26日金曜日。
川越スカラ座にて上映されていた「キネマの神様」が最終日を迎えました。
劇場でこの映画を観るのは、泣いても笑ってもきっとこれが最終回!
・・ということで、やっぱり行ってきちゃいました。
この夏、封切から何度も見まくった「キネマの神様」。
・・いや、まさかこんなに行くとは自分でも思ってなかったんですけど~
初回とっても感動したのは確かだし、チャーミングなゴウちゃんにやられちゃったなとは思ってたんですが。
自分好みの映画かというとそういうわけではなかったはずなのに・・気づけば私史上最多の鑑賞。
この夏は映画館でジュリーに逢える!と、うかれちゃったのか9月までに9回も観ておりました。
9回で止めたのは、いつかロケ地川越スカラ座でやってくれたらそのときに10回目を見ようと思ったから。
そうしたらその夢は思ったより早く叶って・・
11月に、いざ!スカラ座で10回目
それをあのお席で見てみたら・・これがもう~、すっごくよかった!
まるで自分が物語の中にいて、ゴウちゃんと同じ空間で映画を観ているみたいな不思議な感覚(錯覚ですけど)を体験。
これであらためてはまっちゃいました
最終日。スカラ座では4度目、通算13回目の「キネマの神様」劇場鑑賞最終回を迎えました。
当日は仕事があって、ぎりぎりの電車に飛び乗り、本川越駅へ。
電車がちょっと遅れたので劇場まで速歩きなんとか間に合ったー。
ゴウちゃん席は当然すでに座ってらっしゃる方がいて・・ほかの席を探すも、けっこういい感じに埋まっておりました。大入りです
いざ上映開始。
・・見慣れたはずのオープニングから、話の流れも、なんなら登場人物のセリフもほとんど頭に入っております。
もう~そうれじゃ飽きちゃったでしょ?と思われそうですが、不思議と毎回見え方・感じ方が違う。
映画はライブではなく、毎回同じ映像、同じ音声を受け取ってるはずなのに、なんで毎回違った感覚になるのかな?
これは結局、受け取る側の自分の状況が毎回違うからなのでしょうね。
その日の体調とか、気分とか。
すごく集中して見れるときもあれば、ついつい途中うたた寝してしまうときもあるし、ちょっとそわそわ上の空で観てしまうときもあり。
そして劇場内の環境。
シネコンで観るときはほぼほぼし~んと静かな環境でした。
その日、そのとき、毎回見知らぬ方々と同じ空間をご一緒する劇場鑑賞。
ここスカラ座さんでは、毎回観客の息遣い、何かしらの反応があって面白かったー。
そしてこの最終日は、今まで鑑賞した中でいちばんの観客席のアツさがありました。
スカラ座さんの常連さんが多かったのでしょうか。
冒頭、ゴウちゃんが公園でほうきを蹴飛ばすところで早くも笑い声が起き、その後もいろんな場面でくすくす笑いが聴こえとっても楽し気。
いちばん盛り上がったのはゴウちゃんとユウタくんとの掛け合いだったかな?どっと笑い声があがってました。
生のお芝居だったらああいう反応があると役者さんは手ごたえがあって嬉しいだろうなぁ♪
逆に、しんみりした場面やクライマックスの表彰式の場面など、あちこちからすすり泣きも聞こえてきました。
私の前列の老紳士は眼鏡をはずして涙をぬぐっているのも見えたり。
ともすれば他人の行動、笑い声なんて気が散ってしまう・・と疎ましく思いがちなご時世ですが、この劇場の空気、感情の揺らぎはとってもあたたかくてほっとするものがあったのですよ。
なんだか劇場内全体がとても身近であったかく感じられ、ほっとするような気持ちで物語に没頭できました。
あの映画とこの映画館の相乗効果もあったのかな。
そして一番の感動はエンドロールが終わったときにやってきました。
会場全体で大きな拍手が沸き起こったのです!
あたたかく、大きな拍手が惜しみなく、スクリーンに向かって捧げられました。まるでライブ会場で感じるような劇場内の一体感でした
これはねー。すごく嬉しく、幸せな気持ちでいっぱいになりました
13回目にしていちばんじわっと来た瞬間だったし、今まで映画館で映画を観た体験のなかでいちばんの感動だったかも。
ロビーに出るとき、親子で観に来ていたらしい若いお嬢さんが「いい映画だったね」とちょっと涙声で言ってるのも聞こえ、心の内でうんうんうん!と頷いてしまった。
ほんと、いい映画の時間を味わえました。
ロビーに出ると、館長さんが帰るお客さんを見送っていたのでご挨拶。今日この日の感動を伝えることができました。
それと、何度か行くうちに顔見知りになった女性スタッフさんともお話しできて。
おふたりとも、たくさんのジュリーファンが来館して楽しそうに過ごしていたことをとても喜んでくださってました。
遠方で今回は来館できなかったけれど、いつか来たい!と思っているジュリ友さんがたくさんいることもお話ししました。
先日ご紹介したメルマガを書かれたのもこの女性スタッフさん。(ちょっとだけエキストラで映画にも登場されてるのですよ。)
「沢田研二さんってめちゃくちゃ愛されているんだな……と感じる日々です」の文章、ジュリーファンの心にすごく刺さりましたとお伝えすると恐縮しながら喜んでくださいました。
せっかくなので今回の上映にお礼を伝えるとともに、今後もジュリーの映画を上映していただきたいですというお願いも厚かましくもお伝えしました。
館長さんは「ときめきに死すとか、太陽を盗んだ男とかいいですよね。」とおっしゃってくださってたので・・ちょっとは脈ありかな?
(私は カタクリ家の幸福もこの映画館に合う!と思いますと推してしまった。)
そんなこんなお話ししていたら、なんと!「キネマ・・」ロケ時のジュリーの様子をちょっとだけお話ししてくださいました
ロケには二度(7月と12月)いらしたそうなんですが、一度目はすごく緊張感が高く集中した様子で、人を寄せ付けない雰囲気だったそう。(目に浮かぶ~)
フラッシュに載った記事でもそのように書かれていましたよね。
でも、2回目にいらしたときは1回目と比べたらずっとリラックスした雰囲気だったそうで
というのも、撮影の合間にロビーで古い映画のポスターを眺めながらなにか鼻歌を歌ってらっしゃいましたよ~♪・・と聞いてびっくり!
何を歌ってらしたのかは不明とのことですが・・ジュリーのナマ鼻歌聴けたなんてなんとうらやましぃ
ジュリー様、二度目の川越は楽しまれたのでしょうか。うなぎ(川越名物)召し上がったなぁ?
貴重なエピソード、ありがとうございました。
あれこれ話して嬉しくて舞い上がり、来秋公開の「土を喰らう十二か月」の上映もぜひー!と、言うのはうっかり忘れてしまいました。
でも、すっかりあの劇場が気に入ってしまったので近いうちに再訪するつもり。
その際にまたお伝えしようかなと思ってます♪
ロビーの売店。あちこちで売り切れちゃったキネマのパンフも販売してました。
昭和から変わらない佇まい。
帰る間際に、あのお席で一枚記念写真を撮っていただくことに。
・・手が、めっちゃ大根役者緊張しすぎです~。
お目汚し失礼いたしましたー