそうでしょ・・。

「ひとりカラオケ」「ひとり焼肉」「ひとりミッキーマウスのおウチ巡り」、どれもやりそうもないな、これからも。

だけど「牛丼屋」さんのおひとり様、今度やってみようと思います。なんと牛丼屋さんに今まで一度も入った事がないのです。注文のルールも良く分からないかも。

でも夏は、こんなささやかな事でも冒険してワクワクする事も素敵な事だと思います。

と、言う事でお話を元に戻します。

初めては行った喫茶店は、昔ながらの喫茶店で、しかもちょっと洒落ていました。珈琲の味はちょっとほろ苦くて、本当のアイスコーヒーの味がしました。
ここ、良いな。

そう思いました。

が、カウンターに座っていた常連と思われる女性のおしゃべりが・・・・・・、ああ、滅茶苦茶煩かったのです。お客は私とその人の二人。彼女が話しているのは、喫茶店のママさん。だからどうしても、話し手はお客で聞き手はママさんになってしまい、私も彼女のおしゃべりを聞く羽目になってしまったのですよね。

聞かないよと言っても聞こえちゃいますよ。

でも最初は、聞かないようにしていました。本を読んだりメールしたり・・・。本当は静かにぼんやりしていたかったのだけど、まあそれはこの次にでもと言うことで良いやと思いました。

ところが彼女が行き成り、私の耳がダンボになるような事を言ったのです。

そうです。あの病院の閉鎖の理由です。

それは思ってもみない理由でした。先生が亡くなったと言うのが、その理由だったのです。

私はひとり心の中で「えええ~!!」と叫びました。代わりにママさんが「ええ~!!!」と言いました。

「私てっきり・・・・」とママさん。この「・・・」の部分には、上のほうで私が思ったことが入ります。

でも何故、みんなの予想の中に獣医師の死亡説が思いもしなかったのかと言うと、その先生が若かったからなのです。

たぶん私と同じくらい。ショックでした。

彼女とママさんがその病院の思い出を語り続けていました。

ウズウズウズ

いつもなら見知らぬ人には気さくではない私。でも、そのお話には参加したくなってしまいました。だけどそんな勇気はありません。

とか言いながら、お金を払う時に、後ろで耳をダンボにして聞いていた事は何か失礼なような気がして、

「先ほどのお話は・・」と、聞いていた事を謝ってしまいました。私同様お話好きな方なのだと思います。それから又彼女とママさんと私とでお話に花が咲いてしまいました。もう帰ろうと席を立っていた後なので、短い時間でしたが楽しかったです。

 

※   ※    ※

ささやかな冒険少女だった頃の気持ちを取り戻して、町を歩く事も素敵な事だと思います。

楽しい時間は持てましたが、聞いたお話はちょっと悲しい内容でした。ピピちゃんとの入院期間の5日間だけのお付き合いでしたが、錯乱して狂ってしまったピピちゃんを前に
「ママよ、ママが分からないの。」と大泣き出来たのは、この人はそんなバカな姿を見せても平気だなと直感出来たからだったのだと思います。

えっ、なんですか。

狭い世界の話ですって?!

良いのです。歳を取ったら、私はミス・マープルのようになりたいと思っているのですから。

 

 

 

 

 

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お出掛け日記(目次)

2011-07-05 01:11:13 | 目次

<2010年>

たまには違う公園を歩く

ふらふら上野

奈良日記/目次

山形旅行記(目次)

プチ旅行気分。 横浜みなとみらい周辺

海の風景(写真日記/港の風景)

図らずも、ぶらりひとり旅

赤い薔薇は与野本町で

水辺の木々―新宿御苑

都会の中の森―新宿御苑

ヤバッツアー 女正月で街中温泉

 

<2009年

富士と雲

名古屋旅行記(目次)

ひたち海浜公園(チューリップ)

ひたち海浜公園(ネモフィラの丘)

羊山・美の山・長瀞 2006年に行った旅行の思い出日記です。

想い出日記(成東)

浅草お気楽散歩

<2008年>

秋をあなたに<その3>

秋をあなたに<その2>

私は一体何処に行くというのだろう。

猫のいるうち

「20世紀少年」エキストラ体験メモ

はとバスで軽井沢<裏>

はとバスで軽井沢<表>

「東京ディズニー・シー」に行ってみた

再び、あけぼの山

ついでに行ったお花見だけど

花を観る

すずめのお宿

<2007年>

望むものはすぐそこにある

小江戸川越散歩 その参

小江戸川越散歩 その弐

小江戸川越散歩 その壱

清澄庭園

「清水公園」花ファンタジア・ラベンダー

目指せ!一流気配士

「相棒」エキストラ体験メモ

ダウン

なんとなくドキドキ

鎌倉新緑散歩

清水公園「花ファンタジア」

春だからお出掛け(日本平と三保の松原)

<2006年>

京都の秋

水踊る渓谷―御岳渓谷(はとバスにて)

見えなくてもそこにあるもの

遡り日記―芝桜

さくら、桜・・・春を楽しんで

水族館の方の海

ひたち海浜公園の梅

国営ひたち海浜公園

春だから、どこかへお出かけ・・・・まで

春を探して

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ばべる

2011-07-04 18:15:21 | 思いつくまま

そろそろ5月6月のお纏め日記を書く頃ですが(私のために)、でも何か中途半端になっている事があるのは充分自分では分かっているのですよ。5月の中頃、「バベル」と言う言葉をキィワードにして、思った事を書き連ねていこうと思いました。

いわば「バベルの塔の・・」の続きです。←リンクしていますだ。

バベルの塔の妄想バージョンをテーマにするならば、「神をも恐れない人間の傲慢」の喩えに使われるのも無理のないことですね。(なぜ妄想バージョンと言うのかは、「バベルの塔の・・」を読んでくださいね。)と言ったら、最後のまとめは、ハハーン、原発の事を書く気だなと予想はついてしまうと言うもの。

でも私、ちゃんと書こうと思って裾野を広げすぎました。頭の中では3分で考えられる事を文章で組み立てなおすと、そりゃ大変な作業でっせ、だんな。あっ、ちょっと壊れ気味。能力不足もあるけれど、訳がわからないような流れで世の中のそれについていけなかったというのが本音です。そして本当の本音を又如何に書くかも難しいのだと言う事も本音ですのよ。しかも本音なんて、早々言えませんよ・・・なんてね。でも同じ文章でも色々な捕らえ方をする人がいるので、ブログに書くのって難しい部分は確かにありますよね。

 

と長々言い訳してしていてもしょうもないのですよね。数値や文献などをバックに、ちゃんとした(私が目指していたものはそれだったんだけど)ものは、他のところでよろしくと言うことで、私はいつものように私流の思いついたままでいかせていただきます。

  ※                   ※                    ※

ピーテル・プリューゲルの絵を見ると、ちょっと不思議な気がしませんか。

 

何も考えずにパッとこの絵を見てしまうと、そんなに階があるわけでもないのに、その上層は雲の上。現代を生きて、高層ビルを見慣れている私たちには何かピンと来ない物はないですか。だからなのかこの絵は、神の怒りによって破壊された後のような絵に見えたりもしませんか。

でも実際には神は破壊などしていませんから、建設中の塔であるわけなのですね。

で、よく見ると1階ずつが結構高く部屋数もたくさんありそうです。

キリスト教徒でもないので、この絵を深く鑑賞しバベルの塔を考察してみても意味のないことなのですよね。でもね、この絵を見ていると、言葉に拘ってしまうのですよ。何にかと言うと、

「人々は・・・」と言う言葉。「人々は」と言うのは誰の事?

今の世と同じように、考える人もいれば、命令する人もいて、何も考えない人もいれば、命令に従わないわけにはいかない人たちもいるのですよね。でも「人々は・・」で括られてしまうのですよ。そして括られた様々な人たちは、同罪で同じように罰を受けてしまうのです。

ああ、なんだか今の世の中と被りませんか。

原発推進派も脱原発派も反原発の人たちも、「わからにゃーい」とすっとぼけている人たちも、「今は、まだ何も語れないわ。」と聡明ぶっている人も、「平気だよ、たぶん。」と関心のない人も、みんなみんな同じバベルの住人。

「人々は・・・」と括られて、ドカンと言ったら、同じようにトアル物質に晒されるのですものね。

 

「違います、違います。私は、天まで届くような塔を作る事など反対していたのですよ。」と言ったところで、実は結果は同じ事だったのです。止めさせない限りは・・・・。

だけど「無理」と言ってしまえば、それで終わりですよね。

私たちは運命共同体なんですよね。

例えば時々見かける、反対してこなかったのだから同じ、言ってこなかったのだから同じ、と言うような意見を見かけたりするけれど、それで同じなんじゃないと思うのですよ。反対していた人はずっとしてたし、言わなかったのは既に出来ちゃったからですよ。止めさせる事が出来なかった事が罪と言うのも、なんか納得がいかないでしょう。

言ってこなかったのだから、推進派の人たちと「同じ」と言うのではなくて、運命共同体が故に「同じ」なのですよね。

でもこの分岐点に、又立ち止まって考える事は大切な事なのではないですか。

考えましょうよ、今。

 

※又、つれづれにこの続き書くと思います。

 

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「四畳半神話大系」

2011-07-04 10:20:48 | ユーモレスクを聴きながら(book)

たまには読書感想文などを書きます。

四畳半神話大系 (角川文庫)
森見 登美彦
角川書店

この本、凄いですよ。何が凄いって、これを読み始めたのが確か2月の終わりだったか3月の初め、そしてようやく今日読み終わったのです。

約四ヶ月。偉いぞ、私。良くぞ挫折せず読み終えた!

凄いのは、そっちか・・・テヘッ

だけどこの本、面白いですよ。最後まで読むとご褒美にそれが分かるのです。

ここ数年の私は、本を読むのは電車の中でと言う習慣を持ってしまったものなのですが、しかしながらその電車の中でも近頃は考え事をしながら目をつむる(要するに寝てる)、または携帯で「お出掛けなう。」などと遊ぶ事を覚えてしまった故に。ますます読書時間が減り、加えてあの震災で3月は完全に引きこもり、かくして読み始めたばかりの本は、長い間閉じられたままになっていました。でも、お出掛け復活してから、10ページ20ページと読み進め、お話は佳境へ・・・・

 

いやいや、佳境へ行く前にワタクシ思ってしまいました。この本を読み進めていいものなのか。

この物語の主人公である「私」同様に、この本に時間を費やせば費やすほど、無為な時間の蓄積をしてしまうのではないか。「私」が貴重な大学生活を無駄に過ごしてきたと嘆くが如く、なんてバカな本に時間を無駄に取られてしまったのかと嘆く事になるのではないかと。

 

ところがですね。

この物語は4つの物語から成り立っているのですが、徐々に面白くなってくるのですよ。
「ハハーン・・」と、そのからくりが分かってくると、俄然読むスピードも上がると言うものです。

「私」、小津、明石さん、樋口師匠、城ヶ崎先輩、羽貫さん、そして香織さん。
橋の下から這い上がってくる無数の蛾の大群、占い婆の言う「コロッセオ」、もちくま、そして「80日間世界1周」の本。亀の子たわしにカステラ。同じ登場人物、同じキィワードで別の物語が繰り広げられるのですが、それがまったく違うようで大差ない、または大差ないようでまったく違うと言うような物語で、思わず引き込まれます。

 

「面白かった」だけでも良いのですが、やはり大人なので、それなりの感想をそれらしく書くとですね、・・・

あの時違う選択をしていたら、違う素晴らしい未来が待っていたのに違いない。誰もが一度や二度はそう思った事があったはず。私もこの夫でなかったらと何度思った事か・・・・コホン・・・・
まあ、それはともかく、どんな選択をその時にしていようが、自分が自分である限り、実は大差のない人生を送っただろうと言うのが、この本の主題かな。

それから、「私」の視点から見れば、妖怪にしか見えないような見た目、人の不幸で飯が三倍は食えるというしょうもないような青年である小津。だけれど、彼は学生時代を謳歌して、時には人の中心に立ち、ちゃっかしと彼女までいるよう。ひとつの視点なんか当てにはならないと思う。理知的な美女の明石さんは、常に小津をしょうもないと思いながらも友人だし、「私」も最後にはその大切なある言葉を言う。

どこかにいる公明正大なまだ見ぬ友人を夢想するより、傍にいる妖怪のような青年を又見つめなおして、そこに違ったものを見つけ出すと言う事も、友人探しの近道なのかもしれないなどと思ったり・・・・

と、語尾をぼやかすのが大人流・・・とか言っちゃったりして。

 

ところで、これはアニメにもなっていて、結構面白いらしいですよ。うん、たぶん面白い。アニメの小津君は、ラッタ君曰く、本当に宇宙人のようですって(これ、ラッタ君に借りた、彼のおススメ本だったのです。)。もしも実写だったら、濱田岳君かな、ヤッパシ彼は。

あっ、そうだ。濱田君で思い出した。良かった~。今日からですよ、「ピースボート」0時18分からですよ。

 

 

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ゲキ×シネ「薔薇とサムライ」

2011-07-02 02:16:34 | 観劇・コンサート日記

6月30日、近くのシネコンで観てまいりました。

劇団☆新感線のお芝居は、これで4本目。そのうち3本は、このゲキ×シネで楽しませていただいています。ゲキ×シネの良い所は、なんたって顔がアップ、表情が良く分かるところだと思います。

女海賊アンヌ・ザ・トルネードの天海さんは、凄く綺麗。そして凄く男前。

思わず恋心が刺激されトキメクと言うものです。

 

この「薔薇とサムライ」はロックミュージカルなんですよね。お話は繋がっていませんが、「五右衛門ロック」の一応続編なんだと思います。

天海さんが歌います、踊ります。

彼女のファンなら必見の作品です。

そして新感線の凄いところは、殺陣だと思うのですが、戦闘シーンは多かったですね。

男装の姿が麗しい天海さんの宝塚時代を知りません。(今思うと、勿体無いなあ。)こんなに理想のオスカルはいないわよねと思っていたら、まるでベルバラのような衣装。彼女を見ているだけで楽しいです。

と、いくらトキメイてしまったからと言って、これだけの感想はないですね^^

 

もちろん主役はご存知石川五右衛門、古田新太さんです。この古田さんも、あの顔なのに(失礼!)なんでかっこよく見えてしまうのやら。頼りがいがあるからなんですよね。アンヌの素直になれない恋心も、ほんのちょっぴり切なかったです。

「五右衛門ロック」を見たときには、物語的に「あっ、ルパンだ」と感じたのですが、今回のこれにはそう言うものは感じる事はなかったのです。ただ五右衛門の変装シーンにはルパン的なものが残っていたかもしれませんね。そのシーン、凄く笑えました。

 

新感線のお芝居は、漫画を意識してるのですよね。それ、とってもうなずけます。それに映像多用で、まさにシネマ向きですよね。今回のお話に「深さ」的なものはなかったように思えるのは残念ですが、良く出来た楽しいお話だったと思います。

爽やかさがうっとおしい、隣国の王子シャルルに浦井建治。この方、とっても良かったです。「仮面ライダークウガ」でデビューした方なんですね。

「仮面ライダー」か・・・とか思っていたら、9月からの「仮面ライダーフォーゼ」のシナリオはこの作品の作者、中島かずきさんが書くんでしょ。面白い事間違いなしですね。(多少、無責任発言)

神田沙也加さんもお人形さんのように可愛くて、中身の詰まった女性を好演していたと思います。

山本太郎さん、髪が長いのでずっと誰だかわからなかったのです。知っていてもう一回観たい・・・・。最初京本さんかと思ってしまった。だから必殺的な音楽や場面に、ワクワクしてしまったのですが、すべて勘違い・・・ああ~

森奈みはるさんはもうゲストと言うより常連さんなのでしょうか。でも彼女がいたから宝塚チックも増しましたよね。

と、何で一人ひとりの事を書いているのか分からなくなりました。

劇団員様の芸達者なのは分かっている事なので書く必要もないですね。

 

ただ、栗根さんが良い人だったのでずっと疑っていました。そんなわけないよな的に。でもそれは・・・・

って、ネタバレになるのでナイショです。

 

 

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