木のつぶやき

主に手話やろう重複の仲間たちのこと、それと新聞記事や本から感じたことを書き込んでいきます。皆様よろしくお願いします。

books73「森田療法」-岩井寛著(講談社現代新書)

2007年09月05日 20時13分27秒 | books
森田療法 (講談社現代新書)
岩井 寛
講談社

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若者向けのフリーペーパー「R25」の中の「R25的ブックレビュー」で紹介されていた一冊。
今週のテーマというのが「生きていくだけなのに なぜ難しく感じるの?」となっていて、その中で一番大きく紹介されていたのがこの本。
そのコピーは、”生きづらい現代を生き抜くための超一級の人生哲学書”とあった。
新書の帯には、”不安や葛藤を「あるがまま」に受け入れ、すこやかな自己実現を目指す - 誰もが実践できるメンタル・ヘルスのヒント!”とかなり軽めのキャッチコピー。確かに書名がかなり堅いから売る側の工夫というものなのかもしれないけど、内容は著者の熱意あふれる文体に引き込まれます。
手話通訳者統一試験をめざすような人たちにもちょっとお薦めかも。
「森田療法」というのは、神経症の治療法のことで、この本はその入門書というか広く一般の人たちに「森田療法」を知ってもらおうと書かれた本だと思うのだが、試験を前に緊張してしまくって普段の自分の力を出し切れないような人にとっても参考になる記述がいっぱいある。
すなわち「試験のビデオカメラを前にしてメチャメチャ上がってしまっている自分を「あるがまま」に受け止めつつも、手話通訳者を目指してこれまで頑張ってきた自分の想いというものを最大限に大事にして行動する(試験問題に臨む)」という考え方です。
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