かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

ビワの季節

2008-06-13 13:16:32 | 田舎の生活
 今日は、朝から強い陽射しが照りつけて、今年一番暑いように感じる。予報では、しばらく好天が続くようで、梅雨の中休みといったところだ。
そして、この時期になると実が熟すのがビワだ。この地区でもあちこちにビワの木があり、黄色くなってきている。美味しそうなので、黙って少し頂いた。言い訳をすると、これらの木のある場所の地主が分からないし、道沿いに生えているので、誰のものでもないような気もする。それになんと言っても、誰にも食べられずに腐って落ちてはもったいないと思う。子供の頃は、こうやってあちこちの野生の木の実や果物をとっては食べたものだ。



 こっそり頂いたのは、お店で売っているものよりも小ぶりであった。小さいので皮をむくのも面倒で、私はガブッとかじりつき、種と皮を出して食べた。まだ少し熟し方が足りないのだろうか、ほんのり甘いくらいだった。奥さんは、ビワは甘すぎないので好きだと言いながら、丁寧に皮をむいて食べていた。

ところでこのビワ、中国大陸から渡来したとする説と、日本の自生種とする説があるようで、奈良時代の遺跡から、野生種のビワが出土しているとのことである。
我が地区のビワは、野生種なのだろうか、それとも誰かが持ち込んで植えたのだろうか?