
「同じ早くでも、どうして早く帰って来て。と言えないの?」
Jは一睡も出来なかったと言いながら、周りをうろうろしています。
仕方がないので、自作の応援歌を歌いました。
やっと笑顔が出て、ハイタッチをして別れました。
今日はJの、還暦野球近畿大会開会式の日です。
餞別を渡しましたが、「○ちゃん。いらない」と言って固辞しました。
このことからして緊張度が伺えます。
わたくしは運動オンチで、スポーツ人の緊張感と言うものがどんなものなのか、未知の世界です。
こうして離れて見ると、夫婦の関係の変化が面白く写ります。
恋人、同志、戦友。色んな感覚があるようですが、わたくしなどは「兄妹」の関係に非常に近くなっているように思います。
子供が幼かった時、夫の仲間家族とキャンプに行きました。
一人の方に連れられて、子供達が沢ガニ釣りをしていた時、兄が見つけたものを見せたかったのでしょうか。妹の名をしきりに呼んだそうです。
「∴子~。∴子~!」
その声が山あいに響き渡り「中々いいものだったよ」とバーベキューの用意をしていた私達夫婦に報告がありました。
小さい兄ながら、責任を感じたのがもっと小さな妹の存在。
共に暮らして来て、男女を越えた兄妹のような変化を私の中に感じています。
ひと暴れしますか?Jさん。
和歌山に優しき風が吹きますように。

勝って一泊が二泊になりますように。
妹とは何とも白けた者のようであります。


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