かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(18:シンガポール編・後編)

2008-06-25 11:30:21 | 旅行
ホテルのバーで声をかけてきた女性は、ニュージーランド人とのことで、オークランドからの機内で私を見た、と言うのです。彼女の顔をみると、確かに私も見覚えがありました。私の反対側の窓の方で、ひとつかふたつ後方の座席に、彼女はいたように思いました。そんな話題から始まり、この後彼女と結構会話をしました。大体、ニュージーランド旅行で訪れた町の印象などを話したと思います。もちろん英語です。
 彼女は、いとこがロンドンに住んでいるので、自分もこれからロンドンへ行って仕事をするのだと言っていました(仕事内容は忘れました)。

そのうち、話も弾んだところで、私は勇気を出して、彼女のロンドンでの住所を教えてくれないか?と尋ねたのです。 ≪何ということでしょう!≫ 当然彼女は、「なぜ住所を知りたいのか?」と私に聞き返しました。私は、「自分は英語が出来ないので、貴方と文通して英語を上達したいからだ」と答えました。すると、彼女は納得して、紙に住所を書いて渡してくれました。
この時の自分の心境に嘘はなかったのですが、日本に帰ってから、仕事に追われる毎日となり、結局彼女には一度も手紙を書いておりません。ごめんなさい。m(__)m 

こうして、思わぬ出会いがあったシンガポールも夜が更けていきました。
・・・余談:そういえば昔、橋幸夫と由美かおるの映画で『シンガポールの夜は更けて』というのがあったような気がするなあ。同名の唄もあったような?・・・

翌日、私は特に予定もなく、A君が買物をするというので、彼に同行することにしました。結局、B君は朝早くにこのホテルを出て、一人で安い宿を探しに行ったとのことでした。

シンガポールの街は、とてもきれいでした。しかし、高いビルが立ち並ぶメインの通りから少し外れると、低所得者層の住宅街といった雰囲気のみすぼらしい家屋もたくさんあったように思います。そして、この国は経済発展には力を入れているが、その分貧富の差が大きいのかも知れないなあ、それに伝統文化というものがないように感じました。
A君が彼女へのお土産をという、買物に付き合ったり、市内を散策したりしました。有名なマーライオンも見に行きました。


そして、昼はマクドナルドへ入ったのですが、私はマックへ入ったのは、この時が初めてでした。
そんなA君と私が同じ感想を持ったことがあります。それは、「女性は東アジア人が一番きれいだね」という印象でした。数ヶ月間ニュージーランドにいた彼と、1ヶ月弱NZを旅行した私との、奇しくも一致した意見でした。シンガポールでは、いろんな国柄の顔形をした人が多かったですが、やはり中国系アジア人が多数のようで、街行く大勢の女性を見ながら、先ほどの結論に至ったわけです。

 夕食は、ホテルの近くにあった広い屋台で、中華料理とビールを美味しくいただきました。
そして、翌日飛行機で日本に帰り、私の初めての海外旅行は終わりました。