バラの住人

花弁の中の小人を探す そんな小さな日記です
もしもあなたが見つけても どうぞ秘密にして下さい(笑)

男の引き際

2011年07月31日 | 記事日記
 十六年程の前のこと、娘の志望校合格祈願を秘めて、近くの氏神様にお参りするようなってから、コースを何度か変えながら、また少し休憩しながらも朝のウォーキングが続いています。

日曜日は気分を変える為に、車で10分足らずの公園に向かいます。

県立公園で、森林環境をそのまま生かした自然公園の作りです。

その風景を少しご紹介します。

 

午前六時半には、すでに広い駐車場にかなりの車が見えます。
ライブ放送で、ラジオ体操が始まります。
今日は静岡県・浜松市からの放送でした。

わたくし達はこの体操には参加せず、前進します。
今朝はワンチャンと同じカラーのおじいちゃんと挨拶を交わしましたが、高齢にも関らずかくしゃくたる歩き振りです。

 

この公園のシンボルゾーンに差し掛かりました。
「モネの睡蓮」をほうふつさせる美しい場所です。

 

あっ。何と野生の「なでしこ」です。
一気に火のついた、忍ぶが花です、
ジャパンもさることながら、わたくしにはもう一人、瞼に浮かぶ「なでしこ」がおられます。
「大和撫子」その人です。
野鳥も飛んで来ました。「君の名は」と問いたいところです。

 

森の小人が住んでいそうな、大好きな三角橋に到着です。
この奥にいよいよ神秘な森の風景が待っています。

 

足が遅い上に、今日は取材でウロウロのわたくしを、Jが何度も迎えに来ます。
今は少なくなったアカマツも健在です。
三木市の市木は「松」なのですよ。
アカマツの下にはマッタケが生えて、子供の頃は秋のスキヤキにそれが入っていましたが、今は松よりも高く、まるで手が届きません。

 

いよいよ丘の頂上に到着しました。
広い芝生公園です。

 

Jが密かに目標にする、野球のチームメイトの方がここで毎日トレーニングをされているそうです。
七時を回っていますので、今日はもうお帰りになったのだと思います。

Jの還暦野球チームは五十数名の大所帯で、試合に出られる人も限られていて、新しく七十歳以上を対象とした、古稀チームが発足するそうです。

Jの尊敬する先輩は、七十歳を少し過ぎて、昨年還暦チームで首位打者賞を取られました。
大変ジェントルマンで、Jにも丁寧な言葉で話されます。
早朝から密かに続けられる努力で、栄冠はかの方に輝きました。

古稀チームにも熱烈なお誘いがあるそうですが、今のところ頑として、辞退されているそうです。

「なぜ?」

私の質問にJはこのように言いました。

「Sさんはね。最高の時に野球を終わらせたいのではないだろうか。このチームで完全燃焼して、お終いにしようと思っておられるのだよ。それもひとつの生き方だね」

S氏は男の引き際をお考えなんだ。

Jも先輩に習うのだろうか?それとも・・

真っ黒に日焼けした精悍な顔に、立ち入ってはいけない、J個人の居場所のようなものを感じました。


近くにこんなウォーキングにピッタリのコースがあって、納税者の庭だと思って楽しんでいます。


ランキングに参加しています 
およろしければクリックを♪ 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

負けないで

2011年07月30日 | 記事日記
  再試合となった、高校野球兵庫大会は、先ほど東洋大姫路が、五年ぶりの甲子園出場校の切符を手にしました。

おめでとうございます。
野球王国兵庫代表として、更なる戦いに挑む若き獅子たちを、応援して行きたいと思います。

さて、我が家の「熱闘甲子園」は園芸です。

枯れ花摘み、水やり、庭掃き。日中の暑さを避け、夕に挑めば蚊の襲来です。

どうしたものかと悩む中、水やりは夫が進んでやってくれるようになりました。

今では花と会話も出来るようになり「今日はいらないと思う。今日は多目にやったよ」と報告を受けるようになりました。

リタイアした夫を持って、一番に嬉しいと思った点です。

昨年の夏庭のシンボルはコリウスでしたが、今年は可憐さに惹かれて白のニチニチソウにしました。
ウサギのように可愛い花です。
もっと苗が成長すれば、白ウサギの薗(その)になるでしょうか?

小さな場所のイメージ作りですが、前面だけに気の使う所です。



いよいよ八月の到来です。
どんな一ヶ月が待っているのでしょう。

どうぞイメージが成功して、ウサギのようにピョンピョン跳ねる元気な月でありますように。


ランキングに参加しています
およろしければクリックを♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

熱戦

2011年07月30日 | 記事日記
 

 食卓に着くなり「今日の東洋大と加古川北はどうだったのだろう」とJはつぶやくように言いました。

長年、「草野球の妻」をやっていますが、わたくし自身は夫のチームの勝敗にも、高校野球にもさほどの興味はなく、週二回のユニホームの洗濯に、毎回にウンザリしている古女房です。

なにを言っているのかも分からずに聞き流しましたが、今朝の新聞を見てビックリしました。

両校の試合は、兵庫大会史上初めての、延長15回引き分け、決勝再試合にもつれ込んでいたのです。

 

<この試合のことを言っていたのか。もっと真剣に聞くべきだった>と反省しました。

新聞を見て気付いた時は、夫はもう今日の練習に出向いた後でした。

本日午後一時から「ほっともっとフィールド神戸」でプレーボールです。
しっかりTV観戦して、Jの心に入りましょう。

加古川北高校は県立高校で、隣市ですが親近感が強いです。もし勝てば甲子園春夏連続出場です。
わたくし達夫婦の母校も春の選抜大会に県立高校として出場経験があります。
仕事で行けないJに変わって野球部OBの妻として、北海道の鵡川(むかわ)高校との試合に声を振り絞ったのを思い出しました。
一回戦敗退でした。

ご存知、東洋大姫路は私学の野球名門高校で、名刹円教寺を持つ書写のふもとに学校があります。
円教寺は渡辺謙を世に知らしめた映画「ラストサムライ」のロケ地に撰ばれた立派なお寺です。
息子が近くに住まいしたことがあり、この高校の前を何度も通りました。


さて、どちらを応援すればいいのでしょう。

関心が無かったのではありませんか?

やっぱり、ユニホームの汚れと長く付き合っていますと、おのずから染み付くものもあるようです。


ランキングに参加しています
およろしければクリックを♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

微風

2011年07月29日 | 記事日記


 本当はもっともっと几帳面で、掃除にも意欲的だったのですが、随分適当になって来ました。
家も古くなって来て、全体がくすみ、パッとしないのも原因のひとつかも知れません。

それでも熱心に庭を掃いているとお声が掛かります。

「○さん。元気ね。感心しているのよ」高校の先輩が偶然お向かいに住んでおられて、仲良くして頂いています。

「ウォーキングの後の、この庭掃きでしょう。主人と、○さんは感心だと話しているのよ」

H先輩は誉め上手で、ちょっとしたことを認めて下さるありがたい方です。

荒れている時もあるに、綺麗になったら誉めて下さいます。
誉め上手の極意を先輩から学びます。


「○さん。ランチに行かない?近い内にあの子も誘って」

「行きます。行きます。つい先日、アタリのお蕎麦屋を見つけた所なのですよ。ソバアレルギーはありませんか?」

「無い。無い」

<あの子>も明るいひとつ年下の子で、話題の少ないわたくしも、臆することなく連れにして頂けます。

「美味しくものが食べれて、健康であればこんな幸せなことはないのよ」

さらりと激励を受けて、「よし。頑張ろう」の気持ちも湧いて来ます。


<人を明るく元気にさせる人>と言うのはおられるものですね。

「草の根栄誉賞」を差し上げたいような滋味の方は、本当の意味の憧れです。


「笑っときなさいよ。神さんは笑う子に、笑うようにして下さるんですよ」
お花の先生の言葉が耳元を撫ぜて、風になって行きました。


ランキングに参加しています
およろしければクリックを♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳴いてますね。

2011年07月28日 | 記事日記
 朝から本格的な蝉時雨が始まりました。

サラッとした風が通り抜け、夏の美点を感じるような、一日の始まりです。

朝の食卓に上(のぼ)ったものに、こんな瓜がありました。



こちらではナシュウリと言われていますが、各地で呼び名が変わる、小林旭さんの名曲「昔の名前で出ています」を思い浮かべる魅力的な瓜です。

メロンほどの喉を刺す甘さも、沈殿する匂いもなく、素朴な土で育った、爽やかな瓜です。

サクサクとした軽めの噛みごごちは、夏にぴったりの食感です。

ウォーキングに出ようと外に出たら、下さる方がありました。

嬉しいなぁ。



夏には夏にぴったりのものが、いっぱいありますね。

何やかやと言っている内に、夏も駆け足で行ってしまいそうです。

「あの暑さが良かったよね」と思う瞬間が、晩夏の頃に必ずあるものです。

シニアにとって、一番若いこの夏を「君たちには負けないからね」と鳴き叫ぶ蝉に言ってやりました。


ランキングに参加しています
およろしければクリックを♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

西へ

2011年07月28日 | 記事日記
 七月二十七日。記事日記。

朝の連続TV小説「おひさま」の、陽子ちゃんの嫁ぎ先は蕎麦屋さんですが、今日手打ちそばの美味しさに触れる機会がありました。

妹が雑誌紹介にあったお店に連れて行ってくれました。

日頃、手打ちそばを食べる事も無く、蕎麦だけを目指して専門店に入ることもなく、打ち蕎麦の美味しさを知らずに来ましたが、茹でたてストレートを顎(あご)に一発。
軽く撃沈しました。

 

一緒に来たいあの人、この人が浮かんで、久方振りに楽しい昼食でした。


「△ちゃん。ごめん。夫と約束があるの」わたくしはまたも妹の厚意を丸ごと受けて、食べ立ちで家に送って貰いました。

一時間後、今帰った全く同じ道を、今度は夫と車を走らせていました。

そこはしょこらろーずさんの暮らされる街「加古川市」でした。

わたくしの住む町、三木市の中心を流れる「美の川」がお隣の一級河川「加古川」に注ぎ込み、内海へと繋がって行きます。
豊な美しい川で、今日も大学生がカヌーのトレーニングに励む姿が見受けられました。

JR加古川駅の前に、ろ~ずさんも時々紹介される「寺家町(じけまち)商店街」があります。

夫の目指すものもこの近くにあるはずでした。

 

しっかり聞いて来た筈なのに、ナビを頑として付けないJは、案の定困っています。

「人間はね。目と耳と口があれば何処でも行けるだよ」常日頃、言い続けていることを実践して、負けず嫌いはついに見つけました。

県下にまだ二店の出店しか持たないという、衣料販売店です。

ユニクロに類似した店舗でした。一人で衣料が選べないJは、わたくしをスタイリストにして、何点かの物を選びました。

高倉健のまたいとこくらいの男前なのですが、いまいちパッとしないのはどこが悪いのでしょう?

服を着こなそうとする意識が薄いのだと思います。

まぁ、値段が値段ですし、Jの出費ですので、今日のところはこれくらいに。

 

西向きの同じ道を行き来する、稀な一日が終わりました。


ランキングに参加しています
およろしければクリックを♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2011年07月26日 | 記事日記


 頂いたお花を早速水あげしました。

一種活けですが、大変豪華な物になりました。

当市のある地域では菊の栽培が盛んです。土曜市では飛ぶように菊花が売れています。

この菊もJの先輩の、奥様のお里で栽培された物でした。

必要に迫られて、量販店で仏花用として菊を買いますが、どこが違うかと言いますと葉の勢いが違います。

生け花で菊を扱う時は出来るだけ、ハサミを避けて手で手折りますが、新鮮な物はいとも簡単にパキッと折れます。

久方振りにその新鮮さを楽しみながら挿しました。

家に花が入ると、パッと周りが明るくなります。

花の力を感じながら、惜しげもなく与えて頂ける友情に、そっと手を合わせる思いです。

少しでも長持ちさせる為に、塩素系の漂白剤を少し入れました。


ランキングに参加しています
およろしければクリックを♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不思議なおはなし

2011年07月26日 | 記事日記
 むかし、むかしの物語。
村の貧しい青年が、ワラッコ一本で長者さまになるお話しがありましたね。

「○ちゃん。タコを三匹頂いたよ。楽しみに待っててね」

家の貧しいJさんは、頂き上手の恵まれ者で、外に出ると何がしかの物を頂いて帰ります。

今日はタコだと言うので楽しみに待っていました(笑)

「ただいま。○ちゃん。あのね。タコがキクになったよ」


先輩とばったり会ったJさんは、菊の花を持って帰るように言われ、お礼にタコを置いて来たそうです。

あれっ。一匹残ってる。そうね。味見をして、タコを下さった後輩にお礼を言わなければね。

村の貧しい青年はワラを持っていたけれど、Jさんは何も持っていない。

笑顔ひとつで、恵まれ長者になるのでした。

  



ランキングに参加しています
およろしければクリックを♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏のお嬢さん

2011年07月24日 | 記事日記
 暑さが戻って来ました。

庭に畑にも、こんな夏のお嬢さんがいましたよ。

薄黄色の帽子が似合うオクラのクーちゃん。



夏の宝石を身に付けたジュズサンゴのサーちゃん。



榊原郁恵ちゃんの歌う「夏のお嬢さん」はアイスクリームが好きでしたね。

夏ボケでそんなことを思っていましたら、届きましたよ。

北海道が発祥の「伝助スイカ」。

大きいなぁ。

工夫して冷蔵庫に入れました。



近隣の生産者の方から毎年分けて頂くのですが「今年は甘みが・・」

ほんとだ。少し足りない。まぁいいか。


好物のウナギを食べ損ねて、少し機嫌の悪かった、昔の夏のお嬢さんは、二番目に好きなスイカにターゲット絞ります。

ナンバー・ワンより、ナンバー・ツーが、以外といいのを知っているから


ランキングに参加しています
およろしければクリックを♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日々是好日

2011年07月22日 | 記事日記
 神戸直撃と、我が家では大騒ぎをした台風6号でしたが、徳島を直角に進路を右に取り、和歌山を抜けて何処かへ行きました。

こんな鋭角な曲がり方も記憶では珍しいなぁと思います。

家の中に非難させた鉢植えも、入れる時は二人でしたが、出す時は一人です。

エンヤラコラと片付けて、玄関も綺麗になりました。

 

“前より綺麗に”の、妙に辛い習性を持つわたくしは、懸命に庭を掃いていると、折り良く夫が帰りました。

手伝いを受けて、半分の時間でことが終わりました。

気温も低く、大助かりです。

 

キンウラハグサの陰で、すずめのレプリカが一部始終を見ています。


そうですね。

私の力だけではないですね。

助けて貰って、生きています。



ゼラニウムのバラ咲きが綺麗です。

 

台風一過の後の庭は、一瞬心も清めてくれるようで、すずめではなく、無心で見ている私に気付きました。


ランキング参加しています
およろしければクリックを♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

発送オーライ

2011年07月22日 | 記事日記
  

 “「この味がいいね」と君が言ったから 七月今日はトマト記念日”

俵 万智さんの短歌「サラダ記念日」を真似てみました。

先週の日曜日、裏の畑のトマトを持って、息子の家に行きました。

今年のトマトはいつものより甘いのです。

Jに「どうして?」と聞きますと、油かすが良かったのじゃないかと言うのです。
ハハ~ン。ゴールデンウィークに植え付けた時の、あの油かすが良かったんだ。

~ミセス・マジョリンに向けてレポートしたあの時の・・
マジョリンさんは女神様だからこんなところにまでご利益があるのだ!


嫁のYちゃんが、孫のHに食べさせたら「違いの分かる子」だとメールが来ました。

おかゆにトマトを混ぜたらこの笑顔です。

Jが喜んで、今日これだけのトマトを発送しました。

嬉しいですね。勝手に赤いトマトなのに、何だか嬉しい「トマト記念日」 


ランキングに参加しています
およろしければクリックを♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どうしてそんなに・・

2011年07月19日 | 記事日記
 

明朝六時<台風6号神戸上陸>と聞いた今宵、鉄砲焼きで気晴らしをしました。

あざみさんに聞いた№1の酒のアテ。



台風が来る度に、鉢を中に入れ、大変な思いをします。

「本当に?」

「絶対来るよ」

Jと二人で、飛びそうな鉢を中に入れました。

 

うっとうしくて、この作業も段々辛くなって来ます。

今は何処?

とても静かな夜なのだけれど・・



鉄砲に撃たれて、アルコールで消毒をして、Jはもう休みました。

これからの長い夜をどうしましょう。

台風の嫌いな私は、ふたつ並んだイカの写真をただじっと見ています。

 

Jのように太く逞しく生きなければ。


ランキングに参加しています
およろしければクリックを♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2011年07月18日 | 記事日記
 「会いたさ見たさに恐さを忘れ・・」そんな古い名曲の歌詞が思い浮かぶ中、夏の日差しに飛び込むように、一本目の電車を待ちました。

二本、三本とつないで、三時間後、会いたい家族のいる駅に降り立ちます。

小津安二郎の「東京物語」を彷彿させる「新版・大阪物語」が、昨日展開しようとしていました。
しかし状況は少し違いました。


長い長い地下の通路の壁に、思わず笑ってしまうポスターを見つけた時、「さすが大阪」と、うなってしまいました。

 

泣く子を見て、笑わすセンスがたまりませんね。熱気に燻(いぶ)されながらも、一気にこの駅が気に入りました。

灼熱の陽に飛び込む恐さを忘れさせたのは、このボクより、もっと小さい孫でした。

「こんにちは」
Jは孫に、初見で泣かれる洗礼を受けましたが、鼻が気に入られて、その内、顔を撫ぜ回されていました。

私は一発でこの子を昼寝に落とし、思い掛けない凄腕に自身が驚いてしまいました。

五時間の滞在でしたが、孫を持つ幸せ、家族の会話、月並み過ぎる風景を心から嬉しく思うことが出来ました。

「さようなら」
Yちゃんのさりげない気遣いで、降り立った駅まで、皆んなが一緒に来ることが出来ました。

 

「バイバイ」の意味でしょうか?息子がHを高々と掲げます。

「頑張ってね」私は心の声でシャッターを押しました。


泣いて笑って迎えてくれた駅が、今度は薄涙で見送ってくれます。

「大阪物語」はまだまだ終焉ではありません。「駅」

大阪隣市・息子住む街・某所某駅は、大切な家族の住む、私の心の最寄り駅です。


ランキングに参加しています
およろしければクリックを♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

inサマー

2011年07月16日 | 記事日記
 いよいよ盛夏に入ったことを感じさせる陽の熱さです。
こんな中でも、園芸のお好きな方は、負けずに作業に精を出しておられるのでしょうか?

少し触りたいものがあって外に出ましたが、難無く逃げ帰りました。

  

元気にしているのが、水引草です。

茎が細く長く、上に伸び始めました。可愛い小花が付いています。
名の通りユニークで、少し地味ですが、カッコいい植物です。

数種、花を触っていますが、学識も無く、分からないことがいっぱいあります。
失敗が多くてガッカリの連続ですが、花はおとなしいので好きです。

今朝も新聞に目が止まってしまいました。えっと言う驚きです。

 

「イソトマ」に毒があって、宝塚の小学三年生が、七名、病院に搬送されたと言うのです。

葉や茎から出る汁に毒性があり、触った手が目に触れ、急性角膜炎を起したそうです。

イソトマは夏花の中でも、淡い色を持ち、風にそっと揺れるような、繊細な可憐さを持つ花です。

わたくしもそんなところに惹かれて、今年も鉢植えを作っていました。
一花終わったようなので、次に備え、刈り込んだ後でした。

 

毒性の強い花だとは全く知りませんでした。
うっかり子供に触らせないのに越したことはなさそうです。

こんな調子で、以前も椿につく毛虫にやられて、かゆい発疹に町医者に駆け込んだりしました。
先先週の作業でも同じような失敗をして、両腕にいっぱい発疹を作りました。
今回は根性で治しましたが、かゆかったです

園芸に失敗談は尽きませんが、ひとつだけ「これは良かったかな」と思うことがあります。

 

一箇所、何も植えずに「作業コーナー」として残している部分があります。
ここで、古い土を落としたり、軽石を清掃したり、鉢の中の作業をするのに大変重宝しています。
周りにリュウノヒゲを植えて置き、弱りかけた所の補助に使います。
園芸は案外残土の処分に困りますが、ここではそれがありません。

何か植えたいのは山々ですが、利点のほうを優先しています。

三連休の初日が始まりました。
ちょっと楽しみなことが明日あります。
気合を入れて、頭から夏に飛び込む予定です


ランキングに参加しています
およろしければクリックを♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生かされて

2011年07月13日 | 記事日記
 

 昨夜は雨上がりの月が大変綺麗でした。

驚いて暦を見ますと、後一ヶ月足らずで立秋です。

太陽が寝静まった時間に、月は秋の準備に、自らを磨き始めました。

他力で輝いているとも思えない自律性です。

 
 

むくむくと陽が起き出しました。

今夏のお気に入りの植栽が、まぶしく光ります。

自然の中で、雨に潤い、太陽のエネルギーに生かされて、生きているのだと実感します。


午前七時。
Jはバットを一本背負って、灼熱の太陽に向かって行きました。

半生期をゆうに過ぎて少年は、今も太陽に愛され、律することを忘れずに、朗らかに笑っているのだと思います。


ランキングに参加しています
およろしければクリックを♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする