この毘沙門天は四天王の一人、多聞天の別名で、財宝や福徳を与える神として奉られている。戦勝を祈願する神として武士の信仰を集めたと説明にありました。NHKのHPにも毘沙門天

ただ、謙信が正義と言う大願に立っている人なのだと言う事は、伝わってきました。出番は少なかったですが、なかなかこれから期待の持てる謙信登場だったと思います。
でも、今日は真田幸隆Dayでしたね。私は、この幸隆エピソードが一番心穏やかに見ることが出来、好きです。勘助、晴信を除いて、私はこの真田幸隆が一番のお気に入りなのかもしれません。
前回の記事にも触れましたが、自分の中の「暗」の部分と向き合い、それを乗り越え「志」に生きた時、道は開けると言うのが「風林火山」のテーマのように感じる時があります。ほとんどの者の「暗」の部分は怨みです。
幸隆の「志」は天下とリのような大それたものではありませんが、信濃の地を奪い返し、家を再興し守っていくと言う願いは、地に足が着いた「家」を守る者の、大切な「志」だと思うのです。そのために怨みを小なるものと捉え乗り越えた所に、幸隆の大きさを感じます。
そしてそれを支える妻、忍芽の良妻っぷりにも、例え予想通りの展開であっても
、ここは素直に感動です。親が立派なら、子供達も立派でしたね。そして餞別の六道銭にも感動です。
「一度死んだものは二度とは死なない。」
いたく心に染み入りました。
そして、信濃の地に戻った幸隆を旧家臣達が待っていて、新たなる旗印「六連銭」が誕生したと言う話には、やっぱり「風林火山」って面白いとときめかしてくれるものがありました。
後はヒサと平蔵だ~。そんな気持ちがしてしまいました。
今回もオープニングの勘助の夢から、治療していただいた寺でのみんなの楽しい語らいも、いろいろ引っ張られるものがありましたが、そこはパスでいきたいと思います。
さて晴信ですが、このドラマの中では、武田は人々に恨みと言う試練を与え、そして乗り越えたものには道を指し示すと言う役割を演じているように思います。ですが、そんな役割を果たしている自分自身が、やはり己の「暗」に勝てないでいると言う、非常に奥深いものを感じました。父と同じ道を辿るという宿業でしょうか。
あの力攻めにすると決めた会議のシーンは怖かったですね。
「ア~マリ~」「イタガキ~」
亀さん、本領発揮という感じがしました。甘利のジィ様は、本当にジィ様になっていました。
世の女性方、教訓ですね。別に男性として見ていなくても、迂闊に夫や恋人に他の男性の事を褒めてはいけませんね。
又も勘助のことが抜け落ちているような、気がします。でも、勘助は全部良かったですよ。四郎を抱いているときの勘助は、どんな気持ちであったのか気になるところでした。