クイーンズタウンを後に、次はいよいよNZ到着初日に申し込んだミルフォード・トラックのトレッキングに行くため、その起点となるテ・アナウという町へ向かいました。この町も湖畔にある落ち着いた感じの町でした。この町ではユースホステルに2泊しました。
ニュージーランドに来て1週間余りが経ち、少し慣れてきたように思います。そして、洗濯物も溜まってきました。その時、久しぶりに失敗が待っておりました。
ユースホステルのコインランドリーで、洗濯をしようとしたのですが、洗剤を持ってきていなかったので、フロントへ行き洗剤を買おうと、その旨伝えようとするのですが、全く通じません。私は、「ドゥ ユー ハブ サム クリーニング・ソープ?」と聞いたのですが、係りの人はきょとんとしておりました。日本では「洗濯石鹸」と言う、との古風な思い込みからでた直訳ジャパニーズ・エイゴでしたが、こういう風に、勇気を絞って(必要に迫られてとも言いますが)話しかけた時に、きょとんとされるのが怖いのです。
こりゃあ困ったなあと思いつつ、いやいや、何か別の英単語があったなあと思いながら、いくつか言い換えてみたのですが、ダメでした。そのうち、困った私を見て、フロントの人も色々思案してくれているようで、しばらくして、“Detergent?”と聞き返してくれました。「そうそう、デタージェントです」と思い、「イエス、イエス」と答えました。こうして、手間取ったものの何とか洗剤(デタージェント)を手に入れ、NZへ来て初めての洗濯もすることができました。
このユースホステルでも、旅行者の便宜のためでしょう、次に立ち寄りそうな別の町のユースホステルの情報をフロント付近に掲示しておりました。たとえば、「どこそこのホステルは、何月何日は空きがあるよ」といったような情報です。そして、親切にもたどたどしい日本語で書いてあるのを見つけました。ところが、良く見ると日本語が少し変なのです。
ホテルでは部屋のベッド数に応じて、シングルとかツインとか言いますが、その時の掲示板には、日本語で「ひとつ 2. ふたつ 3」というように書いてあったのです。きっとこれは、「ひとつ⇒シングル、ふたつ⇒ツイン」だろう、つまり「シングルベッドの部屋が2部屋、ツインベッドの部屋が3部屋 空があります」ということだと思いました。
デタージェントでは敗北でしたが、シングル、ツインでは、「ワッハハ」でした。
そんな、テ・アナウの町での2日間でしたが、ここでは湖畔の洞窟に生息している土蛍を見学にも行きました。その時でしたでしょうか。その観光スポットのみやげ物屋に入っていると、女性店員がニコニコしながら、小学生らしき日本の小僧に「May I help you?」と尋ねていました。私は、「あっ これは学習しているぞ。答え方を知っているぞ」と思った瞬間、その小僧が「ジャスト ルッキング」と答えたのです。「うーん、ちょこざいな!」
また、この町に滞在中、私は生まれて初めて“ハンバーガー”なるものを食べたのです。サンドイッチやホットドッグは食べたことがありましたが、ハンバーガーは初めてでした。たしか、町の湖畔沿いにワンボックスカーで商売しているハンバーガー屋さんだったです。生まれて初めて食べたハンバーガー。とても美味しいと感じました。
≪つづく≫
ニュージーランドに来て1週間余りが経ち、少し慣れてきたように思います。そして、洗濯物も溜まってきました。その時、久しぶりに失敗が待っておりました。
ユースホステルのコインランドリーで、洗濯をしようとしたのですが、洗剤を持ってきていなかったので、フロントへ行き洗剤を買おうと、その旨伝えようとするのですが、全く通じません。私は、「ドゥ ユー ハブ サム クリーニング・ソープ?」と聞いたのですが、係りの人はきょとんとしておりました。日本では「洗濯石鹸」と言う、との古風な思い込みからでた直訳ジャパニーズ・エイゴでしたが、こういう風に、勇気を絞って(必要に迫られてとも言いますが)話しかけた時に、きょとんとされるのが怖いのです。
こりゃあ困ったなあと思いつつ、いやいや、何か別の英単語があったなあと思いながら、いくつか言い換えてみたのですが、ダメでした。そのうち、困った私を見て、フロントの人も色々思案してくれているようで、しばらくして、“Detergent?”と聞き返してくれました。「そうそう、デタージェントです」と思い、「イエス、イエス」と答えました。こうして、手間取ったものの何とか洗剤(デタージェント)を手に入れ、NZへ来て初めての洗濯もすることができました。
このユースホステルでも、旅行者の便宜のためでしょう、次に立ち寄りそうな別の町のユースホステルの情報をフロント付近に掲示しておりました。たとえば、「どこそこのホステルは、何月何日は空きがあるよ」といったような情報です。そして、親切にもたどたどしい日本語で書いてあるのを見つけました。ところが、良く見ると日本語が少し変なのです。
ホテルでは部屋のベッド数に応じて、シングルとかツインとか言いますが、その時の掲示板には、日本語で「ひとつ 2. ふたつ 3」というように書いてあったのです。きっとこれは、「ひとつ⇒シングル、ふたつ⇒ツイン」だろう、つまり「シングルベッドの部屋が2部屋、ツインベッドの部屋が3部屋 空があります」ということだと思いました。
デタージェントでは敗北でしたが、シングル、ツインでは、「ワッハハ」でした。
そんな、テ・アナウの町での2日間でしたが、ここでは湖畔の洞窟に生息している土蛍を見学にも行きました。その時でしたでしょうか。その観光スポットのみやげ物屋に入っていると、女性店員がニコニコしながら、小学生らしき日本の小僧に「May I help you?」と尋ねていました。私は、「あっ これは学習しているぞ。答え方を知っているぞ」と思った瞬間、その小僧が「ジャスト ルッキング」と答えたのです。「うーん、ちょこざいな!」
また、この町に滞在中、私は生まれて初めて“ハンバーガー”なるものを食べたのです。サンドイッチやホットドッグは食べたことがありましたが、ハンバーガーは初めてでした。たしか、町の湖畔沿いにワンボックスカーで商売しているハンバーガー屋さんだったです。生まれて初めて食べたハンバーガー。とても美味しいと感じました。
≪つづく≫