3月11日

本日はジュリーの新譜「Ｐray」発売日！う～ん、やっぱりアマゾン予約は到着明日になるらしい。3.11への祈りをこめたジュリーの声、できればきょう聴きたかったですが。

本日の朝日新聞夕刊・音楽ページにジュリーの記事が載ったそうな！「沢田研二は立ち止まらない・被災地の人に歌を残せるかな」と、ジュリ友様からのメールでした。あぁ、やっぱり朝日新聞！夏からは朝日の契約してるんですけど。電話して取り寄せたかったけどきょうは夕方ばたばたしてしまって頼み損ねましたー。でもちゃんとアップしてくださってる方がいますよね。読めてよかった。お髭のない栗色ヘアーのジュリーが！探偵仕様ですね。音楽劇のこと、新曲のこと紹介されてる～！昨年はうちでとってる毎日新聞に大きなインタビュー出たのだけど。やっぱり朝日のほうがジュリー率高いのよね。

 新曲、もう聴かれた方もたくさんいらっしゃるようですね。昨日・一昨日から店頭に並んだお店もあるようだし。新曲を聴くのは待ち遠しいけれど、昨年も感じた「受け止める苦しさ」を・・またしっかり味わわねばならないのかなぁ。明日には手元に届くはずです。

 2011年の3月11日。あの日の体験は多かれ少なかれすべての人に何かを残していますよね。・・あの震災が起こるまで、自分や家族の身に災害が降りかかる可能性というものをあまり考えようとしなかった自分を思い出します。いつ地震がおきても不思議のない日本に住んでいるのに、です。千葉に来る前は静岡にいたのですが、静岡は土地柄地震への防災意識が高く、子供たちの学校でも災害時の行動・訓練など具体的指導があったようです。しかし天災はほんとうにいつ、どこに起きるかわからない・・。

あの日、私はたまたま東京に出て母と会っていたんです。地震発生時喫茶店にいて、大きなシャンデリアがぐらぐら揺れて入り口のガラス窓には亀裂が入りぞっとしました。お店にテレビがなくて、どこで何が起きたのかわからず。駅まで行ってテレビを見てやっと事の重大さを理解したものの、携帯電話も通じず公衆電話の長い列に並んでやっと家に電話。幸い子供たちはもう帰宅していて家の中も無事とのこと。ほんとうにほっとしました。が、また来るかもしれない！それに電車・・ＪＲは終日休業で駅からも追い出され自宅に帰るに帰れない。母とふたり空いていた地下鉄のホームに待機して数時間過ごしました。今でも思いだすとこわくなります。でもその程度で済んだのは幸運。その日遅く私鉄は動き出し、実家にたどり着き、そこでやっとあまりに大きな被害があったことを知って、ただただ唖然としたのです。あのときはまだ夫が千葉勤務ですぐに家に帰ってくれたのでよかったのですが今のように離れて暮らしていたら、連絡がつくまでにもずいぶんと時を要したことでしょう。お互いの安否がわからない状態というのはほんとうに心細い。

帰宅できず放り出されただけでも、こんなにいろいろ感じたのです。怖い思いをされ、大切なものをたくさん失われた方々はあのときからずっと、2年経った今もさらにたくさんの思いを抱えていらっしゃるのでしょう・・。そんな方々に何ということができない自分の歯がゆさ、後ろめたさを、昨年の「3月8日の雲」は感じさせてくれました。これはずっと忘れてはいけない思い。明日、新曲ＣＤを聴いたら・・私は何を感じるのでしょう。

今も友人が被災地となった岩手にいます。彼女は転勤先の仙台で被災し、無事であったものの大変な衝撃を受けていました。しばらくは電話したり、手紙やメールでやり取りし・・。昨年はすごく悩んだ末手紙を添えて「3月8日の雲」を送ったのです。しかしその後長いこと連絡がなく・・・私の勝手な押し付けでとても傷つけてしまったのだろうか？と心配しながらこちらからも連絡しにくくなっていました。が、昨年末、このままにしておきたくはなかったので勇気を出して彼女の好きな落花生と手紙を送りました。するとちょっと間が開いてから・・彼女からメールが！「心配させてごめんなさい。ＣＤはまだ聴いていません。いつか時が来たら聴きたいです。連絡できなかったのは夫の仕事で、復興が遅れている岩手に引越しばたばたしていたから。もう少し落ち着いたら連絡します。待っていてください。心配させてごめんなさい。」・・・けっきょく私は勝手に心配し勝手に焦って、かえて彼女に気を使わせてしまったわけで。本当に申し訳なく思いました。ただ、送った手紙と落花生が引っ越し先に転送された日が、なぜかちょうど 彼女の誕生日にピッタリ！（私は誕生日のことは頭になかったのに・・）で、そのことをとても喜んでくれたのは偶然の幸運だったようです。千葉の落花生、また送るから・・連絡待っているよ。