バラの住人

花弁の中の小人を探す そんな小さな日記です
もしもあなたが見つけても どうぞ秘密にして下さい(笑)

酔えない夜に

2010年09月30日 | 記事日記

                  

                 

我が家の庭も秋色に変って参りました。ハナミズキにも赤い実がいっぱい付いています。コリウスが元気で、秋らしさを演出しています。

夜には照明に照らされる彼岸花が綺麗です。9月の始めは猛暑で苦しんでいたのですが、その月の最後の今日、「コタツが欲しい」なんて言っています。

夫も寒いのでしょうか?小さなビールを一缶空けただけで、後が並びませんでした。

明日はまた少し気温が戻るそうですので、爽やかな10月の始まりに期待します。

当たり前のことですが、その後2ヶ月で、「明けましておめでとうございます」なんて言っているのですね。一番若い今日をせいぜい大切にしなければと思います。

つまらないことで喧嘩をしている間に一生が終わらないように、ささやかな暮らしの中でも、小さな明かりを灯していかなくてはと思います。

                  

                 

 かぐや姫がいそうなこの庭を見ながら、ジィとバァはしみじみと、助け合って生きていこうと目と目でうなずき合いました。

いいお話ですこと。

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十三人の刺客

2010年09月28日 | 映画館便り

 わたくしに何かしらの感性があるとすれば、それは映画のお陰かも知れないと思うほど映画好きでした。

ここ暫くブログの世界に身を置くようになって、映画を観に行く機会が少なくなっているのをとても残念に思っていました。

今隣町の、明石の殿様が大変だと聞いて、封切のあくる日に全てを放り投げて、映画館に向かいました。

ああ~ッ どうでもいいのに夫も付いて来ました。

        

手に負えない殿様を、内命を受けた十三人の刺客が、参勤交代中の中仙道の、ある宿場で<お命を頂戴する>という勧善懲悪のストーリーです。

方や天下万民の為、方や殿を守るという武士道の為、延々と続く死闘は、計った人が五十分と言う長丁場です。

これでもかこれでもかというほどのスペクタルで度肝を抜きます。

ザ・ジャパンムービーの粋を行く映画に仕上がっています。

大別するとやはり娯楽映画に属するのでしょね。不必要な描写もありますが、サービスというところでしょうか?

今この悪名高き殿を擁護すべく、明石の郷土史家・愛好家がやっきになっていると聞いています。

本当にすざまじい殿様です。

これを天下のアイドル・スマップのゴローちゃんが演じています。

「いい映画だったね」 5.5% 500ml を一気飲みした夫が語り掛けて来ます。

どなたかこの夫を懲らしめる十四人目の刺客をご存知ないですか?

 

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言なき花

2010年09月27日 | 記事日記

            

 少し遅れたのでしょうか。それともきっちり合わせて来たのでしょうか。

彼岸が明けた今日、 白い衣をはぐように、秋の花火が火を灯しました。

楚々として、どこかしら佇まいが、線香花火によく似ています。

わたくしは花の魅力はしゃべらないことだと思っています。

花がしゃべるとやかましくてしかたがない。

花を見るのは、耳を澄まして、目を凝らして、花たちのメッセージを感じ取る楽しさにあると思います。

 

球根は偉いなぁ。

地下であったことを決して話さない。

咲く時に咲く。そいう態度がとても立派だ。

今年の夏もきっと何かがあったはずなのに。

白い彼岸花も何も言わない。

そして咲くのね。

 

わたくしは恥ずかしい・・・

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大事にしたいもの

2010年09月25日 | 記事日記

                 

             遠近両用                        運転用

                

            度入りサングラス                     近々両用

  驚かれましたね。

わたくしの愛用メガネと言いたいのですが、メガネ嫌いで、必要以外は掛けないでいます。

パソコンをするようになって、極端に悪くなったのが目です。

このほかに老眼鏡があったのですが、それを掛けても新聞が見辛くなって来ました。

夫も見えない見えないと言い出し、新調したのを機会に、わたくしも新しく作ることに致しました。

そこで初めて近々両用なる商品があるのを知りました。

パソコンをする者には適していると言う事で、それならばと発注し、本日出来上がったのが、下段右端のメガネです。

試しに着用して今、この記事を書いています。

遠近両用のような見辛さはありませんが、やはり自分の目で焦点を合わさなくてはなりません。

最初違和感がありましたが、時間を追うごとに楽になって来ました。

ゴルフのし易いゴルフ用なるものもあるそうですよ。

メガネやさんにも暫く行っていませんでしたが、こちらも日進月歩の世界なんですね。

手術などしなくても、目が良くなる薬などが開発されないものでしょうか。

大切でないところ等、何にひとつとしてありませんが、目は大事にしたい部分です。

パソコンも時間を決めて、目を酷使しないように気を付けたい大切な課題です。

つい夢中になってしまう魅力的な世界にいるものですから。

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お見舞い

2010年09月24日 | 記事日記

  

 僭越ですが、我が家で一番元気なものをご紹介します。

<その1> ナスビ

夏ナスを刈り込んで出来た、世に言う秋ナスが艶やかにみずみずしく、その色艶を放っています。

羨ましいとしか言いようがありません。

今まではあまり分からなかったのですが、もっちりと美味しいものですね。

浅漬けにするとその違いがよく分かります。

<その2> ミズヒキソウ

宿根草です。花が長く伸びて水引が出来そうなくらいになるので、その名が付いたのでは?と思います。

        

すっかりくたびれた住人のいる我が家で、異彩を放つ二点です。

皆様お元気ですか?

一気に寒くなりました。気温の変化は大敵です。

気をしっかり持って(笑)、深まる秋に備えられますように。

今朝は何故だか一筆啓上の心境です。

書き終えたならわたくしも、秋の支度に置いて行かれないように体を動かすことに致します。

春から夏と、

励まし続けてくれた<ゲゲゲの女房>は明日で終わりますね。

当時を知っている主婦にはホロッとするいいドラマでした。

幾多の星霜を経て、

ついに妖怪と化し、当家に住まいする<下下下の女房>は、計らずも来期に続きますが、

それなりに頑張ります。

もう上を見て、笑っているしかありませんから・・・

何卒ご自愛下さいますように。

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ヒガンバナ

2010年09月22日 | 記事日記

 ラジオのリスナーの投稿で、「今年は彼岸花を見ない」と聞きました。

昨朝のウォーキングで、少し咲きかけの彼岸花を見たところとでした。

やはり例年より遅れているように思います。

しかし、日を待たずして、間もなく畦のあちこちに、赤い花を見る事になると思います。

近年亡くなった人の魂が、ひとつひとつ咲くのだと聞いたことがあります。

何処かに母がいて、私たち夫婦を見ているのだろうか。

 

早く出て来て 笑って見せて。

わたしはここよと 首を振って。

たくさんの花の中から 貴女を見つけ出す・・・

 

家に戻って庭を見ました。

我が家には白い彼岸花が咲きます。

ずっと以前に造園屋さんが、九州から取り寄せて植え込んだものが結構増えて来ました。

やはり畦で見たものと同じ長さです。

         

突然茎が出るこの花は、季節を本当によく知っています。

葉は花が終わってから茂り、長く美しい緑を楽しめます。

スッポトに照らされる白い花は、ひと刻の神秘に包まれます。

         

                        昨年咲いたものです

長年庭に咲く、園芸用のこの花は母とは思えませんが、畦に咲く赤い彼岸花は母恋花です。

おとなしい母が、あの群れ咲く花の中にいるのかと思うと、目を凝らして母を捜します。

 

お母さん 笑って。

首を振って。

 

わたしは貴女を 見つけ出して

同じように 笑うから。

首を振って わたしはここよと答えるから・・・

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明けて9月23日(木) 昨夜の雨でウォーキングコースの彼岸花が一気に開花しました。あざみさん、しょこらろーずさん。今年の“ヒガンバナ”です。

                    

                  

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J マスター

2010年09月17日 | 記事日記

 朝夕の涼しさを感じるにつけ、なんとも暑い、長い夏を耐えていた事かと実感します。

夏の終わりは根っから主婦のわたくしには、うっかり出来ない秋の始まりでもあります。

暑さにかまけて怠ったことの汚れが随所に目立ちます。

カーテン・シーツ・カバー・クロス等は、今から洗い始めるのが、年末を楽して過ごす秘訣です。

夏枯れの庭も手入れを待っています。

裏庭には冬野菜の種まきが始まります。

夫は着々と肥料を仕入れ、その準備に余念がありません。どうやら今週末に土壌作りを始める気配です。

私も何かを始めないと・・・と、周りを見渡して、ふと目に付いたものがありました。

                  

何がきっかけだったのか思い出せないのですが、2005年頃から、休日は喫茶店のモーニング巡りを始め、2年半を掛けて100軒のお店を巡った事があります。

メニューをスケッチし、感想も書き込んで、門外不出の一冊のノートを作り上げました。

その過程でこのサイフォンを手に入れ、友人、知人、親族を招いて我が家でもモーニングの真似事をして楽しみました。

記録好きのわたくしが、そのときの様子を、お出したメニュー、テーブルに飾ったお花までイラストにして残しているのには、我ながら驚きます。

*キッチン あおばで* これも門外不出のノートになりました。

      

亡母への介添えが始まって以来、プッツリとこの事が途絶え、サイフォンも戸棚の淋しい飾り物になりました。

あの頃、夫の名前のイニシャルを取って、“J マスター”と呼ばれた男前が、秋を前に思案する、わたくしの目にチラチラと浮かんで参りました。

もう一度復活させてはどうだろう・・・

 

一夜明けて今朝のウォーキング時、夫に話掛けてみました。

「あなた。もう一度マスターやってみません?」

「?」

「もう一度豆から引いてみましょうよ」

 

何もかも面倒くさくなって来て、今はお気に入りの二軒の喫茶店を交互に、休日のモーニングを楽しむ程度ですが、秋の訪れと共に、*キッチン あおば*を開いてみたい気がしています。

「考えとくよ」

どんな答えが貰えるのか分かりませんが、J マスターを復活させるのはわたくしの気構えひとつなのかも知れません。

面倒くさい事をなにかと避けようとするのは、典型的な老いの始まりです。

「マスターの奥さん。あなたの頑張り次第よ」

                 

目をやった庭の葉先に蝶チョが止まり、そう言って、羽根を振ったのは私への応援?

イッチョウ?やってみるか!

突然やって来た、秋に乗り遅れた蝶チョが、J マスターのエプロンの色に見えなくもない・・・

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秋はまだですか?

2010年09月06日 | 旅 紀行

 「あなた。ホントに秋はまだなのかしら? 同じ行くなら、“秋はまだですか?”なんてタイトルを付けて行きません?」

「いいねぇ~ッ! 君はホントにタイトルを付けるのが上手いね」

なんておだてられて、先週末、決めていたお宿を目指して、鳥取方面に向かうことになりました。

9/4(土)  <雨女 なってもいいわ 今日くらい>

一時間半ずつ運転をして、入り組んだ海岸の、とある入り江にある小さな旅館に投宿しました。

今日の宿泊は二組ということで、もう一組の、まったく同年輩のご夫婦と、衝立を隔てて夕食を取ることになりました。

まず夫から口火を切りました。

「どちらから?」

「大阪です」

衝立がじゃまになるほどあれこれ話が弾み、途中から自然と夫婦の会話に分かれましたが、食事を終えられたようで、

「それではお先に」と言って、ご夫妻は先に席を立たれました。

後を覗きますと、ビールが一本。

あれほど仲良く、楽しそうに召し上がっていたのに一本ですか?

わたくしはカラになるたびに厨房に行かされ、

「あの~ もう一本ビールをお願いします」

これを四回繰り返し、「今日はメチャ調子がいいなぁ」と夫が言いました。

<ええ~ッ 五回目も行くの?> ギョッとしましたが、

「よし。今日はこれくらいにしとこ!」とすんなり席を立ちました。

「偉い。あなた!」

何で誉めないといけないのか、わたくしの悪い癖です。

 

“秋はまだですか?”

ありました。今日見つけた、たったひとつの秋がここに。

               

                 <天ぷらに なって出てきた もみじです>

    

                            お安い宿ですがこのほかに焼きガニが少々。

9/5(日)  <今日もまた なれそうもない 雨女>

車は海岸線を少し西へ。

やって来ました鳥取砂丘。近くの海では波乗り族が、

                      ノッテケ ノッテケ波遊び

            

                 砂丘のラクダも 汗ラクダ! (注・汗だくだ!)

            

                       砂丘は広いなぁ 大きなぁ

            

            

笑いたくないほど、秋はどこにもありません。

「あなた。だめですね。今日はどこにもありません」

「そうだね」

             ~間~

「あッ ありました。こんなところに」

「えッ どこ?」

「二人の間(あいだ)に秋風が・・・」

「またぁ。君はホントにジョーダンが上手いんだから」

ジョーダンと本気がよく分からない夫を持って、私は結構 幸せ者かも知れない。

 

“秋はまだですか?”

ええ まだでした。でも必ず多様な秋が来ますから。

そのことはシニア世代が一番よく知っているはずです。

あの熱い夏が過ぎて、今その秋を実感している私たちですもの。

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B級パーティー

2010年09月01日 | 記事日記

当地方は「セプテンバーレイン・レイン♪」と雨乞いしたくなるような、カンカン照りの9月を迎えました。

シャキッと新月を向かえたかったのですが、暑さにやられて、きのうを引きずっています。

夫がどこかから<プロの飲食店が屋台を出して、例年好評>と聞いてきて、行ってみようと誘われ、まだ日も沈まぬ刻を、トボトボと付いて行くことになりました。

市役所前には市内にある有名どころの飲食店が、ずらりと並んで軽食を販売しています。

若者がライブをやり、結構な賑わいです。

勿論飲料もあります。知り合いに出くわすのも必定です。

わたくしは今日はどうも気乗りがしなくて、「あなた。家でやりません?安くあがりますよ。うちもビールは冷えてますし」

「うん。そうだね!」

ビールと聞けば俄然素直になる夫を連れ戻すのは、いとも簡単なことでした。

場所を選ばないありがたさです。

ざっと見繕って持ち帰ったのがこちらです。

         

汗を流してさっぱりとした夫の登場を待って、さあ、B級グルメが揃った、B級パーティーの始まりです。

いつもの癖で名前を付けることから始まります。

夫も心得たもので「残暑お見舞いパーティー」「いつまでも暑いねパーティー」など色々言っておりました。

いつもならダメだしも出来るのですが、わたくしは暑さ負けで無抵抗で、夫もメンドクサイと言って、簡単に「暑気払いパーティー」に決まりました。

さすがお味はプライドでしょうか、屋台のAランクです。

いつもいつもふたぁりで、寝ても醒めてもふたぁりで、「気楽でこれが最高!」と喜ぶ夫を見ながら、「B級パーティーはだらけるのよねぇ」とわたくしは心でつぶやいて早めに切り上げました。

夫のひとりパーティーが終わらぬ間に、さて、ブログの記事でも練りましょうか。

少しでもスイッチが入りますように。

9月がいい月でありますように。

 

今夜の月は傘でも被っているでしょうか・・・

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                明けて9/2(木) この事が地元紙に掲載されました

             

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