かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

多分ボケ

2008-06-21 11:21:25 | 田舎の生活
 昨日は、朝方は雨が止んでいたものの、その後ずっと降り続き霧に包まれた。今日も雨こそ降っていないものの、どんよりとした雲に覆われて、空気中には水分いっぱいという感じで、霧が出ている。

そんな中、我が家の菜園の端っこに、今頃桃くらいの大きさの実をつけている植物がある。見た目は何やら食べられそうな感じがするのだが、触るととても硬くて、食べたことはない。この植物、春には品のある可憐な感じの桃色の花が咲いていた。そんなわけで、昨年から、この木は何だろう?と気になっていた。




   ≪春咲く花≫

 あてずっぽうに、カリンなのだろうか?と思って調べてみると、木の高さや実の形などが違っている。カリンはバラ科ボケ属とのことで、それならばボケではないだろうかと調べてみると、どうもボケのようだ。いやきっとボケの木に違いないと思えてきた。

 ボケとは、なんとも不名誉な名前だが、この名前の由来は、中国名の木瓜(ぼっけ)と古名の毛介(もけ)の音が混在し変化したものだとの説があるようだ。
そして、カリンと同じように果実酒になるようで、ボケ酒は疲労回復、暑気あたり、咳に効果的とのことである。カリン酒は飲んだことがあるのだが、ボケ酒は飲んだことがない。それでも、その昔、楊貴妃も愛飲していたという伝説があるそうだ。
 「それならば」と、ボケ酒を作ってみようと思うのだが、いつ漬け込めば良いのかわからない。ネットで調べてみると、「黄色く熟したものを漬ける」とあったり、「実が緑のうちに漬ける」とあったりする。
そして、輪切りにするとか、切らずに丸ごと漬け込むとかある。この場合は、熟成日数や酒の濁りの有無に影響が出るようなので、それほど気にすることはないだろう。また、ボケの実1kgに対する砂糖(グラニュー糖または氷砂糖)の分量についても、それぞれのHPなどで、400g~100gとばらつきがある。この場合は、出来上がったボケ酒の味に違いが出るのだろうから、好みと言うことになるのだろうか。

 昨年、我が家のこのボケの実が黄色く熟した記憶がなく、青いままいつのまにか落ちてしまったような気がする。今現在は、一部に少し赤味がさした実もあるけれど、ほとんどが青々(正確には緑々)としている。それでも、30個以上の実をつけているので、十分に果実酒が出来る量だと思う。
梅酒は、まだ梅の実が青いうちに漬け込んだので、ボケの場合も今漬け込んでもよさそうに思えるのだが、もう少し様子を見ることにしよう。
 どなたか、ボケ酒の漬け時、砂糖の分量などについて、初心者に適切なアドバイスをお願いできないでしょうか。