観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
※無断転載は一切禁止。

「卒うた」。こういった話しって女の子好きだよねー

2010年03月07日 | 映画・ドラマ
第1夜「Best Friend」志田未来、忽那汐里
 高校3年生の高野あゆみ(志田未来)は、自分に自信がなくて告白なんて一生できないと思ってたが、自身の卒業試験と称し、最後の一歩である「告白」をしてみようと思うようになった。
第2夜「道」国仲涼子、平田満
 山崎真理子(国仲涼子)と、桜木健太(大倉幸二)は、結婚の許しを得るため、真理子の父・啓一(平田満)のもとを訪づれる、結婚には好意的な父だったが、「結婚式には出ない」と…。
第3夜「奏」北乃きい、山本裕典
 大学生の前嶋由梨香(北乃きい)と三木泰樹(山本裕典)つきあって1年のカップル。だが、三木泰樹はカメラマンとしての夢を追うためにアフリカに旅経つ。別れを告げた前嶋由梨香だったが…。
第4夜「卒業写真」長澤まさみ、増田貴久
 念願かない、ラジオのパーソナリティーとして充実していた立花仁美(長澤まさみ)だったたが、ある日、マネージャーの下村(安田顕)から、テレビのバラエティ番組のレギュラーが決まったため、ラジオの仕事は辞めてもらうと告げられる。そんな時、卒業アルバムに写るの青木剛史(増田貴久)との写真に涙が溢れ出し…。

 とにかく、色気先行OLとか学生さんには「たまんねー」ドラマだろう。あり得ないほど。っと言うかあり得ない、ロマンチック・ドラマのオンパレード、これでもか、これでもかで、「お腹いっぱい」です。
 美男美女だから観るに耐えうるが、実生活で無いって、こんなお話し。
 「Best Friend」。いるいるこういう中学生やら高校生。これも一つの青春だ。何十年か後に恥ずかしくなるけど、その時は分からないもんなんだよね。志田未来うっとうしいけど、こういうタイプもいたいた。
 「道」。唯一大人のドラマ。単純な理由でおしまいだが、親子の思いを描いていて、こういう話しなら、実際にありそうで好感が持てた。
 「奏」なんか、1年付き合って、2年離れてたら、人の思いは100%離れるし、たった2年海外で写真撮っただけで、個展開けるカメラマンってことはないでしょ! せいぜい、アシスタントだよね。
 世の中そんなに甘くない!
 「卒業写真」。自分は好きな事やってて、帰る所がほしいからって、幼なじみに、経営が上手く行かなくなった店を止めさせない。身勝手な女でも奇麗な女なら我がままが主張になるって話し。

 こういった話しで一喜一憂できる頃が懐かしいわな。でも、いい年こいてそういうやつとは関わり合いたくない。


「やまない雨はない」。絶賛、ナイスなキャスティング

2010年03月07日 | 映画・ドラマ
 1980年代、NHKの「お天気おじさん」として親しまれたお天気キャスター、倉嶋厚さんの夫婦愛を描いた同名実話エッセイ。 倉嶋さんを渡瀬恒彦、妻を黒木瞳が演じている。
 自身の癌の発覚、最愛の妻の死、鬱病を克服するまでと、人生終盤における、やむを得ないのか、または、これでもかと襲い来る不幸なのか…。現代のどの家族にもさけて通れない現実なのかも知れない。
 すべての苦悩も、「やまない雨はない」の見事なタイトルで表現している。
 何より、渡瀬恒彦、黒木瞳の主演とあれば、安心して観られる上、臨場感も十分。その上に、彼らの若かりし日を、内田朝陽、星野真里が演じるナイスなキャスティング。内田朝陽、星野真里もそのまんま年を重ねれば、渡瀬恒彦、黒木瞳になる! と自然に思えるくらいイメージがダブル。
 そもそも、内田朝陽も注目の若手の1人で、多分この人は、時代劇俳優になっていくと思われるが、演技は確か。常に役になり切っている。
 ベトナム戦争物を思わせる重い音楽と悲壮な内容を八千草薫のおっとりとした空気が最後を明るく締めくくった、