バラの住人

花弁の中の小人を探す そんな小さな日記です
もしもあなたが見つけても どうぞ秘密にして下さい(笑)

月曜便り12 「峠の向こう・結」

2011年12月26日 | 旅 紀行
 住まいする播磨は積雪は非常に珍しい事です。

雪が降ると旅行はしないJですが、十二月はまだ安心だろうという事で、ラストはお気に入りの「七釜」でと決めていました。

しかもイブの日を雪で迎えるとは、想像外の事でした。

いつもより少し遅れてJは午前六時。、雪の舞う中をウォーキングに出ました。
靴が濡れるのを嫌う夫はきっちり長靴を用意しています。素振りのバットも忍ばせています。

朝のウォーミングアップをすっかり済ませて、ビチョビチョになって帰って来ました。

そこまでしなくてもと思いますが止めません。

ところがここは温泉場。Jは冷えた体を温めるために湯場に向かいました。


「いい湯だった・・」いい顔色をして部屋に戻り、暫く転寝(うたたね)をしました。

こんなことが踏ん張り続けた長い長い男の人生の、荷の降ろし場だと、Jが自然に眠りから醒めるのを待ちました。


村一番の写真家、EiKi・Yasuda氏に今回の旅行を「楽しんでいらっしっやい」と言われていました。
氏は先般、七釜への道中にある「湯村温泉」にお出ましになり、素晴しい写真で湯村の風情をご紹介下さっています。

私は何とかしてご利用になった大きな旅館の今の状態をお見せしたくて、帰路、安物のカメラを向けていました。

 

瞬間ですので氏に笑われそうですが、わたくしのクリスマスプレゼントです(笑)

雪深い所ですが近辺の国道、県道は常に散水され、凍結予防がなされています。
しかし危険である事には違いありません。

無事帰り着いた時は安堵しました。
暫くすると「福寿荘」の女将から帰宅確認コールを頂きました。


峠を越えて、私達は今年もいつもの所へ向かいました。
来年もまた、この峠を越えて行くのでしょう。


峠の向こうに何があるのか?

・・・今かすかに分かり掛けて来たところです。

 


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元気印

2011年12月25日 | 我が家の伝言板


 全力投球、全力疾走。Jを短く捉えるならば、これしかないと言う四文字熟語です。

久しく無冠の男に、今年は栄冠が舞い下りました。

「打点王」キ、キングの誕生です。

「だめだ。二軍だからだめなんだ」

「Jさん。まぁそう言わずに、ここはおめでとう」


いつも「だめだ」と言っているので、本当にそうだと思っていました。

「努力は裏切らない」そう言っては黙々と練習をしていました。

打点王と聞いて盾をまじまじと見つめました。

「本当にそうなんだ・・・」


但馬から帰った日に納会があり、Jはこれを貰って来ました。
クリスマス寒波の今日も、チーム同士の紅白戦に出かけて行きました。
勝ったチームが負けたチームからお昼をご馳走して貰うそうです。

総勢五十数名の大所帯の野球会は、Jの第二の人生の生きがいになりました。


ヒュルゥ~
なんと厳しい風の音。
私には・・・はなから盾はいりませんから・・


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月曜便り12 「峠の向こう・序」

2011年12月25日 | 旅 紀行


 但馬がすっぽりと雪に覆われたイブの日。私達夫婦は今年最後の小さな旅を終えました。

二十三日の往路からすでに雪模様で、日本海に近づくほどに風景が白く変化して行きました。

 
 

但馬に続く長い峠、春来(はるき)トンネルを抜けると「ああ。但馬に来た」と実感します。
雪深いゆえの命名につながったのでしょうか?
「春来峠」美しい名前です。

春来を越えて、すぐ現れる「湯村温泉」を少し海の方向に進むと、楽しみにしている郷「七釜温泉」に到着します。

湯村までは大変な雪でしたが、七釜に入るとどうしたわけか雪がありません。
それは海のせいだと思いました。

 
 

いつものお宿「福寿荘」さんに到着です。

女将が朝に、雪を心配して「気を付けてお出まし下さい」と電話を下さっていました。

「お帰りなさい」いつものお出迎えを受けました。

まだ「ただいま」と言えず、「こんにちは」と言ってしまう私です。


脱ぎ散らかして、Jが一目散に湯に入りました。すっかり惚れ込んでいる湯治の湯です。
今年一年の肩の力を抜いているのでしょか?中々上がって来ません。

背中でも流してやればいいのでしょうが、わたくしも下ろしたい荷物があります(笑)
一人でゆっくりと、今年のあれこれを思い浮かべながら、暖かい湯にそれらを終い納めました。



暫くして、女将の心づくしを受けます。
お料理上手で、家でも試せそうなものも出て来て、説明を下さいますが、決して長居をされずにさっと下がられます。

聞くともなく聞いていたJの開会の挨拶の後、突然「はい。君」とわたくしにも今年の総括の場が与えられました。

Jも聞くともなく私の挨拶を聞いていましたが、どうでもいいようでした。

 

寒ブリ、トロサーモン、太刀魚の刺し身が特に新鮮なように思いましたが。
数の子もマヨワサで、正月に試して見たい一品です。

 
 

ピンクの酢の物が出て来ました。
赤大根と言う新しい品種のようで、酢に合えるとこんなに綺麗色に変わるそうです。
パリパリとして、とても美味しいものでした。

 

 

おひつのご飯、カニ汁。
効率の悪い二人客ですのに、前と重ならないように何かを工夫して下さっています。


いつもより妙に静かなJの息を、二度ほど確かめた後、七釜も見事な積雪になりました。
ホワイトクリスマスの夜明けです。



つづく・・・


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師走の風

2011年12月23日 | 記事日記
 日陰で堪(こら)える葉っぱ類にお礼肥を施して行きました。

 

「ありがとう・・」思わず声が出ます。

「ありがとう・・」植物の声がします。

花を触る一番に幸せな瞬間です。

 
 

微笑み掛ける花もいます

 
 

これで外が完了。

・・・よかった。

 

花と一緒に頑張れて、本当によかった。


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月曜便り11 「年の瀬」

2011年12月19日 | 記事日記
小鳥のポスト


12.14(水)                     12.16(金)
 
・娘から・・ちょっとドッキリ自社製品の贈り物    ・見つけた!白いのれん
12.17(土)                     12.18(日)
 
・迎春用鉢作り                      ・今日も園芸・・寒かろうとJのおでん


 土曜、日曜と寒い日でしたが、気合を入れて外に飛び出し、どうしてもやらねばならない(笑)冬の花壇の養生に取り掛かりました。



腐葉土、追い土等をして下草に防寒着を着せました。
ジャーマンアイリスにたくさんの新芽が出ていましが、これでなんとか冬場を耐えてくれると思います。



千両の実が今年は特に赤いように思うのですが、どんどんお金が出て行くのでしょうか?(笑)



一足早くお正月らしくなりました。

お正月と言えばおせちと並んで焼き鯛ですが、例年楽しみにお願いしていた魚屋さんの大将が亡くなり、今年はどこにお頼みしょうかと思案していましたら、地元の「道の駅」で、淡路島から直送の予約販売があると聞き、Jが注文に出向きました。

活け専門で「○ちゃん。いつもの値段なら小さいよ」と言って帰って来ました。
「一万円ならそこそこ大きいらしいけれど、どうする?」

大きいの、小さいのと言って盛り上がりましたが、いつもの予算で、セリ落としました(笑)
鯛は華やかで、一気にお祝い色が出て、家の者は皆喜びます。
小さくても鯛は鯛だから。と納得して内輪のお正月を待つことにしました。

ひとつひとつに今年の終(しま)いを感じます。
焦って怪我をしないように、この場において静々(しずしず)と、一日の終わりを積み重ねて行こうと考えています(笑)


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ぬくもり

2011年12月13日 | 記事日記


次の月曜日にはまだ遠く、今日は何だかとてもいい日で、ページを一枚増やしました(笑)


庁舎の向こうに沈む夕日がとても綺麗でした。

それだけでも嬉しいのに、朝から日中、夕方とありがたいことがかたまってありました。

 
 

みんな頂きました(笑)

暖かくて胸のあたりがほかほかして、背中のカイロを外しました。


「ハリハリ漬け」はJの今夜の酒のアテ。「だめだ。全部食べてしまう・・」

ネギは明日(あした)の酒の友。「う~ん。僕は意志が弱い・・」

「○ちゃんあのね。・・・ケーキが好きなんだ」

「この部屋に赤が合うよね」


突然ケーキが好きになり、名を知らぬれど色に酔い、その優しさに包まれて、Jは今宵ダンシング・オールナイトの夢の中(笑)


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月曜便り10 「なくていいもの」

2011年12月12日 | 記事日記
小鳥のポスト

12.8(木)                         12.9(金)
 
・真ん丸い庭のドウダンツツジ最後の紅葉      ・森のプーさん寝そべってそっと届いたお礼状(笑)
12.11(日)                        12.11(日)
 
・裏池に帰って来ました水鳥が・・・          ・Jの元へ何と嬉しきセコの花嫁



   

日曜日。ダイコンが食べ頃になって、貰って頂けそうなお家へお届けに上がりました。
白い宅急便です。

このダイコンに負けないくらい、白く明るくなるのを期待して、全室の蛍光灯を交換しました。
夫が間違えて、白色菅を買って来て、点灯してみても思ったような明るさがありません。

いずれ馴れるとがまんする事にします。


人生60パーセントでオールライト。 
 


進化と取るか。後退と取るか。

ぼんやりとした明かりの中で、あの40パーセントは、なくてもよかったのではないかと、ダーウィン先生と語り明かしたい心境です(笑)


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遥かなる夢

2011年12月06日 | 我が家の伝言板
伊豆は夫の仕事場でした。

東京に入り、伊豆・和歌山廻りで帰る十日の出張を退職の当月までこなしていました。

厳しい仕事でありながら、伊豆はホッと気持ちを休める場所だったようです。

「河津桜が綺麗だよ。つるし雛が可愛いよ。○ちゃんも絶対連れて来るからね」よくそう言って電話を掛けて来ました。

リタイアして暫く経った頃、お世話になった所へお礼に行こうと言って、伊豆へプライベート旅行に出ました。

わたくしも伊豆は初めてではありませんでしたが、夫が歩いた所、泊まった所、殆どをなぞって歩きました。

ブログを通してM先輩と知り合った時、伊豆に行こうと言ってくれたのは夫でした。

早速飲み干した空き缶に500円玉貯金を始めました。「夢はゆっくりあせらずに」。
わたくしも、汚い字でJが真剣に書いた貯金箱に、月が変わると何がしかのコインを入れるようになりました。

 

実現してもしなくても、楽しいイベントだと思っています。

今朝も修善寺・桂川の風情をお知らせ下さっています。Jがキャッキャッと喜びました。

「○ちゃん。これ温泉寺だよ。覚えているでしょ?エッもう忘れたの?だめだなぁ」

いつもおしゃべりですが今日は特に饒舌です。懐かしいのだろうと思います。

「○ちゃん。新井旅館の隣の喫茶店でお茶したよね」

覚えています。

船舶窓のおしゃれな喫茶店でした。

 

九州も四国も北海道も僕の回った所を皆んな連れて行ってあげると言いますが、私は伊豆で充分です。

三島大社にお参り出来れば、もう起き出さなくてもいいと思っています(笑)


 次の月曜日で、初投稿から丁度二年になります。初心は家族に向けてのブログでしたが、いつしかお友達も出来、勉強させて頂きながら、ひとつの節目を迎えました。
以後は「月曜便り」として、週一回の投稿を継続出来たらと思っています。
返品不可の恥書きブログですが、播磨の片隅でひっそりと暮らしている、平凡な家庭のドアをノックして頂けたらと思います。

ゆっくり入れた薔薇ティーをどうぞあなたとご一緒に(笑)

これまでのこと嬉しくて心より感謝申し上げます。



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月曜便り9 「撫でる手」

2011年12月05日 | 記事日記
 少し前に、仲良くして頂いているブログ友さんから、髪のことでお尋ねを頂いていました。
遅くなりましたが、そのお返事を本日少し。(笑)

わたくしは以前から、銀髪の髪のご婦人を見ると、ハッと目を凝らす癖がありました。

このような髪になるには後何年生きるのだろうとぼんやり考えていましたが、それは以外と早くやって来ました。

何が原因なのかよく分かりませんがそうなりました(笑)

六十歳までは毛染めも楽しんでいましたが、その日からピッタリ止めてみました。

地毛が現れるまで、四ヶ月ほどバンダナを巻いたり、帽子で我慢しましたが、もういいかと思った日、自然のままにしました。

それを推し量ったように、神様を常に心に抱いておられるHさんが、いつもの手作りパンを携えてお見えになりました。

「Hさん。可笑しいでしょ」

わたくしの問いに。

「○さん。素晴しい。神様から冠を頂かれたのよ。プラチナの冠よ」

そう言って誉めて下さいました。


孫のHが生まれた時、Jにも尋ねてみました。

「こんな髪だとHは寄りつかないかしら?」

「○ちゃん。大丈夫だよ。バーはいっぱい頑張ったから、神様が早めのご褒美を下さったのだと話すよ」


同窓会の時、ちょっと遅れ勝ちの私に、クラスメートのコーチャンがやって来て。

「○ちゃん。OK。堂々としていな」と言って私の背中押しました。


私はもう何処へ行くのも、誰と会うのもこのままです。

ずっと長く私の髪を触って下さっている美容師さんが、前回同じ髪色にしておられました。

私は彼に無言で電波を送りました。


<お似合いですよ>

彼の目がこう言いました。

<僕もやっと>



鏡に写った二つの冠が、何だかとても楽しそうでした(笑)


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パワー

2011年12月04日 | 我が家の伝言板
 嫁のYちゃんとご縁を頂いてから、親交を深める為に、実家のご両親と四人で、また若夫婦をまじえたりで忘年会を開いて来ましたが、この度、奇しくも孫が十二月生まれとなり、息子の家で両家が揃うことになりました。

一歳になったHを祝う為に、こちら側の祖父母は特注の(笑)一升餅と祝い饅頭を携えて、孫に会える嬉しさに胸を弾ませながら電車に乗りました。

 

三時間後。
天気を心配して、到着した最寄駅まで車で出迎えるとYちゃんが言ってくれましたが、幸いに雨は降らずに徒歩で向かうことが出来ました。

息子が心配して、自転車で荷物を取りに来てくれたのと、丁度中ほどの所で出会いました。
夫の肩がずっと下がっているのにわたくしも気付いていました。一升餅は結構重いものでした。

そして何も分からないまま、Hは人生最初の苦闘を味わう事になりました。

 

Yちゃんがオモチャで気をそらし、息子がビデオ撮影に回ります。
たくさんの手も思わず手助けに回ります。

 

H。立ちなさい。

ドタ。

 

儀式は彼を散々泣かせて終わりましたが「これでこの子は一生食べ物に困らない・・・」とYちゃんのお母さんが呟かれて感動的でした。

  


Yちゃんが作ったH用のケーキ、めったに合えない娘との再会にも目を凝らしながら、印象的な一日を持った事を感謝しました。
初めての育児に戸惑いなからも、協力して頑張ってくれた若夫婦への感謝でした。

 


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旅考

2011年12月03日 | 旅 紀行
 ひょこっと訪ねて宿泊するには余りに敷居の高い「有馬」ですが、記念のお祝い旅行でもあり、我々に似合うプランを見つけて潜入した湯浴び旅です。

山の中ほどにあるその小さなホテルにも「金泉」の湯がありました。

露天で独特の香りの湯につかりながら、何故か別れる事もなく暮らして来た夫婦を、鬼籍の母が一番喜こんでいるのではないかと、年月の重なりを、深い色を持つ湯に沈めました。

高級旅館・ホテルが多い「有馬」でこの小さな在所が生き残りを賭けて努力をされて来た事は、その提供する料理にあったのではないかと思います。

手頃な価格でありながら、見事な食膳が用意されました。

 
     
  

細工物を見るように技量が光り、季節が躍り、食材も我々のような夫婦にもはっきりと違いの分かるものが使われていました。
炙りの神戸牛の滋味、旬采の提供には、価格と良い素材との間で戦っておられる、経営者の苦闘を感じるメッセージ性がありました。

朝夕二膳の部屋食は、ゆっくりとした流れで始まり、二人と言えども毎回きっちりと宴会の挨拶をするJの言葉は、いつもより完成度が高くしんみりさせるものでした(笑)

  

一度泊まってみたかった「有馬温泉」は、こんな形で終わりましたが、深くとどまり、いまわの際にどちらかが、この日の思い出を語り出す事を楽しみにしています。

「人生は良き思い出をつくることなり」大事にして来た玉響(たまゆら)を静かに抱きしめました。


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山色

2011年12月02日 | 記事日記
 本日「有馬」の完結編を書く予定でしたが、差し色に山の色を挟みました(笑)

 

写真の腕はさておいて、目いっぱい今年のわたくしの見た紅葉を掲載する事にしました(笑)

 
 
 
 

この景色は今日訪れた「神戸市立森林植物園」の紅葉です。
今年はわたくしに五つある忘年会の、二つ目がありました。

「先輩と愉快なその仲間たち」からなる五名は食事の前にこの公園を散策する予定を組んでいました。
ナビゲーターは「先輩」です。何の先輩かは秘密に致します(笑)

 

少し寒い曇り空の一日でしたが、高い確率で降る予定だった雨には当たらず、冬枯れ直前の美しい山の景色を堪能する事が出来ました。
途切れることなく会話が続き、宴会に入ってもずっと笑っていました。

評判の中華屋さんの真ん中くらい(笑)のコース料理でしたが、何も残らず取り合いにもならず(笑)全て美味しく頂きました。

 

この間、先輩はやはりいいお話を提供して下さいます。

「TVで聞いたお話よ」と言いながら「三つのきん」のお話をして下さいました。

これからの私達にとって大事な「きん」はさてなんでしょう?

こう言って、考える時間を下さいましたが「お金のきん」と「筋肉のきん」までしかわたくしは分かりませんでした。

後ひとつはね。「近所のきん」これからはこう言うお友達の付き合いが大事なのよ。と答えを教えて下さいました。

なるほど!

これだから先輩はやはり先輩として敬まわねばならぬ。のだ。


その上、別れ際にこんな素敵な物をプレゼントして下さいました。

 

お手製の見るからに暖かそうな靴下です。こんな事が全く出来ないわたくしはもう大感激です。

足元を暖かくして、元気に師走を乗り越えようと思いました。


果たして見ると山色は・・・ぬくもり色した暖かな彩。


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有馬戦争

2011年12月02日 | 旅 紀行
 

 有馬温泉のメインストリートをくねくねと高台に上った所に、今夜お世話になる宿がありました。

すっかり間違えて入ったホテルとは比較にならないくらい小さな、いかにも「温泉宿」と言った風情のお宿でした。
私達にはこれくらいがぴったりです(笑)

 

窓から見える紅葉は、有馬の趣きを一層強くします。

「○ちゃん散歩に行こう」

夕食までまだたっぷり時間があるので、Jの誘いに素直に従いました。
外に出るとしおらしくなるのも旅行の効果のひとつだったりします。

 

何度か歩いた道ですので、今回はちょっとコジャレたお店にスポットを当てて見ました。

 
 

ブティック・喫茶店・おもちゃ屋さん。

 

オープンスタンドの立ち呑み屋さん。有馬の名産品「人形筆」のお店先。
どこかしら神戸のハイカラが存在しています。

勿論名物「炭酸せんべい」のお店も覗きました。

 

そぞろ歩いて日も暮れ掛かり、私達はいよいよ名湯「有馬の金泉」に入る為に小さなお宿に戻りました。

そして、大ホテルが居並ぶ中で、生き残って行く為に奮闘する小旅館の闘いを知ることになったのです。

つづく・・・


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有馬洋洋

2011年12月01日 | 旅 紀行
 「妻の不作は五十年。夫の不作は一生もの」と言われるセオリーに納得しながら、不作の夫婦にまた一年の年輪が重ねられました。

今年の記念旅行が「有馬」に決まって、出発までには庭の下草だけは綺麗にしておこうと、何とか頑張って目標の線まで仕上げました。

 
 

後は迎春用の植え込みをして、庭の件は終わりにしようと、気も楽になった十一月もみそかの日。車で四十五分と言う近場の神戸の奥座敷に向かいました。

先程綺麗に掃いたはずの庭に木の葉が一枚。お祝いの旅行を見送ってくれます。
何と深い色なんだろう。

 

三木市のもうひとつの隣町。かつて「日本で一番住みたい街」に選ばれた三田市を抜けて有馬に入ります。

 

色付きが悪いと聞いていた今年の紅葉ですが、街道はそれを感じさせない秋一色の趣でした。
少ししゃべっただけで、早到着です。

 

今日のお宿に向かいます。
大きなぁ。こんな大きいホテルだったの? あの値段で?

 

自宅から一番近い老舗温泉が、日本三大名湯のひとつ「有馬温泉」ですが、有馬は高い。の思いがあって、わたくし自身は訪ねることはあっても宿泊はありませんでした。

今回超格安プランを新聞で見つけて、旅行社へ申し込んで置きました

Jは接待やクラス会で、このホテルは利用したと言いながら、エスカレーターを登って行きました。


「こんにちは。○です」

    ・
    ・
「あのぉ。○様。どちらの旅行社からお申し込みでしょうか?」

「○△*☆社です」

    ・
    ・

「えっ。ありませんか?・・・(シマッタ!)あのぉ。こちらのホテルに似た名前のお宿がもうひとつありませんか?」

私は(シマッタ!)の時点で自分の間違いに気付いてしまいました。

フロント嬢は必死に断るわたくしを置いて、もうひとつのお宿に電話を入れ、予約の入っている事を確認してくれました。

「次のお越しをお待ちしております」

フロントマンもお嬢さんも深々と頭を下げ、わたくし達の記念旅行を笑顔で見送ってくれました。

あちゃぁ。
葉っぱや思い掛けない方達の見送りを受けて、私達のたそがれ旅行はいよいよその色を深めて行きました。

つづく・・・


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