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バラの住人

花弁の中の小人を探す そんな小さな日記です
もしもあなたが見つけても どうぞ秘密にして下さい(笑)

遥かなる延長戦

2011年11月02日 | 記事日記
 バットを一本忍ばせて、夫は今期最後の試合に出掛けて行きました。
今シーズンは怪我もなく、今日を外しては無事終わりました。

「Jさん。怪我をしてはダメよ。命を掛ける事はないからね」

頑張ってね。の声掛けよりもこう言って送り出す事のほうが多くなっています。

前夜どんなに過ごしても、五時半起床。ウォーキングと素振りを欠かしませんが、Jは少しづつお爺さんになっています。
以前は鉄板のように堅かった筋肉にそれを思います。

わたくしよりはるかに若く見えますが、どこかで無理をしているのでしょうね。
ここはJの世界ですから、あぁ。と思いながらもユニホームを洗い続けています。

 

当エリア18チーム中、Jの所属する還暦野球チームは八位の成績で、来年の西日本トーナメントに出場権を得ました。
今年の近畿大会出場より、ひとつランクが上です。

中学時代は右腕が光ったJも怪我が多く、今は打者に転向して、時折代打でトーナメントを汚していますが、本人は真剣そのものです。

わたくし等は遊びなのにと懐疑的ですが、それは運動オンチの言で、皆さんも真剣なのだそうです。
ここだけの話にして下さい(笑)


さてわたくしが続けたかったもの・・


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僕の名前は「晴太」

地方の高校の一年生です。

父も母も姉も友達も、僕のことを誰も本名の「せいた」と呼びません。

「はれた」と呼びます。



今朝も三軒向こうの僕の連れ。幼な馴染の恭平が「はれたぁ」と呼んでいます。

「おっと。もうこんな時間か」僕は母さんの作った弁当を持って、握り飯を口にほうばって一目散に家を飛び出しました。

僕も恭平も野球部に所属しています。

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こんな書き出しで始まる痛快TV小説「はれた」の構想を夢想していましたが、ユニホームを洗い続けている間に、すっかり洗い流してしまいました(笑)


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