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森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

風林火山ー越後の龍

2007-06-18 01:08:13 | ドラマ (大河)
 いよいよ出てきましたね、Gackt謙信。でも、予告編で見た場面と大して変わらなくてちょっとこけました、私。それでも、謙信の顔は美しいけれど険しくて、毘沙門天のようだと思いました。

 この毘沙門天は四天王の一人、多聞天の別名で、財宝や福徳を与える神として奉られている。戦勝を祈願する神として武士の信仰を集めたと説明にありました。NHKのHPにも毘沙門天不動明王みたいなことが書いてありましたね。この時代はこんな風にそれぞれの神を信仰していたのかと、不思議な気がしました。一体どんな経緯で、その信仰に至ったのか。その人物像を知る手掛かりは、そんなところにあるのかも知れません。残念ながら既に学生でも史学を学ぶものでないゆえに、そう思っても、そんなことに時間を費やすわけには行きませんね。

 ただ、謙信が正義と言う大願に立っている人なのだと言う事は、伝わってきました。出番は少なかったですが、なかなかこれから期待の持てる謙信登場だったと思います。


 でも、今日は真田幸隆Dayでしたね。私は、この幸隆エピソードが一番心穏やかに見ることが出来、好きです。勘助、晴信を除いて、私はこの真田幸隆が一番のお気に入りなのかもしれません。

前回の記事にも触れましたが、自分の中の「暗」の部分と向き合い、それを乗り越え「志」に生きた時、道は開けると言うのが「風林火山」のテーマのように感じる時があります。ほとんどの者の「暗」の部分は怨みです。

 幸隆の「志」は天下とリのような大それたものではありませんが、信濃の地を奪い返し、家を再興し守っていくと言う願いは、地に足が着いた「家」を守る者の、大切な「志」だと思うのです。そのために怨みを小なるものと捉え乗り越えた所に、幸隆の大きさを感じます。

 そしてそれを支える妻、忍芽の良妻っぷりにも、例え予想通りの展開であっても
、ここは素直に感動です。親が立派なら、子供達も立派でしたね。そして餞別の六道銭にも感動です。
「一度死んだものは二度とは死なない。」
いたく心に染み入りました。
そして、信濃の地に戻った幸隆を旧家臣達が待っていて、新たなる旗印「六連銭」が誕生したと言う話には、やっぱり「風林火山」って面白いとときめかしてくれるものがありました。

後はヒサと平蔵だ~。そんな気持ちがしてしまいました。

 
 今回もオープニングの勘助の夢から、治療していただいた寺でのみんなの楽しい語らいも、いろいろ引っ張られるものがありましたが、そこはパスでいきたいと思います。

 さて晴信ですが、このドラマの中では、武田は人々に恨みと言う試練を与え、そして乗り越えたものには道を指し示すと言う役割を演じているように思います。ですが、そんな役割を果たしている自分自身が、やはり己の「暗」に勝てないでいると言う、非常に奥深いものを感じました。父と同じ道を辿るという宿業でしょうか。


 あの力攻めにすると決めた会議のシーンは怖かったですね。
「ア~マリ~」「イタガキ~」
亀さん、本領発揮という感じがしました。甘利のジィ様は、本当にジィ様になっていました。


世の女性方、教訓ですね。別に男性として見ていなくても、迂闊に夫や恋人に他の男性の事を褒めてはいけませんね。


 又も勘助のことが抜け落ちているような、気がします。でも、勘助は全部良かったですよ。四郎を抱いているときの勘助は、どんな気持ちであったのか気になるところでした。
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目指せ!一流気配士

2007-06-17 00:53:19 | お出掛け日記

 前の記事を読んで、内容以外にも何かが抜けているように感じた方もいるのでは。(もう少しだけ、「相棒」のエキストラ体験記事にお付き合いください)

 例えば右京さんと薫ちゃんを至近距離で見たというのなら
―私も後ろで映っているかも知れませんね。―という言葉。

だんなもそう言ったくらいですから。でも、そうではないのですよ。

 

 カメラの動く先をことごとく外れて座っている私。

一度などは、この席もの凄くいい席だナァと思ったら、詰めすぎた席をばらけさせたかったみたいで、血液型B型、O型は移動と言われました。面白い、人の分け方ですね。正直に移動しましたら、その後延々と残ったA型AB型の人たちを背景に撮影は続きます。

その間、私たちは拍手の音で参加して下さいと・・・・あぁ~

 

 別に私は参加する事に意義があって、映りたいと思っていたわけではないですよ。そう思っていたのなら、この日のために死に物狂いでダイエットしたと思います。

 

 ただ、滞在時間が長いので、何が辛いのかと言うと、何もやっていないと言う事が辛いのです。

 

 でも、やっと「移動」と声がかかり、張り切って移動しましたら、撮影に必要な関係のある席はすぐに埋まり、そのすぐ上の近くの席に座ることになりました。又も拍手係です。

 

そこで夕食です。

 

ラッタさんと私の変な組み合わせ二人組。いつもの会話がないわけがありません。

 

「なんだか一日って早いよね~。」

「何言ってんだよ、もの凄く今日は時間が経つのが長く感じるぞ。」

「今日はそれなりに働いたとは思うけれど、なんていうか・・・

一日動いても残したものは、カメラの先にも人がいるぞと言う気配のみ。」

すると彼は言いました。

「目指せ一流気配士。」

「気配士は、映ってナンボのエキストラとは違って映ってしまっては負けなんだ。だけど、映っていないのに何かいるぞと言う気配を感じさせるのが気配士。

しかも、一流になるとひとりで千人分ぐらいの気配を感じさせる。」

 

 面白くなってきた私も調子に乗ってきて、戯言に参戦です。

 

「じゃあ、このぐらいの場所だったらエキストラ半分で、後はそんな気配士4人で、OKね。」

「エキストラと気配士では、気配士の方が格が上なんだ。」

「それで、主役が『お世話になります。』と挨拶に来ちゃう。」

「そう、こっそりおにぎりなんか食べていると、映っていない上の方の席のやつが全員おにぎりを食べているような気配が漂っちゃうわけよ。

『あの~、隠れておにぎり食べないでください。』とか注意されちゃったりして・・・」

 

 こんな話をしていたら、拍手係でも何でも良くなってきました。

 

さてさて、私は客席を埋めているエキストラであったか、雰囲気を醸し出している気配士であったかは、来年の映画の公開を待ってのお楽しみです。

 

    これは、帰りのゆりかもめの駅から携帯で撮った夜景です。かすかに揺れる夢の煌きのような気がします。

 

―彼らと「同じ時」を過ごした夢の欠片・・

・・・・君と過ごした「今だけ」と言う夢の欠片でしょうか。

 

 

 

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「相棒」エキストラ体験メモ

2007-06-16 11:21:35 | お出掛け日記
 疲労と日々の生活に追われ、タイムリーに書き込むことが出来ません。事件記者というものには、到底成れそうもない私です。もちろん、人生が二度あればということですが。


 今週はこのことばかりに触れていましたが、13日の水曜日に「相棒」のエキストラに出かけて参りました。エキストラと言うものをご職業にしている方も居るわけですから、何もそんなに大騒ぎもしなくてもと思いつつ、なんと言っても「相棒」ですので、私にとってはイベント度も高いわけです。

御報告と言うよりは、その体験記をメモ程度に記しておきたいと思います。なぜ、「御報告」と素直に言わないのかと言えば・・・なんていうか、まぁ内容が・・・自慢ですから 

だってですねぇ、右京さんが3m薫ちゃんが2mと言う至近距離ですよ。
「ウフフ」と笑いもこぼれてしまうってもんじゃないですか。   ウフフ
APの伊藤さん、和泉監督、会ってみたかった方に、みんなお会いできました。
ふ~ん、この方がゲストなのねと言うのもわかってしまいました。名優さんですよ。その生演技が見ることが出来たのがラッキーでした。ゲストはもう一人いましたよ。同じく名優。さらにもう一人。でも、この方はもうゲストではなくて、準レギュラーと言っても良いのでは。

なんとなく、勝手にオールスターだと思い込んでいましたので、右京さんと薫ちゃん以外にも、誰かおなじみの方がいらっしゃるかなと期待していましたが、それがあの方で嬉しかったですね。

 自慢話はこの辺で・・・


 13日は朝4時半に起きました。午前1時に寝たのですが、緊張しているせいか目覚ましが鳴る前に起きてしまいました。この日の私の相棒は、息子のラッタさんです。おばさんと青年の変な組み合わせです。しかも彼も午前3時に寝て、5時20分に起こされると言う、寝不足二人組。一日持つのかと思いましたが、意外とヘーキでしたよ。
どこでも、どんな時間のときでも寸暇惜しんで熟睡できる特技の持ち主ですから。私も、その遺伝子を持つラッタさんもです。


5時40分頃家を出て、7時30分の有明の集合場所に着いたのはぎりぎりでした。午前中こんなシーンあんなシーンを撮りまして、お昼になりました。ロケ弁を携帯で撮っている方を何人かお見かけしたので、その人たちはやっぱりブログ書いているのかなぁ、と私が言いましたら、
「まさか、あなたもそんなことをやろうとしているんじゃないだろうな。」と、ラッタさん。どきっ、・・・・・こんな時子供は・・・・うざいです


 又も昔の話ですが、高校時代、俳優志願でエキストラをバイトにしている人が、その体験談で「待つのが仕事」と言っていました。なので、その覚悟はばっちりでしたが、新たなる認識と言うか、「待つのが仕事」と言うのは何も名もなきエキストラだからではないですよ。名がある俳優さんたちも、みんなそうなんです。

次の撮影の準備中、又は自分とは関係ないとき、同じようにひたすら待機していました。

午前中の炎天下撮影の時、一般のエキストラ参加の方たちに気遣っての事でしょうか。水谷豊さんも来ましたが、寺脇さんは出番もないのにずっとそこにいました。なんだか、感心しました。

感心したと言えば、カメラが回っていない時も右京さんは右京さん、薫ちゃんは薫ちゃんなのですよ。水谷さんがダブルで仕事を持たないと言う話は前にも聞いたことがありますが、なるほどなぁとしみじみと思いましたね。

 ところでお弁当は、夜の分も入れて二回出ました。予定になかった夕食が出た頃、いや~な予感が。これは予定時間の8時には帰れないと思いました。予感どおりでしたね。拘束時間14時間弱、半端なお仕事ではありませんね。

ラッタさんは
「この経験は人生で一度でいいな。」と言いました。

ですが、私はこれを残りの人生の趣味にしたいと言う願望を持っています。
エーと思いましたか。ダウンしてたでしょ、とも思いましたか。あれは、不慣れだったからですよ。日頃の体力不足が原因ですね。何事も日頃の準備が大切ですね。



そういえば、高崎でもエキストラ募集していますね。

http://www.takasaki-film.jp/extra_no45.html








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ダウン

2007-06-14 13:22:05 | お出掛け日記

  タイトルどおり、ダウンしてます。でも、寝込んでいるわけではありませんので、御心配なく。

コメントのお返事が遅れてすみません。

 

画像は「相棒」のHPから戴いてしまいました。だってね、ラッタ君が映っていたものですから。私?彼の後ろに隠れて映っていません。でも、別に良いんだぁ~。ふーんだ。

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なんとなくドキドキ

2007-06-12 07:39:09 | お出掛け日記

 

 

 まだまだ、薔薇の季節です。

 様々な色が混ざり合っていて、それがとっても綺麗だと心が満たされていく、そんな感じがします。

 

      

 

 ところで明日は晴れそうです。

なんとなくドキドキしてきました。「つま恋」の時もそうだったけれど、私は小学生の遠足前日のように、緊張過多になってしまうみたいです。何のお話しているのかって思ってますか。

 

「相棒」のエキストラで、お出掛けなんですよ。いつもはこんな時、何でも頼れる姉が私の相棒なんですが、今回はいないんですよ~、その姉が・・・

それで、なんと今回の私の相棒はラッタ君。  

彼も、物好きなやっちゃ。  なんて、私が誘ったんですが・・・

 

さてさて、明日はどうなる事か。ああ、ドキドキ

 

     

 

 さて、今日も頑張りましょう。今日は暑いそうですよ。お気をつけて。

 

 

 

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「風林火山」-河越夜戦

2007-06-10 23:38:26 | ドラマ (大河)

 確か先週、もう大河の感想は止める、気が向いたら書くねって言ったばかり。だけど、もう気が向いてしまいました。

 

だって、面白かったですよね~。

 

いろいろ心ときめいてしまいました。

 

 何にって、まず北条氏康。この方本当に男気がありましたね。この北条を演じているのは松井誠さん。この方って女形もやられるんですってね。初めて知りました。「風林火山」のHPのインタビューに書いてありました。

そうそう、このHPにも驚いてしまいました。さっき行ったら、なんとトップが変わっていました。オオ~と言う感じでしたよ。

 

 オオ~と思ったのは、河越夜戦にもでしたね。川越といえば、時計台と駄菓子屋さん、そしてお芋でしょうか。そういうものしか知りませんでしたが、そんな歴史があったのですね。川越城もチェックですね。行こうと思えば行ける距離かも知れません。

 

この河越夜戦は、厳島の夜戦、桶狭間の夜戦と共に三大夜戦といわれているそうです。

 

800人で100万人・・・・ 違うって 

8千人で8万人に勝つ。それって凄いですよね。

 

それから、お名前は忘れてしまいましたが、北条の間者だった人の生き様には心打たれました。きっと、その方の父、母は何も知らないまま息子を誇りに思って生きるのでしょうね。

 

真田幸隆、武田に来るという結果は分かっていることなんですけれど、それがいつなのか、何がきっかけかが気になるところです。

 

彼を見ていて、ふと思ったのですが、自分の中の憎しみと向き合い、どう乗り越えていくかが「風林火山」のテーマなのでしょうか。

 

由布姫に子供が生まれ、四郎と名付けられます。早く会いたいと思う晴信ですが、すぐには会えないのですよね。やはり大変な時代なんですね。

 

 

でも、一番ときめいたのは、もしかしたら予告編でしょうか 

あっ、いけない勘助のことを何も触れていませんでしたね。勘助は良かったですよ。軍師らしく見えました。

 

 

 

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真夜中だけど、おしゃべり

2007-06-10 01:57:42 | ’08/12/7までの未整理日記
 あっという間に6月も10日ですね。今週のあなた、いかがお過ごしでしたか。

昨日「虫の唄」というのを話題にしましたが、持つ夢を小さく持てということではないですよね。持っていた夢の4割ぐらい叶っても、人は満足する事を知らなくて、いつも挫折感ばかりを感じている、又は夢を持つことも諦めてしまったりする。だけど、本当は頑張って手にした物をじっと見てみる余裕が必要なのだと思います。

満足する心、大切ですよね。

でも、志はやはり高くないといけませんよね。今の自分とその志との間に空間があるから、そこを埋めようと努力し達成感が生まれるわけです。


今週の私・・・その志というものはなかったように思います。ゆえに、やってきた毎日を後ろに受け流すだけの日々であったかなと・・・・ムムムですね。



真夜中のおしゃべりにしては、ほら、私真面目な人だから、堅い話にになってしまいましたね


 さっき「ライアー・ゲーム」見ましたよ。面白かったですねぇ。予告編では、いつも冷静な秋山が、どうしちゃったのと言う感じになっていましたね。思い切り気になります。来週は最終回。でも三時間。それってどうなのって感じですよね。

「時効警察」も終わってしまったし、ドラマの終了で季節を感じるのってどうよってもんですよね。


 ドラマ好きですので次のシーズンも気にはなりますが、どうでしょう。見たい映画もたくさんあるし、楽しいことには事欠きませんね。近頃、私、見てそのままになっていた映画の感想を少しずつ書いていきたいと思っているんです。他にもたくさん書きたいことはあるんですが、その楽しい事を優先ばかりしていたら、いろいろ潰れてしまうことがあると思うのですね。(いつも同じようなこと言っている気がします。)


時間管理だけはしっかりやって、何も捨てない、何も潰さないでやって行きたいと思っています。前にも「新緑散歩」の写真が載っていたら、私は掃除をしていると思ってくださいと書きましたが、この季節は「薔薇」でしょうか。

 花の写真が載っていたら、ゆっくりのろのろ書いているんだと思ってください。

そういえば私、近頃は、もう一つのブログも結構真面目に書いています。ただの普通の日記で、1、2分ぐらいで読めてしまうもばかりですが、映画の話や漫画の話に興味のない方は、もし良かったら「梢は歌う」の方におしゃべりに来てくださいね。そちらにはブックマークから行ってください。


さあ、もう寝なくては・・・

又明日も良い日でありますように・・・

追記ー間違えました。ライアーゲームの最終回は23日。

さらに追記(6/22):明日は、そのライアーゲームは本当に最終回ですね。もの凄く楽しみです。主役二人は良すぎですよ。でも、この時間「はげたか」の再放送が・・・さりげなく兄弟対決じゃない?再放送だし、本当は対決なんて大げさなものではないけれどね。
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ドラマの話ー「セクシーボイスアンドロボ」虫の唄

2007-06-08 08:01:35 | テレビ・ラジオ

 「ああ、月曜日だよ~。」  

と、ブルーマンディでスタートでも、もう金曜日だ

頑張れ、みんな。頑張れ、私。

「何言ってるの、私は仕事だよ」と思った方も頑張れ。あなたの力がみんなの生活を支えている。  

 

 ところで、今週の「セクシーボイスアンドロボ」を見ましたか。プッチーニの後編、やっぱり良かったですね。私はゴロゴロ転がってみていたんですよ。お話は結構生ぬるい展開なんです。あまっちょろい内容なんです。でも、見終わると、目に涙が溜まっているんです。

号泣する事もなければ、ハラハラ涙することもない、でも泣いている、そんなドラマなんですよ。

紙でできた桜、「友達だから」と言うセリフ、魔がさしたニコ・・・が印象深かったかな。

 

 

 ところで、次週「幸子」。予告編が、ちゃんと出来ていなかったように思いました。気になって、HPをチェックしてみたんです。10話のゲストのお知らせも6月4日だし。もしかしたら、本当にこの番組は今そこにある危機を乗り越えていたのだろうかとか、思いをはせてしまいます。

 

 でも、そのHPのプロデューサー日記が、とっても良かったのですよ。

ふな虫というミュージシャンの「虫の唄」を取り上げて、

「死んじゃいけない かなえる夢は
 4割ぐらいで よしとして」

と言う歌詞の事で記事にされているのですが、頷けました。

 

だけど私は、

「 コーヒーやビールやら おいしく飲むにはさ
 喜びや悲しみやら ちゃんと知らなきゃなのさ」

と言う歌詞の方に、反応してしまいました。共鳴してしまいます。

 

それってどんな曲と思われる方は「ふな虫の巣」と言うのがふな虫さんのHPなので、チェックしてみてください。視聴も出来ますよ。

アドレスはココ→http://www13.plala.or.jp/funamusi/index.html

 

 

と言うわけで、来週は「幸子」。楽しみです

 

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ドラマの話ー由布姫と勘助の心

2007-06-06 17:37:27 | ドラマ (大河)
「三国激突」のオープニング

「これからは御屋形様が姫を守ります。」とかすれた声で、そう言った勘助の顔は切なそうだった。

 私は、勘助の気持ちがやはり分からない。分からないけれど、うッと胸に迫ってくるものがある。自分の気持ちに正直になってみると、このシーンは私は好きな場面だ。

 恋の想いは激しくて、押さえがたき想いは狂気のそれに似ている。だけれど、落ち着いた生活を繰り返し、その想いが静かに愛になっていく。
懐妊した由布姫には、春の花のように穏やかな美しさがあった。
「私の命は御屋形様、生まれてくるこの子じゃ。」

それを涙ながらに守ると言う勘助の気持ちを、やはり考えてしまう。


さてこれにて由布姫のお話もとりあえずは、一段落と言う所。
―だから、ちょっと整理整頓。過去に書いたことと重複している部分もあり。

先週、皆様のブログ周りをしていて由布姫に非難ゴーゴーでも、もうアチキは驚かない。予想通りじゃ。私もこの稀に見るご気性の由布姫には圧倒され、好きかと聞かれると、悩む。でも、単にドラマのヒロインと斜めに構えて見ると、かってないキャラで面白い。

前回はマキが死んでしまったので、気持ちが複雑になってしまったが、(要らないよな、あのシーン)なかなか、印象に残る良い場面だった。


 ただ、巷で受け入れがたかったのは、柔と剛を自在に操れない由布姫の演技力に問題があったからかもしれない。また、ストーリー展開もその前に引っ張りすぎだった。池脇さんが一生懸命に良い妻を演じ三条夫人も演じている。嫉妬の炎を燃やしているのはヒロインの方であって、ダーティなイメージを拭い去れない。
また、ヒロインが視聴者の望む美の水準に達する事が出来なかったのかもしれない。

 NHKスタートという幸運なデビューを飾った柴本さんだが、高い水準を求められラッキーかアンラッキーだったかはこれからの本人次第。私的にはいろいろな言葉にも耳塞がずに「大河」スタートだったことを幸運に思って、頑張ってもらいたいものだと思う。

 優しい顔を見せて、視聴者を安心させ、由布姫顛末記はひとまずは終了。



 では、勘助の気持ち。
この「風林火山」には、原作にはいないミツと言う女性が、がっちり根底にいる。下手をしたら、ヒロインより支持率も高い。由布姫を最初は先頭切って殺すといっていた勘助が、「秒」と言う単位で考えを変える事が出来たのは、ミツと言う女性の人生があったからだ。少しでも本当に愛する者と重なり合ってしまった者を、守りたいと願うのではないだろうか。ミツのお腹の中には子供がいた。勘助を見ていると、勘助にとって由布姫はミツの腹の中の子供みたいなものなのかとか、勝手に思いは突っ走る。


そんなことを思ってみていたら、ドラマの後半で勘助は板垣に問いただされていた。
「姫を慕っているのではないか?」
「慕っておりまする。でもそれは国を思うようなものでござる。」

「国」なき勘助にとっては「国」とは御屋形様であり姫様であり板垣そしてミツなどの「人」なのだと、勘助は伝える。でも、それってやっぱり家族なんじゃないかな。家族のように思える者達という意味。だから、そこには三条夫人は入っていないのだ。大事な人、晴信の嫡男も嫡男を生んでいる三条夫人の名も入っていないのは、いかにも派閥表明をしているようなものだ。「武田家の方々」とか言えば良いじゃんとか余計なことにこだわってしまう。


だけど勘助が三条夫人の名を挙げられないのも無理はないことか。こういうのを心理学的に何とかの法則と言うんだった。肝心のところが「何とか」じゃ仕方がないけれど、自分が嫌いと思っている人は、同じように向こうもこちらのことが嫌いと言うやつ。由布姫も勘助には厳しく当たっていたけれど、勘助にとって既に由布姫はミツと同列と言うか近似値なものだから、構わなかったのかも知れない。

だからきっと、勘助だって今川義元が嫌いだよとふと思ったりして・・


ええと、ああ、そうそう、このシーン。きっと良いシーンなんだろうな。なんとなく分からないと言っている私たちに、作家からのパズルのピースのプレゼントなのかも知れない。ああ、そうだったのかとしみじみ思う所。

「人は国  国は人」
思わず「♪人は石垣、人は城~  ♪」と武田節を歌ってしまっても可笑しくはないところ。

ちょっと心の声・・・勘助が汗だく涙目で言うと、説得力があるし、なんでも真実に聞こえてくるが、そのパターン多すぎで、イマイチ私の心は動かない。

心動くのはこんなシーン。


歴史ドラマなので、そんな深読みはなくてセリフどおりなのだと思うのだが。(分かりづらい言い方で申し訳ない。「こんな」も「そんな」もこれから書く。)

この場面はファイクなのではないだろうか。人は問われて初めて考えると言う事があると思うが、勘助だって板垣に問われるまで、ああだのこうだの言葉では考えなかったのではないだろうか。問われて初めて自分の気持ちを語ってみた・・でもその時、無意識にある自分の気持ちを飲み込んでしまった。見ているものはもちろん、自分さえ騙すフェイク。

エロスとは言わないがアガペの愛・・・?

―分かっちゃいないね、この人は。それを指して「国を思うが如く」と言ったんだよ、勘助は・・・―

って、今思った?

分からないわけではないが、


~~~、だけど受け取ったピースは、形はまるっきり同じでも大きさが少し合わないぞ、・・・と言う違和感がある。もう少しギリギリの想いを感じるのだ。


そしてそれは私の願望でもある。舞台劇のように熱く語って、板垣も見ている者も納得させても、実はまだ奥の想いがあったと言う深みが欲しい。

なぜそんな風に感じるのかと言ったら、理由は一つ。先週の「消えた姫」の最後、諏訪湖を見つめる勘助の表情だ。そこには姫を恨みから解放した達成感や無事に守ったと言う安堵感、そんなものを微塵も感じることは出来なかった。

湖の御身渡りの映像は、姫の心の象徴だ。それを見る勘助の顔からは目にも頬にも唇にも、何のゆるみがない。ああ、良かったと湖を眺めていない勘助の遠いまなざし。(・・と言うのが『こんな』シーン)


そのシーンと今回の「国」には、わずかな隙間を感じるのだ。この先、その隙間を埋める何かを、私は期待したいと思っている。・・・・・けど、無理かなぁ・・・と弱気。




ところで、なんでこんなに熱く書いちゃってるんだよ~って、自分でも思った。書き始めたときは、ぜんぜん思っていなかったが、長々書いているうちに気が付いた。要するに、私の大河の感想は以上で終了なんだな。後は他のドラマと同じに気まぐれに書くかもしれない。書きたいことがあればだけど。ガクトさん出番間近だし、すぐ書きたくなってしまうかな・・・。  まぁいいか、それはそれで。


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風林火山「三国激突」

2007-06-04 10:47:59 | ドラマ (大河)
 「河東の一乱」
後で調べりゃ良いわと、適当に聞いていたらどこにも載ってなくて、よく分かりません。で、戦略的にはああなってこうなってと言う部分はカットです。

 一言で言うと今川の軍師雪斎は最強(頭が)で、それに対抗できたのは晴信だけだったと言うお話ですか。

 小山田も勘助も雪斎の手のひらで巧く転がされただけだったようです。人気度高い小山田様(なぜだか、『様』と言ってしまうのは、世論かな)、後で悔しがってはいましたが、セリフも多く喜んでいらっしゃる方も多かったかも知れませんね。

でも、私は小山田様の後ろで、見えないなーみたいに覗き込んでいる勘助に笑えました。


 今回は「三国激突」で懐かしい顔が並びました。

 相変わらず憎たらしい今川ですが、なぜだか私はこの今川義元が好きです。たぶん・・・ハンサムだからでしょうか。
今までに美しい今川義元を見た記憶がありません。でも、ずっとこだわっていたことがあります。桶狭間か何かの時、家来が京に向かう義元に対して「わが殿の美しいこと。」と褒め称えるセリフがあったのですが、まあ、いでたちを褒めているのです。ですが、一度で良いから単純に本当だなと思える言葉通りの義元を見てみたいと思っているのです。
 今回、そのシーンはあるのでしょうか?

 だけど憎たらしいのは事実。あくまで、勘助を嫌います。勘助が武田の軍師と知って
「駆け上ったの~。わしは見る目がなかったのか・・」とさりげなく反省かと思ったら、「よほど晴信は、父上が嫌いなんだな。」とかわします。勘助の話に納得すると、「流石じゃ。」勘助を褒めるかと思いきや
「流石じゃ、雪斎。」と・・・・

でも、義元がそう言ったので、ぼんやり観ていた私にも、ああそういうことだったんだと分かりました。


ですが「勘助、お前はただの使いじゃ。誓詞の時にはしかるべき家臣をよこせ・・・」こんな乱暴には言いませんでしたが、勘助を認めようとしない態度は崩しません。

良いですよ~、もう。勘助だってきっと嫌いだよ~、あなたのことなんか・・・と私が言っても仕方がないか



でも、この方は認めていましたよね。やはり、久し振りに出てきた寿桂尼。
「何で、勘助を間者にスカウトしないの。何やっているのよ、雪斎も~。」なんて、齢は食っていても可愛い雰囲気で言っていましたが、会っていたら、この言葉は出たのかなと思いました。



ところで、勘助は北条に行くときは、なんとなく楽しげに見えました。勘助にとっても、再会を果たしたい相手だったと思います。北条の殿は変わらず男気一杯の良い男でしたね。


だけど予告編は気になる・・・


だけど、今川と北条の和議は武田の仲介によって成立。巧くいきました。


ラストの海のシーン。良かったですね。
「海のある場所を自らの力で切り取る。」と言う晴信に
「まさか駿河ではあるまいな。」と義元。

みんなでファファファファファと笑いあう。

誰ですか、テレビの前で一緒に笑っていた人は・・・・


 


由布姫の部分がなくて、スッキリしているでしょう(笑)
えっ、私らしくない。そうですよ、今回も熱く書きすぎてしまいました。書き直して別の記事にすることにしたんですよ。今執筆中です。由布姫はもう良いよと思っていない方は、お時間があったら、まぁ、UPしたら読んでみてください。

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