かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(16:ニュージーランド編-最終章)

2008-06-17 10:19:00 | 旅行
初めての海外旅行の最終訪問地、オークランドではどこのホテルに泊まったのか記憶がありません。そして、特に観光というようなこともなく、市内を少し散策したくらいではないかと思います。オールブラックスのユニフォーム(黒いポロシャツ)を買ったことと、あの有名な日本人が経営するというOKギフト・ショップがあったなあ、という程度の思い出しかありません(そういえば、カナダのナイアガラの滝の傍にも同じショップがあったなあ)。

この町で1泊だけした翌日、いよいよニュージーランド滞在最後の日となりました。おりしも12月25日でした。
クリスマスの日がこんなにも惨めな日になろうとは、思いもよりませんでした。朝食はホテルで摂ったのですが、ホテルから1歩外にでれば、全ての店が閉まっています。「なにー これじゃあ昼飯も食えそうにない」という危機感を目の当たりにしました。
 徹底しておりました。たとえば、日本であれば、いくら元日でも少ないとはいえ、どこかのお店、コンビニが開いているのではないでしょうか。とにかく、昨日までの町の様子が嘘のように変わっておりました。食べ物屋といわず、あらゆる店が閉まっているのです。これには参りました。
クリスマスのオークランド、旅行者には素っ気ないものでした。


≪クリスマスのオークランド市内の一角≫

ということで、この日は15:15発の飛行機で、帰路シンガポールへ向かうことになっていたので、この時点でまだまだ時間があったのですが、街の中にいると食べ物にありつけそうにないと悟った私は、「空港ならレストランが開いているだろう」と、やむなく空港へ向かいました。そして、空港のレストランでビールなどを飲みながら時間を過ごしたと思います。
   
飛行機は予定通り出発し、また来たいなあと強く思いながら、4週間近い初めての海外旅行のひとコマひとコマを思い出しながら、機内でくつろぎました。
飛行機がオーストラリアの上空にさしかかってしばらくすると、窓から見える大地が赤くなり、少々驚きました。きっと砂漠なのだろうと思いました。しばらく眺めていたかったのですが、客室乗務員がやって来て、窓のブラインドを閉めるようにと、注意されました。皆さんが寝ているからでしょうか、映画を始めるからでしょうか。外の景色が見られなくなることがとても残念でしたが、従わざるを得ません。
飛行機は一路シンガポールを目指しております。


≪オーストラリアの赤い大地≫

ニュージーランドの旅はこれでおしまいです。でもこの旅には続きがあります。安い航空券ということで、帰りもシンガポールで乗り換えです。しかも、航空便の都合で2泊しなければなりませんでした。しかし、初めての海外旅行の私には、それは願ったり叶ったりのことです。
 というわけで、次回はシンガポールでの思い出です。


≪ニュージーランド全行程≫

 ニュージーランド編、思い出しながら、長い間だらだらと書きましたが、ご訪問ありがとうございました。