
今シーズンは怪我もなく、今日を外しては無事終わりました。
「Jさん。怪我をしてはダメよ。命を掛ける事はないからね」
頑張ってね。の声掛けよりもこう言って送り出す事のほうが多くなっています。
前夜どんなに過ごしても、五時半起床。ウォーキングと素振りを欠かしませんが、Jは少しづつお爺さんになっています。
以前は鉄板のように堅かった筋肉にそれを思います。
わたくしよりはるかに若く見えますが、どこかで無理をしているのでしょうね。
ここはJの世界ですから、あぁ。と思いながらもユニホームを洗い続けています。

当エリア18チーム中、Jの所属する還暦野球チームは八位の成績で、来年の西日本トーナメントに出場権を得ました。
今年の近畿大会出場より、ひとつランクが上です。
中学時代は右腕が光ったJも怪我が多く、今は打者に転向して、時折代打でトーナメントを汚していますが、本人は真剣そのものです。
わたくし等は遊びなのにと懐疑的ですが、それは運動オンチの言で、皆さんも真剣なのだそうです。
ここだけの話にして下さい(笑)
さてわたくしが続けたかったもの・・
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僕の名前は「晴太」
地方の高校の一年生です。
父も母も姉も友達も、僕のことを誰も本名の「せいた」と呼びません。
「はれた」と呼びます。
今朝も三軒向こうの僕の連れ。幼な馴染の恭平が「はれたぁ」と呼んでいます。
「おっと。もうこんな時間か」僕は母さんの作った弁当を持って、握り飯を口にほうばって一目散に家を飛び出しました。
僕も恭平も野球部に所属しています。
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こんな書き出しで始まる痛快TV小説「はれた」の構想を夢想していましたが、ユニホームを洗い続けている間に、すっかり洗い流してしまいました(笑)


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